フィリピンの「SMモール」ガイド!それぞれのモールの特徴を紹介します!

フィリピンを訪れる際、ショッピングや観光の拠点として外せないのが 「SMモール」です。単なるショッピングモールを超えて、 映画館、レストラン、エンタメ施設が一体化した巨大複合施設であり、地元民だけでなく多くの外国人観光客にも愛されています。

「SM」とは「Shoe Mart」の略称で、もともとは靴専門店から始まった企業が、今や国内外に90以上の大型ショッピングモールを展開する巨大グループへと成長しました。SMモールは各都市に点在し、それぞれが地域のライフスタイルや観光拠点としても機能しています。

この記事では、そんな フィリピンのSMモールの歴史や特徴、代表的なモールの魅力、おすすめのショッピング体験やお土産について、詳しく解説していきます。

フィリピンのSMグループとは?

SMグループは、 フィリピン最大の複合企業体のひとつであり、 不動産、銀行、小売業、ホテル、エンターテインメントなど多岐にわたる分野で事業を展開しています。その中心にあるのが 「SM Prime Holdings」というショッピングモール運営会社です。

創業者であるヘンリー・シー氏は、中国系フィリピン人の実業家で、1958年に マニラで靴店「Shoe Mart(SM)」を開業したことが始まりです。その後、急成長を遂げ、現在では全国の主要都市を中心に90以上のモールを運営しており、「SM」と言えばフィリピン人にとっては生活の一部といえる存在です。

SMモールは 地域の雇用や経済にも大きな影響を与えており、映画館、銀行、スーパー、レストラン、子どもの遊び場などが揃った「家族で1日中過ごせるモール」として親しまれています。観光客にとっても、安心して買い物や食事ができる快適な空間として評価が高いです。

主なsmモール:SMモールオブアジア

「SMモール・オブ・アジア(SM Mall of Asia)」は、マニラ湾沿いのパサイ市に位置する、フィリピン最大級のショッピングモールです。​約43万平方メートルの広大な敷地には、700以上の店舗が並び、ファッション、グルメ、エンターテインメントが一堂に会しています。​

無印良品やユニクロ、ソニーもありますし、僕が行ったときはcoming soon状態だったのですが niko and…もあって驚きました。

特筆すべきは、フィリピン初の IMAXシアターやオリンピックサイズのスケートリンク、20,000人収容の「SMモール・オブ・アジア・アリーナ」など、充実した娯楽施設です。​また、モールの外には観覧車や海辺のプロムナードがあり、夕日を眺めながらの散策も楽しめます。

私が行ったときは、モール内のホールのようなところでバスケットボールの大会が開かれていて大盛り上がりでした。タイミングによってはイベントも楽しむことができます。

例えば下記のような施設・注目ポイントがあります。

IMAXシアター

フィリピン初のIMAXシアターでは、 超大画面で映画を楽しむことができ、観光客にも人気。

スケートリンク

オリンピックサイズのスケートリンクが常設されており、年中スケートが可能。

MOAアリーナ

スポーツやライブイベントが開催される 2万人規模の多目的ホール

ベイウォーク(海辺の遊歩道)

マニラ湾沿いの遊歩道では、 美しい夕日や週末のイベントを楽しめます。

主なSMモール:SMシティモール

「SMシティモール(SM City Mall)」は、フィリピン各地に展開するSMグループの代表的なショッピングモールブランドです。​その中でも 「SMシティ・セブ(SM City Cebu)」は、1993年にオープンしたフィリピン初の地方都市型SMモールで、セブ島のショッピングの中心地として親しまれています。​

SMシティ・セブは、 約26万平方メートルの敷地に、ファッション、家電、スーパーマーケット、映画館など多彩な店舗が揃い、地元住民から観光客まで幅広い層に利用されています。​また、交通の便も良く、市内中心部からのアクセスも容易です。

規模と立地

セブ市の中心部にあり、空港や港からの アクセスも良好

テナント数

300店舗以上が入居し、ファッション、家電、書籍、雑貨まで何でも揃う。

レストランの選択肢

ローカルフードから 日本食チェーンまで充実。フードコートも人気。

映画館&イベントスペース

最新のシネマや小規模イベントスペースもあり、 観光+余暇を両立可能。

私もセブ島に住んでいた時は近所だったので時々いっていましたが、観光客向けというよりは現地の生活に密着したローカルのモールという印象です。セブ島滞在中に一度は立ち寄る価値のある場所で、特に 買い物や両替、日用品の調達に便利です。

