フィリピン留学は、英語力向上だけでなく、異文化での生活そのものが大きな学びの機会となります。
しかし、日本とは異なる生活習慣やインフラ環境により、事前の知識がないと小さなストレスが積み重なりがちです。

ここでは、電気・水・交通から現地でのコミュニケーションまで、「これだけは知っておきたい」生活の知恵を網羅しました。
出発前に一読するだけで、現地での適応スピードが格段に上がるはずです。

まず押さえるべき「フィリピン生活の基本」

ビーチでリラックスしながら会話を楽しむ女性二人

フィリピン時間|時間感覚の違いを知っておく

フィリピンには「フィリピンタイム」という、時間に厳格ではない文化があります。

約束の時間から10〜15分遅れることが普通という感覚です。
これは現地の人々が時間を軽視しているわけではなく、人間関係やその場の状況を優先する価値観の表れと理解しましょう。
語学学校の授業は時間通りに始まりますが、友人との待ち合わせや公共交通機関の遅延など、生活の様々な場面でこの文化に触れることになります。

“だいたいOK”文化

フィリピンには「Bahala na(バハラナ):なるようになる」という精神があります。
ルールがあっても、担当者によって言うことが違ったり、手続きがゆっくりだったりすることも。

  • 対策: 曖昧な返答には「いつまでに?」「誰に聞けばいい?」と具体的に確認を。
    怒るよりも笑顔で粘り強く交渉するのが、フィリピンで物事をスムーズに進めるコツです。

英語が通じる場面は多い|アクセント・言い回しの特徴

フィリピンは英語が公用語の一つで、街中でも英語が通じる場面が多いです。
ただし、アクセントや言い回しは英語圏と違うことがあります。
聞き取りにくいときは、遠慮せず「もう一回」「ゆっくり」と頼む方がスムーズです。
留学中に英語が伸びる人は、聞こえたふりをせず確認を習慣にしています。

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電気・電源まわりの豆知識

項目 フィリピン 日本
電圧 220V 100V
周波数 60Hz 50Hz/60Hz
プラグ形状 A型、B3型、C型 A型

電圧・周波数の違い|日本の家電はそのまま使える?

フィリピンは電圧が高めなので、日本の家電をそのまま使うと故障する可能性があります。
スマホやPCの充電器は海外対応のことが多いですが、ヘアアイロンやドライヤーなどは要注意です。
留学前に対応電圧を確認し、必要なら変圧器を検討しましょう。

コンセント形状いろいろ|変換プラグは「複数タイプ対応」だと安心

フィリピンのコンセントは、日本と同じAタイプが主流です。
そのため、形状だけで見れば日本のプラグをそのまま差し込める場合が多いです。
ただし、場所によってはB3タイプやCタイプなど、他の形状が使われていることもあります。
寮やホテルで差が出るため、Aタイプ以外の形状に対応できる変換プラグを一つ持っていくと安心です。

停電に備える|“ライト・電源・通信”の3点を用意

フィリピンの現地では、停電が起きることがあります。
長時間でなくても、夜に起きると不便です。
準備としては、ライト・電源・通信の三点を意識すると安心です。

  • モバイルバッテリーは「容量」より「普段使いの回しやすさ」

    大容量があれば安心ですが、重すぎると使わなくなります。
    普段持ち歩けるサイズを選び、日常的に回す方が結局便利です。
    留学中はスマホが地図・連絡・支払いの中心になるので、バッテリー切れだけは避けたいところです。

  • 延長コード・タコ足があると便利

    寮の部屋は、コンセントが少ないことがあります。
    延長コードがあると一気に快適になります。
    複数人部屋なら特に重宝します。
    ただし安全面から、熱を持ちやすい使い方は避けましょう。

水・トイレ・お風呂の事情(日本との違い)

キッチンの様子

水道水は基本そのまま飲まない|飲料水の買い方・選び方

フィリピンの現地では、水道水をそのまま飲まないのが基本です。
うがいや歯磨きの際も、念のためミネラルウォーターを使うことをおすすめします。
飲料水はペットボトルやウォーターサーバーを利用します。
留学中は最初の数日で水の買い方を確立すると、生活が安定します。
氷入りの飲み物が不安な人は、最初は避けて様子を見るのも手です。

