
日本では、若い人なら高校卒業後は大学で勉強する人が多いですね。
日本国内の大学ではなく、海外で勉強しようと考える人もいます。
英語が得意な人なら、英米で実力を試そうという人もいるでしょう。
それにはかなりのお金がかかり、渡航費も高いです。
そこで、授業料が安く、英語で勉強できるところとして、
フィリピンの大学を検討するのはどうでしょうか。
今回は、フィリピンのセブにある
san jose recoletos(
サンホセ・レコレトス大学)の
歴史や現在の学部、キャンパスライフ、入学準備などをご紹介します。
大学の歴史と概要
サンホセ・レコレトス大学は1947年にスペインのカトリック修道会であるOrder of Augustinian Recollects(アウグスチノ・レコレト会)によって、フィリピンのセブ市に設立されました。
1984年に教育課程や施設の拡充により、大学となり、名称も「University of San Jose-Recoletos」となりました。
設立以来「慈愛と知識」をモットーとし、カトリックの教えに基づく、質の高い教育を目指しています。
在籍数は約12500人で、フィリピンでは大規模な大学です。
セブ市内に3つのキャンパスをもち、セブ島では最大規模の図書館があることで有名です。
1.メインキャンパスには大学本部のほかに人文学、ビジネス、工学、関連高度教育プログラムが集まっています。
2.バサックキャンパスでは基礎教育(初等、中等)や一部の専門科目、技術教育が行われています。
3.バランキャンパスではサテライトとして、地域住民・産業提携・技術・職業教育に力を入れています。
学部・学科の紹介

サンホセ・レコレトス大学には以下の学部・学科があります。
・教育学部
・法学部
・経営・ビジネス学部
・工学部
・情報・IT学部
・医療保健学部
教育学部
教員養成・幼児教育・特別支援教育などの教職志望者向けのコースと人文・社会科学・基礎科学を扱うコースがあります。
法学部
法曹・公共サービス・法務分野を目指す学生向けのプログラムを提供しています。
国家試験や実務研修を経て弁護士、法務関係の仕事に就くことが可能です。
経営・ビジネス学部
学士課程、修士課程、博士課程まで幅広くビジネス教育を提供しています。
会計・起業・観光・人材管理など。
経営、実務に直結した専攻がそろっており、就職・事業立ち上げを見据えたカリキュラムが整備されています。
工学部
1958年に設立され、サンホセ・レコレトス大学には古くからある学部です。
土木課、コンピューター科、電気工学科、電子工学科、産業・工業工学科、機械工学科、建築工学科があります。
産業連携が強く、学生はインターンシップや実習を経て実務スキルを身に着けることを目指しています。
情報・IT学部
コンピューター系の専門性を高めるための勉強をします。
学士・修士の課程があります。
セブのIT産業の成長を背景に、産業界との連携も視野に入れたプログラムになっています。
医療保健学部
看護、医療検査技師を目指す人のための学部。
実習・臨床・ラボ研修などの実践重視の教育が用意されています。
キャンパスライフと施設
サンホセ・レコレトス大学のキャンパスライフと施設について紹介しましょう。
キャンパスライフ
カトリックの精神を尊重するサンホセ・レコレトス大学では、生徒は非常にまじめです。
校則も厳しく、男子生徒は髭や長髪は禁止、女子はミニスカートは禁止されており、ほとんどが清楚な制服姿で登校しています。
構内では生徒IDを携帯し、革靴を履くことも義務となっています。
毎日午後3時と5時はお祈りの時間となっているため、事業中でも一旦中断して放送されるお祈りに合わせて祈りが捧げられています。
授業中は生徒たちは非常に熱心に勉強しています。
サンホセ・レコレトス大学の授業では、指導の先生が講義をするだけでなく、生徒がディスカッションに参加する形式が多いですが、生徒は積極的に発言しています。
勉強しようという意欲が高いことには学ぶべきものがありますね。
施設
サンホセ・レコレトス大学には3つのキャンパスがあります。
セブ市内のP.Lopes and Magallanes Sts.にあるメインキャンパスの建物は古風でスペイン時代の歴史を感じさせます。
バサックキャンパスはN.Bacalso Aveにあり、校舎は新しく非常にきれいです。
バランキャンパスは2009年に建てられたもので新しくてきれいです。
内部の設備も整っています。
■ 図書館
メインキャンパスにある図書館は蔵書が数万冊あると言われ、非常に充実しています。
Wi-Fiも整っており、学生たちが館内で勉強するのに大変良い環境となっています。
実際に図書館の中はいつでも満席に近い状態で、フィリピンの学生たちが、とても熱心に勉強していることがわかります。
■ 一般の教室
メインキャンパスの教室はやや古い感じです。
しかし、ホワイトボード、パワーポイント、コンピューターなど内部の設備はそれなりに整っており、勉強をするには差支えのない環境となっています。
■ チャペル
カトリックの学校ならではのチャペルもあります。
お祈りの時間には全員が祈りに参加するほどカトリックの教えが浸透しており、チャペルには多くの学生が集まり祈りに専念している様子は荘厳な雰囲気を感じます。
■ 食堂
食堂も完備されています。
学生たちはよく利用していますが、フィリピン料理のみとなっています。
