
ハワイが、アメリカだと知ってびっくりしたことはありませんか?
私はあります!あんな遠くに離れても、ドルを使うことはもちろん、随所にアメリカ文化があることに驚きました。
同じように、本国から地理的に遠く離れている海外領土は、フランスにもあります。その名もレユニオン島。インド洋に浮かぶ、マダガスカルのそばの小さな、けれど個性豊かな島です。
その魅力あふれるレユニオン島が、どんな場所か?何が有名か?その気候や観光スポットをご紹介します!
- レユニオンとは?位置とアクセス
- レユニオン島の地理・地形
- レユニオン島の気候とベストシーズン
- レユニオン島のおすすめ観光地・アクティビティ
- レユニオン島で宿泊するならこのエリア
- レユニオン島滞在の費用目安
- まとめ
レユニオンとは?位置とアクセス
フランスの海外県、レユニオン島。まずはどこにあるのか、そしてどうやってそこまで行くのか、などの基礎情報をご紹介します。
位置とアクセス
フランス本国とは遠く離れた南半球のインド洋海上、アフリカ大陸の東に位置するマダガスカルとモーリシャス諸島に挟まれる形で、仏領のレユニオン島はあります。
沖縄の倍の広さで、海に囲まれ、活火山を含め多くの山々があり、滝や渓谷もある自然にあふれた独自性の強い島です。
フランス本国からの直行便は11時間かかり、世界一長い国内線と言われています。また、タイのバンコクや、お隣モーリシャスを経由して行くなど、いくつかのコースがありますが、日本からの直行便はありません。日本からは乗り継ぎありで、25時間から30時間程度かかります。
名前の由来と歴史
レユニオン島は、その歴史の中で4回名前を変えています。最初にフランスが正式に領有したのは1642年ごろであり、最初の名前は、当時の王朝名にちなんで「ブルボン島」と名付けられました。
その後、1793年に、フランス革命に伴い、王朝の名称を変更し、“再開、集結”という意味を持つ「レユニオン島」と、なりました。
1806年には、かのナポレオン・ボナパルトの占領下、その名にちなんで「ボナパルト島」と変更。その後ナポレオン戦争下に一時イギリスの占領下となり、1810年から1815年まで再度「ブルボン島」と名前を戻しました。
その後の1848年、正式なる王政の崩壊を受けて、フランス臨時政府が再び「レユニオン島」と命名、それが現在まで続いています。
クレオール文化
通貨はユーロ、公用語はフランス語で、レユニオン島はフランスです。けれどもその文化は、フランスを始め、アフリカ、インド、中国など多様な影響を受けて、ユニークな独自の文化を発達させました。これは、“クレオール文化”と呼ばれます。
クレオールとは、特定の人種や民族、文化ではなく、様々なルーツが混じりあって島独自の文化を示します。言語的にも、フランス語を土台に多言語と混じりあい、地元民はクレオール語を使います。
また、顕著に表れているのが料理です。レユニオン島を訪れたら、ぜひその個性豊かな、フランスでもインド料理でもないクレオール食文化を味わってください。
この、血筋よりも「今ここで一緒に生きていること」を重視する考え方、共に生きる文化が育まれている環境こそが、レユニオン島を支える素晴らしい根幹となっているのです。
レユニオン島の地理・地形
レユニオン島は、海底火山の噴火によってできた、山だらけの島です。平地は少なく、圏谷と呼ばれるえぐり取られたような谷や、活火山に死火山が形作っています。四方を海で囲まれた島国で、東側は断崖で荒れた海が横たわり、西側は比較的穏やかで楽しめるビーチとなっています。
レユニオン島を象徴する二つの火山
レユニオン島には、2つの有名な山があります。そのうちの1つは、ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズという名の、世界有数の活動頻度の高い活火山です。近年は噴火と静穏期を繰り返していますが、地震などの噴火の予兆活動はあり、この静穏期は近い将来終了するのではないかと言われています。
まるで地球上にいないのではないか、と思わせる圧倒的な自然の光景を今なお有する、一番人気の観光地となっています。もちろん危険のある活火山のため、立入禁止区域もあるので、ご訪問の際はお気を付けください。
もう1つは、島の最高峰を有するピトン・デ・ネージュです。こちらは200万年前から活動を開始し、2万年前を最後に活動を休止して休火山となっています。つまり、ピトン・デ・ネージュがレユニオン島を生みだし、ピトン・ドゥ・ラ・フルネーズが、今も島を拡大させていっていると言えます。こちらは休火山のため、山頂まで登山ルートが整備されており、登頂可能です。ぜひ、体力・気候などと相談しつつチャレンジしてみてください!