シャワー事情|「お湯・水圧・水質」の3大ポイント

フィリピンのシャワー環境は、日本の「追い炊き付き・高水圧」な環境とは大きく異なります。
到着したその日に慌てないよう、以下の3点を押さえておきましょう。

  • お湯の温度と安定性

    フィリピンでは、タンク式の電気湯沸かし器がシャワーヘッドの横に設置されているのが一般的です。

    • 温度: 日本のような「熱々の安定したお湯」ではなく、「ぬるま湯〜温かい」程度の温度が限界であることが多いです。
    • 安定性: タンクの容量が小さいと、数分で水に戻ってしまうことがあります。
    • 対策: 髪を洗う間はこまめに止めるなど、お湯を節約しながら使うのがフィリピン流です。
  • 水圧|日本ほど「勢い」はない

    フィリピンでは日本ほど水圧が強くありません。
    特に、全生徒が一斉にシャワーを浴びる「朝の準備時間」や「門限直後」は、さらに水圧が下がることがあります。

    • コツ: 水圧が弱いと感じたら、ピーク時間を30分ほどずらして利用するだけで、快適さが変わる可能性があります。
  • 水質(硬水)|髪のキシキシと肌荒れ対策

    意外と知られていないのが「水質」の違いです。
    フィリピンの水はミネラル分が多い「硬水」です。

    • 影響: 石鹸やシャンプーが泡立ちにくく、洗髪後に髪がキシキシしたり、肌が乾燥しやすくなったりします。
    • 対策: 現地の水に合った「現地販売のシャンプー」を使うか、日本から「ヘアオイル」や「保湿力の高いトリートメント」を持参することをおすすめします。

トイレのポイント|紙が流れない・備え付けがない前提で準備

  • トイレットペーパー/ウェットティッシュ携帯が便利

    フィリピンの配管は細いため、トイレットペーパーを流すと高確率で詰まります。

    • ルール: 使用済みの紙は、便器横のゴミ箱に捨てます。
    • 携帯必須: 公共のトイレには紙がないことが多いため、外出時は常にポケットティッシュを持ち歩きましょう。
  • 公衆トイレは少額の利用料・ティッシュ販売があることも

    モールや市場では、トイレが有料だったり、入口で小銭が必要なことがあります。
    留学中は小額紙幣やコインを少し持っておくとスムーズです

洗濯・掃除・虫対策|快適さを上げるコツ

洗濯の様子

洗濯は「外注 or 寮サービス」で手間が減る

フィリピン留学では、寮のランドリーサービスがある学校も多いです。
外注が安い地域もあります。
自分で洗うより学習時間を確保したい人は、サービス利用が費用対効果の高い選択肢となります。

乾きやすいが臭いに注意|湿気・汗・生乾き対策

暑いので乾きやすい一方で、汗と湿気で匂いが残りやすいことがあります。
対策は、速乾素材を選ぶこと、洗濯後すぐ干すこと、除湿や換気を意識することです。
留学中に服が臭うと、地味にストレスになります。

フィリピンの害虫事情

南国フィリピンでは、虫との遭遇は避けられません。
しかし、適切な知識と対策があれば、部屋の中を快適に保つことは十分に可能です。

  • 虫対策

    蚊への対策|「デング熱」予防の観点からも重要

    フィリピンで最も注意すべきは「蚊」です。
    かゆみだけでなく、稀にデング熱などの感染症を媒介することもあります。

    • 対策: 網戸がある部屋でも、隙間から侵入することがあります。
      日本から「ワンプッシュ式の蚊取りスプレー」(12時間持続するものなど)を持参し、外出前や寝る前に空間にスプレーしておくのが最も効果的です。

    アリ・ゴキブリ対策|食べ残しの放置は厳禁

    現地の虫は非常に鼻が利き、わずかな食べかすにも集まります。
    特に「小さなアリ」は、PCやスマホの内部に侵入して故障の原因になることも。

    • ルール: 食べ残しはすぐに密閉(ジップロックが便利)して捨てるか、冷蔵庫へ。
    • 現地調達: 部屋で虫を見かけたら、現地のスーパーや薬局で買える「Baygon(バイゴン)」という殺虫スプレーが強力で頼りになります。

ゴミの出し方|分別より“回収のタイミング”が大事な地域も

フィリピンのゴミ分別ルールは、日本ほど細かくない(燃えるゴミ・燃えないゴミの2種程度)ことが多いですが、「いつ、どこに出すか」のルールを守ることが、部屋に虫を寄せ付けない最大のコツです。
到着初日に、寮のスタッフやルームメイトにゴミ出しの場所と時間を確認しましょう。