主なSMモール:SMシーサイドシティセブ

「SMシーサイドシティ・セブ(SM Seaside City Cebu)」は、2015年にオープンした、 セブ島最大のショッピングモールです。​約47万平方メートルの敷地には、700以上の店舗が並び、フィリピン国内でも有数の規模を誇ります。​私が住んでいた時はまだできたばかりでお店が3分の1くらいしか入っていませんでした。

特徴的なのは、円形の建物デザインと、 中央にそびえる「シーサイドタワー」です。​このタワーからは、 セブ市内や海を一望でき、観光スポットとしても人気があります。​また、映画館、ボウリング場、スケートリンクなどの娯楽施設も充実しており、一日中楽しめるモールとなっています。

シーサイドタワー

モール中央にそびえる展望タワーからは、 セブ市街とマクタン海峡を一望可能。

スケートリンク&ボウリング場

家族連れや若者に人気の エンタメ施設が充実。

ファッションとインテリア

ZARA、UNIQLOなどのグローバルブランドに加え、ローカルデザイナーの店舗もあり。

アウトドアカフェ&レストラン

屋上にはテラス席も多く、 日没を眺めながら食事を楽しめます。

モールで買いたいフィリピン土産

SMモールでは、フィリピンならではのお土産を手軽に購入できます。​特におすすめなのが、以下のアイテムです。​

ドライマンゴー

フィリピン産のマンゴーは世界的に有名で、特にセブ島産のドライマンゴーはお土産の定番です。​甘酸っぱい味わいと柔らかな食感が特徴で、SMモール内のスーパーマーケットやお土産店で手に入ります。​小分けにしやすい小さな袋のものが人気な印象があります。

また、チョコレートでコーティングされたドライマンゴーも販売されているので甘いものが好きな方は試してみてください。

フィリピン菓子

フィリピン独特のスナックや菓子もお土産に最適です。​バナナチップス、ピリナッツ、ウベ(紫芋)を使ったお菓子、ココナッツの飴やチョコレートなど、珍しい味わいを楽しめます。​これらは、SMモール内の食品売り場や専門店で購入できます。​

伝統工芸品や雑貨

「Kultura Filipino」などの店舗では、フィリピンの伝統工芸品や雑貨を取り扱っています。​手織りのバッグやアクセサリー、木製の食器など、 フィリピンの文化を感じられるアイテムが揃っています。

Tシャツ・衣服

セブやマニラ、あらゆる観光地では旅行者向けのTシャツが販売されています。 島ごとのご当地Tシャツもあるので集めてみてもよいかもしれません。

また、暖かい南国らしい半ズボンや女性のスカートなど日本では見かけないタイプの服もあるので相手の好みが分かれば購入していくのもよいですね。

ビューティー・スキンケア製品

ローカルコスメブランド 「Human Nature」や「Belo」は、お土産にも喜ばれるアイテム。ナチュラル志向で日本未上陸の製品が多くあります。ココナッツの石鹸やボディクリーム、オイルなどは女性に人気があります。パパイヤの石鹸などもありました。

健康食品

スーパーフードと言われる 栄養価に優れたモリンガもフィリピンではよくみかけるので健康意識の高い人へのお土産にぴったりです。

アクセサリー・キーホルダー

自然素材でできたかわいいアクセサリーやキーホルダーがたくさんあります。お土産としては小分けにして渡しやすいです。

袋麺

パンシットカントンという焼きそばのような食べ物が私は好きなのですが、インスタントで販売されています。モール内にあるスーパーマーケットで売られているので、お土産としてだけでなく現地が懐かしくなった時に自分で食べるように買ってもよいかもしれないですね。

トートバッグ

フィリピンをモチーフにしたトートバッグをたくさん見かけます。 セブの海を描いたものやローカルのバス・ジプニーを描いたものや国旗をデザインしたものなどかわいらしいトートバッグがたくさんあります。お土産を入れる袋として買っていくのもよいですね。

まとめ

フィリピンのSMモールは、単なる買い物の場ではなく、観光・グルメ・文化体験まで幅広く楽しめる複合施設です。SMモール・オブ・アジアのようなメガモールで一日中エンタメを満喫するもよし、SMシティモールやシーサイドモールでローカルの暮らしに触れるもよし。旅のスタイルや目的に合わせて楽しみ方を選べるのが最大の魅力です。

また、お土産の購入にも便利で、品質や安全性、価格も安心です。初めてフィリピンを訪れる方はもちろん、リピーターの方にも改めて訪れる価値があります。

旅行プランに「SMモール訪問」を加えることで、あなたのフィリピン滞在がもっと楽しく、もっと思い出深いものになるはずです。セブ島やマニラにはSM以外にもアヤラグループが運営する巨大施設があるのでSMモールと合わせて両方行ってみるのもおすすめです。

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