レユニオン島に刻まれた3つの圏谷
レユニオン島をさらに個性的に魅力的にしているのは、この3つの圏谷です。圏谷とは、えぐられた山が生み出す巨大な谷のことです。通常、圏谷は氷河によっておこるえぐられた谷を意味しますが、レユニオン島は亜熱帯に位置し、氷河は存在しません。活火山の噴火と崩壊によって同じような現象が起き、こちらはフランス語で“シルク”、と呼ばれます。そしてレユニオン島で有名な圏谷は3つあります。
秘境としておすすめの、車の入れない観光地“シルク・ド・マファト”。 一番有名な、美しい滝が楽しめる“シルク・ド・サラジー”。 滞在を楽しむ観光客が多くいる“シルク・ド・シラオス”。
この3つをメインとして、レユニオン島はユネスコ世界自然遺産に指定されています。どこも、一度は訪れてみたい絶景ですね。
レユニオン島のビーチ事情
元々本国フランス人にとって、南のリゾートバカンスの名所だったレユニオン島。ビーチも美しく、楽しませてくれます。東側の海岸は、バカンスとしてはおすすめできませんが、西側は温暖な気温に加え穏やかな海を楽しめます。
シュノーケリングを楽しめる波も比較的穏やかなラ・サリーヌ・レ・バン。 のんびりと泳ぐ、散策などに適している、写真映えするエルミタージュ・ビーチ。 サーフィンや海水プール完備で泳ぐのにおすすめのブー・カノ・ビーチ。
すべて西海岸で、こちらも一度は訪れてみたい素晴らしいビーチです。
ただ、レユニオン島にはサメが出没するため、対応が日本と比べると厳重です。危険な海であることを忘れずに、安全な範囲で楽しみましょう。
レユニオン島の気候とベストシーズン
そんな素晴らしい自然にあふれるレユニオン島。訪れるベストシーズンをご紹介します。
気候
レユニオン島は、南半球に位置する熱帯~亜熱帯地域です。雨季と乾季がありますが、基本的には一年を通して温暖な気候です。ところが、この島は、東西・そして標高差によりずいぶん気候の変化があります。
東海岸は、海から吹き込む貿易風の影響があり、雨が非常に多いです。その影響で、緑は濃く、滝も多くみられます。ところがその雨雲は高山に遮られ、西海岸には届きません。そのため、西海岸では晴天が多く、非常に乾燥しており、多くのビーチが存在し、海のアクティビティが楽しまれています。
標高の高い山の上は、非常に寒く、時には氷点下を下回ります。日本の山でも同じですが、山の上の天候は変わりやすく、注意が必要です。
ベストシーズン
レユニオン島は南半球に位置しているため、夏と冬が日本とは逆です。
11月~5月が、夏です。夏は雨季で、高温多湿。平均気温は25~32℃ほどです。ビーチなどにおすすめの時期ですが、台風が来ることもあり、天候が不安定です。
6月~10月が、冬になります。冬は乾季で、涼しく乾燥しています。18~26℃ほどで、海水浴には向きませんが、ハイキングや登山には適しています。レユニオン島を訪れる観光客の一番人気は冬で、7、8月となります。本国フランスの夏休みと被っていることも、人気の理由の一つです。
レユニオン島のおすすめ観光地・アクティビティ

その魅力をお伝えしてきたレユニオン島ですが、訪れるべき観光地、そして参加すべきアクティビティをご紹介します。
やはりここは外せない活火山
レユニオン島に来たならば絶対に外せないのは、やはりピトン・ドゥ・ラ・フルネーズです。他では見られない圧倒的な自然現象を、間近で見られる機会は逃せません。噴火の予兆が見られない時期に限り、火口を上から見る展望スポットまで行くことができます。
また、火口原の中を見ることも可能です。ただ、一旦噴火の予兆が現れたり、危険性が提示されたら、即時立ち入り禁止などの措置が取られます。身を守ることが第一ですね。
訪れるべきハイキングコース
えぐれた谷、圏谷の3つのおすすめコースを前述しましたが、その中でもまず真っ先に訪れるべきは、シルク・ド・サラジーです。ここは車でのアクセスも可能で、初心者でも滝や自然の美しさを堪能でき、また短いコースからあるため非常に歩きやすいです。美しい景色、圧倒される滝、そして疲れたら休めるという気軽さから、ぜひまずはシルク・ド・サラジーをおすすめします。
おすすめアクティビティ
地形を生かした、自然を楽しむ登山、ハイキングはもちろん、ビーチでのシュノーケリングやスキューバダイビングもおすすめのアクティビティです。また、キャニオニング天国と言われるほど、キャニオニングが有名です。
キャニオニングとは、装備をした上で、身体だけで川を下っていき、渓谷を滑り降りたり、滝つぼに飛び込んだりするアクティビティです。全身で自然と一体化できる、スリル満点の非常に楽しめるものです。
ボートを使って行うラフティングも、非常におすすめのアクティビティです。やはり、せっかくの自然の宝庫に来たのならば、全身に刻んで思い出にしたいものですね。訪れた際には、ぜひお試しください。
レユニオン島で宿泊するならこのエリア
レユニオン島行きを決定したら、気になるのが治安。宿泊に適したエリアをご紹介します。
安全な地域