買い物のコツ|スーパー・コンビニ・市場の使い分け

市場の食材を選ぶ様子

大型モールは生活の拠点|日用品は基本ここで揃う

フィリピンの現地では、大型モールが生活の中心となります。
スーパー、薬局、フードコート、銀行などが揃っているので、留学中はまずモールを覚えると生活が安定します。

サリサリストア活用術|ちょい買いに便利・小銭づくりにも

サリサリストアは小さな個人商店です。水やお菓子、日用品を少量買うのに便利です。
小銭を作る目的でも使えます。
留学中に近所の店を一つ覚えるだけで、かなり楽になります。

マーケットの回り方|衛生・値段・時間帯のコツ

市場は安いですが、衛生面の当たり外れがあります。
最初は混みすぎない時間帯に行き、火が通ったものから試すと安心です。
値段交渉がある場合もあるので、無理せず相場を見ながら慣れていきましょう。

レジで起きがち|お釣りがない/袋が有料・不足/レシート確認

お釣りがないと言われることがあります。小額紙幣を用意しておくとスムーズです。
袋が足りないこともあるので、エコバッグがあると便利です。
レシートはその場で確認する癖をつけると安心です。

デリバリー&宅配|知っておくと便利な基本

フードデリバリーで料理を届けてもらう様子

フードデリバリーの頼み方|住所より「目印」

フィリピン留学の生活で最も利用頻度が高いのは、配車・デリバリーアプリのGrabと、モバイル決済のGCashです。
これらを活用することで、生活の利便性が格段に向上します。
フィリピンでは住所表記が分かりにくいことがあります。
デリバリーは建物名、近くの店、大きな交差点など、目印を添えると届きやすいです。
留学中は寮の正しいランドマークを覚えておくと便利です。

受け取りのコツ|ロビー受け取り・連絡手段・遅延も想定

寮では部屋まで届かず、ロビー受け取りが多いです。
連絡が来る前提でスマホの通知をオンにしておくとスムーズです。
遅延も起きるので、急ぎのときは余裕を持って注文します。

通販の使いどころ|日用品・ガジェット小物はオンラインが便利

フィリピンでは、東南アジアの2大通販サイト「Lazada(ラザダ)」と「Shopee(ショッピー)」が非常に普及しています。
日用品やスマホの充電ケーブル、現地のSIMカードなどもオンラインで安く揃うため、留学生活の強い味方になります。

  • 代表的なプラットフォーム

    • Lazada: 比較的配送が早く、ブランド直営店(LazMall)などもあり信頼性が高めです。
    • Shopee: 商品数が圧倒的で、Lazadaよりもさらに安いものが見つかりやすいのが特徴です。
  • 支払いは「現金引換(COD)」が安心

    日本のクレジットカードはエラーで使えないことや、セキュリティ面で不安を感じることもあります。

  • 受け取りの注意点

    寮(ドミトリー)の場合、配達員が直接部屋まで来ることはありません。

    • コツ: 配達当日にドライバーから電話やSMSで連絡が来ます。
      学校のロビーやゲート(門)まで自分で取りに行く必要があるため、アプリの通知は必ずオンにしておきましょう。
  • スケジュールには余裕を

    「注文から到着まで時間がかかる」のがフィリピン流です。

    • 目安: マニラやセブの近郊であれば3〜5日程度ですが、離島やセール期間中(11/11や12/12など)は1週間以上かかることもあります。
      「帰国間際の注文」は、受け取れなくなるリスクが高いので避けましょう。

チップ・サービス料・お礼文化|気持ちよくやり取りするために

レストランでの会計の様子

「サービスチャージ込み」か確認する習慣

レストランではサービス料が含まれていることがあります。
まずはレシートを見て確認すると、無理のないチップ習慣が作れます。

チップが出やすい場面|荷物/清掃/マッサージ/配達

ホテルの荷物運び、清掃、マッサージ、配達などではチップが出やすいです。
必須ではありませんが、良い対応を受けたときに少額で気持ちを伝える文化があります。

少額でも気持ちが伝わる|渡し方のスマートな例

小額紙幣を用意し、「ありがとう」と一言添えて渡すだけで十分です。
留学中は小額を常に作っておくと、迷わず対応できます。

コミュニケーションの小技

カフェで店員と会話をする留学生

まず覚える“便利フレーズ”|聞き返し・確認・断り方

留学中に役立つのは難しい英語より、確認と断りのテンプレです。
これがあるとトラブルが減ります。

  • 聞き取れない時のテンプレ

    「もう一回お願いします」「ゆっくり言ってください」「スペルを教えてください」。
    この三つが言えるだけで会話が回ります。

    • 「もう一回お願いします」
      One more, please? (パードン? / ワンモア、プリーズ?)
      ※"Sorry?"だけでも通じますが、"One more, please?"の方が意図が明確に伝わります。
    • 「ゆっくり言ってください」
      Slowly, please? (スローリー、プリーズ?)
      ※これに "Sir/Ma'am" を添えて "Slowly, please, Ma'am." と言うと非常に丁寧です。
    • 「スペルを教えてください / 書いてください」
      Can you spell it? / Can you write it down? (キャン・ユー・スペル・イット? / キャン・ユー・ライト・イット・ダウン?)
      ※地名や料理名など、音だけでは分からない時に非常に役立ちます。
  • 断る時のテンプレ