母国の食事を食べたい人は、外で食べるのがよさそうですね。
入学までの準備
日本からサンホセ・レコレトス大学に入学するには次のような準備が必要です。
・入学したい学部や専攻を決める
・出願書類の提出:履歴書、成績証明書、推薦状、英語能力の証明書などを提出する。
・入学試験や書類審査・面接等を受ける
・合格後、授業料、その他の諸経費の支払いをする。 留学生の場合はビザ、学生寮や住居を探して 決定。 オリエンテーションに参加する。
・登録、授業開始。
入試の内容はIQテスト、英語テスト、エッセイなどです。
IQテストは40分で100問くらい出題されます。
主として英語の語彙、数字、図形などに関する問題が出されます。
英語テストは文法や語彙についての問題がほとんどです。
エッセイは特定のテーマについて、小論文を書く課題が出されます。
面接はこれまで学んできたことやこれからやりたいことなどを聞かれることが多いです。
場合によっては面接はないこともあります。
入試科目は変更されることが多く、出願する2か月前ぐらいに発表されることも珍しくありません。
正確な情報を得て準備する必要があるので注意してください。
大まかな目安ですが、入試受付開始は4月上旬から、入試日は4月〜8月に行われ、新学期は8月となっています。
日本の受験生にとっては、IQテストなどはそれほど難しくありませんが、英語でスムーズに答えるためには、英語の基礎力を養っておく必要があります。
日本から書類を送るには時間がかかりますから早めに準備をするほうがいいですね。
フィリピン基本概要
フィリピンで勉強しようと思うならば、フィリピンについての基本情報も知っておきたいですね。
以下に分けてご紹介します。
・地理、人口、言語
・経済や社会の状況
・教育制度、生活環境
・文化、社会的特徴
地理、人口、言語
フィリピンは東南アジアの太平洋にある島国で、7000以上の島から成り立っています。
首都はマニラで、主要地域として、ルソン島、ビサヤ諸島、ミンダナオ島などがありますが、サンホセ・レコレトス大学があるセブ島はビサヤ地域にあります。
日本からは飛行機で4時間余りと非常に近いです。
人口は約1億6千万人。
公用語はタガログ語と英語で、半数以上の人が英語を話せます。
経済や社会の状況
フィリピンは若い人が多く、都市化が進み、個人消費が堅調で、経済的にも成長しつつあります。
ただし、貧困や所得格差が大きいことや海外への出稼ぎが多いことなどが課題となっています。
教育水準は比較的高く、英語環境が整っているため、海外からの語学学校への留学も盛んです。
教育制度、生活環境
フィリピンでは、幼稚園1年、小学校6年、中学校4年、高校2年の合計13年が義務教育となっています。
大学進学率は44%とあまり高くありません。
生活環境はセブ島を含む都市部では整備されつつあり、生活しやすくなっています。
しかし、地域や島によりインフラやサービスが十分でないところもあるので、留学や定住生活をするなら、都市部やキャンパス近郊など住居、交通の便、医療機関、安全性などよく調べて確認することが重要です。
文化、社会的特徴
フィリピンはスペインが統治した時代があったために、カトリックの教えが浸透しています。
現在でも、家庭や学校、職場でも祈りの時間があります。
家族や親族のつながりも重要視され、家族のために仕事を休むことも珍しくありません。
留学や仕事などでしばらくフィリピン生活をする場合は、こうした文化的背景を理解しておくことは重要です。
英語が公用語になっているので話せる人が多く、コミュニケーションを取りやすいです。
またフィリピン人はフレンドリーで、外国人も差別することなく受け入れられています。
気候については、台風、地震などの自然災害のリスクが高く、住宅環境などにも気を付けなくてはならない場合があります。
まとめ
フィリピンのセブにあるsan jose recoletos(サンホセ・レコレトス大学)は1947年に設立された、カトリック系大学です。
3つのキャンパスを持つ総合大学で、設備も整っています。
学生はカトリックの精神に沿って、秩序ある生活をしつつ勉強に励んでいます。
日本からの留学を目指すなら、早めに準備を進めて入試に備えるのがよいですね。
国内の大学に限定せず、サンホセ・レコレトス大学を進学先に検討するのもいいのではないでしょうか。
◇経歴
高校英語教師2年、イギリス滞在1年、帰国後幼児英会話指導員10年を経験
◇資格
英検2級
◇留学経験
国内英語研修2回
◇海外渡航経験
イギリスに1年間滞在しました。幼児がいたため学校には行けませんでしたが、イギリス人の元ラテン語教師について個人的に英会話の勉強をしました。長年の夢だったイギリス生活は毎日が冒険でしたが、イギリス人の寛容さに助けられ、英語力をつけることができました。一番の収穫は、あらゆることをグローバルな視点で考えることができるようになったことでした。帰国後は在日外国人の手助けをするなど、イギリス滞在経験を生かす努力をして、自分自身も楽しんでいます。
◇自己紹介
12歳で英語の勉強を始めて以来の英語好きです。
英語の勉強にショートカットはありませんが、やればやっただけ成果が上がるのが語学の勉強です。
現在英語を勉強している人、これから本腰を入れて勉強しようとしている人たちと、私がイギリス生活で学んだことを共有し、英語の勉強の楽しさを知っていただけたら幸いです。