基本的に、レユニオン島の治安は良いです。観光地でのスリやひったくりなどの軽犯罪が主であり、暴力犯罪は稀です。また、医療体制が優れていることも安心材料のひとつです。ですが、日本は世界でも治安がとても良い、と位置付けられるほどの国なので、基本的には治安が良いと言われても、気を付けるべきです。
など、基本的な自衛を忘れないようにしましょう。
それでも、都市部、観光地などは治安もよく、問題なく過ごすことができるでしょう。自分の目で見て、自分の肌感覚で、安全を意識することがとても大切です。自衛を忘れず、安心して旅を楽しみたいですね。
避けた方が良い地域
観光地、都市部を離れた郊外や、未開発地域は特に注意が必要です。観光客として、訪れるのは基本的には避けた方が無難でしょう。
レユニオン島は観光地であり、基本的に観光客を歓迎してくれているため、観光客向けの場所は安全が確保されていると思って問題はないでしょう。その囲いから出ず、島を楽しむのが大切な心掛けです。
もう一点レユニオン島の注意点としては、サメが出ることです。対策を厳重にしている安全なビーチを訪れ、海水浴や水上のスポーツ、アクティビティなどを満喫することをおすすめします。
こちらも同じように、せっかく分けてくれている安全の囲いを、決して出ることなく、安全安心に、島を楽しんでいくことが大切です。
レユニオン島滞在の費用目安
レユニオン島は離島のため、物価は少し高く感じます。大体どのくらいの費用がかかるか、まとめてみました。
渡航費
日本からレユニオン島までの直行便はありません。そのため、フランス経由か、アジア経由、またはモーリシャス経由などで行くこととなります。
費用は、往復乗り継ぎの上で、一番安くて23~33万円程度が予想されます。近年の航空券は、出発の日程やシーズンにより細かく変動するため、渡航することが決定し次第、航空券を予約することをおすすめします。
LCCと呼ばれる格安航空はレユニオン島まではないのですが、アジア圏内で利用することで価格を抑えられることもあります。ですが、乗り継ぎや荷物の扱いに注意が必要となります。スケジュールにより、どの方法が一番ストレスを減らせるのか、じっくりご検討ください。
宿泊費
レユニオン島の宿泊施設は、山小屋ならば数千円から、リゾートホテルならば豪華設備に数万円で宿泊が可能です。この幅広さが人気の一因で、目的に合わせて様々な施設を選ぶことができます。
登山者やハイカー向けの山小屋、ジットならば相部屋で3000円程度から宿泊可能で、抜群の景観を楽しむことができます。
リゾート気分を満喫したいならば、西海岸付近には多くのホテルがあり、清潔な設備を、2万円弱から味わうことができます。
コスパが良く、レユニオン島を味わいたい方には、ゲストハウスやB&Bがうってつけでバリエーション豊かに数多くあります。7千円程度から選べて、地元の方々との交流も可能です。
中長期滞在を予定している場合は、バンガローやアパートメントもあります。こちらは1室あたり1、2万円で借りることができ、お得です。
その他の費用
海での海水浴やハイキングなどに費用は掛かりませんが、シュノーケリング、ラフティング、キャニオニングなどガイド付きで参加するアクティビティは数千円から2万円を超えるくらい、プログラムによって変化があります。
安全に、最後まで旅を楽しむならば必要経費とも考えられますので、やりたいことをしっかりと考え、予算を組むことをおすすめします。希望が決まった後は、ツアーの方がむしろ割安に感じるかもしれませんね。
まとめ
レユニオン島は、ビーチリゾートを楽しむのだけでなく、「歩く」「見る」「体験する」ことを希望する方におすすめの島です。ハワイやモルディブを体験した方の、次の到着地になるべき場所です。
日本から遠く離れていますが、自然が豊かで多文化の溢れた非常に魅力的な島です。気を付けるべきことはありつつも、訪れることができたら、非常に有意義な体験になるのではないでしょうか。
航空券から宿泊先など、オリジナルのプランで費用はガラッと変化してきますが、経験したいという気持ちに妥協せず、素晴らしい旅行計画の一歩を踏みだす一助になれれば幸いです。
◇経歴
国際色豊かな環境で学び、その後ホテル業界、秘書、食品企業など様々な仕事を体験しました。
結婚・出産をきっかけに、英語を教える業界に飛び込み、現在は環境保護などのNPO法人で活動しつつ、親子から高校生、大人まで幅広く英語を教えています。
◇英語に関する資格
英検一級
TOEIC945
IELTS7.5
◇留学経験
ヨーロッパにてアメリカンスクール在学、スコットランドのエジンバラ大学に留学
◇◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
ヨーロッパで10年ほど過ごし、諸国を旅行。最近始めてアメリカにNBA見に行きました!
◇◇自己紹介
高校まで10年間ほどヨーロッパで過ごした帰国子女です!大学ではエジンバラ大学へ留学。現在は子育ての傍ら英語講師となり日々英語の奥深さを痛感しています!