    • 「今は大丈夫です(結構です)」
      I’m good, thank you. (アイム・グッド、センキュー)
      ※"No" と言うのが心苦しい時に最適です。「満足しています=不要です」というスマートな断り方です。
    • 「また今度にします」
      Maybe next time. (メイビー・ネクスト・タイム)
      ※しつこい勧誘に対して「今はそのタイミングじゃない」と伝える時に有効です。
    • 「ごめんなさい、できません」
      I’m afraid I can’t. (アイム・アフレイド・アイ・キャント)
      ※単に "I can't" と言うより、"I'm afraid(残念ながら)" をつけることで、「本当はしたいけれど、無理なんです」という柔らかいニュアンスになります。

呼び方文化|Sir/Ma’am、Kuya/Ateを知ると話しやすい

SirやMa’amは丁寧な呼び方としてよく使われます。
またKuyaはお兄さん、Ateはお姉さんのようなニュアンスで、店員さんや年上に使うと距離が縮まることがあります。
留学中のコミュニケーションが楽になります。

マナー・宗教・価値観

礼拝の様子

家族・恋愛・プライベート質問が多め|答え方のコツ

フィリピンでは家族の話題が多く、プライベートな質問が出ることがあります。
嫌なら軽く笑って流すのもOKです。
留学中は無理に全部答えなくて大丈夫です。

宗教行事が生活に身近|静かにすべき場面・服装の注意

教会や宗教行事は日常にあります。
訪問時は静かにし、露出が多い服装は避けると安心です。
留学中に文化の違いを尊重する姿勢があると、人間関係もスムーズになります。

身分証・手続き系|トラブルを減らすための準備

バッグに入っている重要書類

パスポートの保管ルール|持ち歩きは“必要時だけ”

パスポートは基本は安全な場所に保管し、必要な時だけ持ち歩く方が安心です。
留学中はコピーや写真で対応できる場面も多いので、学校の案内に従いましょう。

身分証提示を求められる場面|両替所以外にもある

両替所やホテルなどで身分証の提示を求められることがあります。
コピーやスマホ保存を準備しておくとスムーズです。

学校・寮で必要になりがち|証明写真/コピー/データ保管

証明写真やパスポートコピーは学校手続きで求められることがあります。
事前に用意しておくと、留学初週の動きが楽になります。
データでも保存しておくと便利です。

入国・出国のチェック|空港で慌てないための確認ポイント

証明写真やパスポートコピーは学校手続きで求められることがあります。
事前に用意しておくと、留学初週の動きが楽になります。
データでも保存しておくと便利です。

入国・出国のチェック|空港で慌てないための確認ポイント

空港ではパスポート、航空券、送迎案内などをすぐ出せる状態にしておくと安心です。

  • 帰国時の空港税の確認

    以前は帰国時に現金で空港税(ターミナルフィー)を支払う必要がありましたが、現在は航空券代に含まれているケースがほとんどです。
    念のため、利用する空港(マニラ、セブなど)と航空会社について、事前に確認しておくと安心です。
    留学中の帰国時も同様に、書類を一箇所にまとめると慌てません。

帰国前のToDo

荷物整理をする留学生

荷物整理のポイント|液体・割れ物・お土産の匂い対策

液体は漏れ対策をし、割れ物は衣類で包みます。
お土産は匂いが移ることもあるので袋で分けると安心です。
留学の終盤は疲れているので、早めに整理すると楽になります。

空港までの段取り|渋滞・チェックイン・出国動線の見通し

フィリピンは渋滞が起きやすいので、空港へは早めに動きます。
留学中に一度、空港までのルートと時間の目安を確認しておくと、帰国日がスムーズです。

忘れ物回収|寮のデポジット・備品・鍵の返却を確認

寮ではデポジットの返金や鍵の返却がある場合があります。
最終日にバタつかないよう、前日までに手順を確認しておきましょう。
充電器や変換プラグは忘れやすいので、最後にチェックします。

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