小学生で語学留学はまだ早い?と思われている親御さんは多いのではないでしょうか。
実は小学生の留学は、春休みや夏休みなどの長期休みを利用して短期間で実現し、語学力を集中して伸ばせるため、多くの家庭で検討されています。
中でも保護者の同伴なしで語学留学ができるプログラムを提供している、フィリピン・セブ島への留学が人気を集めています。
この記事では小学生のセブ島留学についてくわしく解説します。 留学スケジュールや現地での過ごし方についても紹介しています。
海外留学を考えている小学生のお子様を持つ人は、ぜひ最後までお読みください。
小学生ができる主なセブ島留学の種類:ジュニアキャンプ
ジュニアキャンプとは、小学生~中学生を対象とした英語学習とさまざまなアクティビティを組み合わせたプログラムで、子どもだけで渡航する留学スタイルのことです。
フィリピンでは英語が第二言語として話されており、英語が日常生活に浸透しています。
留学費用は欧米諸国に比べて安いですが、語学学校の講師たちは英語教育に関する資格を有しており、講師陣の質が高いため、子どもが英語を学ぶ留学先としてフィリピンが選ばれています。
子どもだけで渡航と言っても、大人が引率し、スタッフ(ガーディアン)が子どもと一緒に生活するため、親御さんにとっても安心できるプログラムです。
親が一緒に渡航する「親子留学」とは異なるスタイルで、子どもたちは親のサポートなしで英語や現地の文化を学び、他の参加者との生活を通して、精神的にも成長することができます。
親子留学は基本的に催行日が固定されており、決められた期間での留学となります。
フィリピンは15歳未満の子どもが単独で入国できないため、小学生がジュニアキャンプに参加する際は、WEG(Waiver of Exclusion Ground)を申請する必要があります。
日本とフィリピンの空港間はスタッフが同行して子どもたちをサポートするので安心です。
ただし、子どもの単独入国を許可している学校は少ないため、選択肢が限られてしまう点は注意が必要です。
小学生ができる主なセブ島留学の種類:親子留学
親子留学は親と子どもが一緒に渡航し、語学学習をする留学スタイルです。
親と子どもの両方が授業を受けることもできますし、どちらか一方が授業を受けることも可能です。
この場合、親が子どもの生活や身の回りのサポートをするため、子どもは安心して英語学習に集中することができるでしょう。
学校寮やホテル寮など、滞在のオプションも豊富です。
ただし、渡航する家族全員の渡航費や学費、生活費がかかるため、子どもが単独で渡航するジュニアキャンプよりも費用が高くなります。
お子様の年齢がまだ低い場合は、一緒に渡航できる親子留学は安心な留学プランと言えるでしょう。
ジュニアキャンプのスケジュール例
ここでは、ジュニアキャンプの1日のスケジュール例を紹介します。
平日(授業日)のスケジュール
6:30【起床】
朝の挨拶も英語です。 身支度なども自分で行います。
7:00【アクティビティ】
朝のアクティビティは体操やダンスです。 英語の音楽に合わせて体を動かし、1日を気持ちよく始めます。
7:30【朝食】
体を動かしたあとはしっかり朝食を摂ります。 栄養バランスが考えられた食事は生徒たちに好評です。
8:00 【授業 マンツーマンレッスン/グループレッスン】
初日はレベル分けテストがあります。 その後はレベル別に分かれて授業が始まります。
同じ英語レベルの生徒たちで切磋琢磨しながら英語力を磨きます。
12:00【ランチタイム】
待ちに待ったランチタイムです。 スタッフや講師と一緒に昼食を摂りますが、もちろん英語オンリーの環境です。
13:00 【授業 マンツーマンレッスン】
午後からのマンツーマンレッスンでは、発音やスピーキング力をブラッシュアップします。 何度も練習することで、発音のクセを取り払います。
15:00 【スナックタイム】
お楽しみのスナックタイムです。 一旦休憩して、夕方からのレッスンに備えます。
手作りのクッキーやフィリピンの有名なお菓子をみんなでいただきます。
15:30 【授業 グループレッスン(サイエンス)】
英語で行う科学のクラスでは実験を交えて科学の仕組みを理解します。 実験のクラスは小学生にとても人気です。
18:00 【夕飯】
頭をフル回転させてお腹が減っている生徒たちのために、ボリューミーな食事が出てきます。
おかわりもOK!和食や中華ベースの料理が出てくることもあるため、食事に不安がある人でも安心です。
19:00 【宿題タイム】
英語の宿題及び日本の宿題をします。 日本人スタッフが付き添う時間帯があるため、日本の小学校で出されている夏休みの宿題対策も安心です。
20:00 【就寝準備】
小学生は就寝準備を始めます。 基本的には自分で準備をしますが、スタッフ(ガーディアン)が同室にいるので、安心して生活することができます。
※時間割やコマ数は学校やプランによって異なります。
親子留学のスケジュール例
ここでは、親子留学のスケジュールについて紹介します。
6:30【起床】
朝起きて身支度をします。 起床後は朝食に間に合うよう、親子一緒に準備をしましょう。
7:00 【朝食】
朝食は寮でいただきます。
8:00 【授業 マンツーマンレッスン 40分×6コマ】
午前中からオールイングリッシュでレッスンです。 小学生低学年は集中力を保つことが難しいこともありますが、フレンドリーで楽しい先生と一緒に頑張ります。
12:30 【ランチタイム】
楽しみなランチタイムです。 毎日の食事は飽きないように工夫されています。
13:30 【授業 マンツーマンレッスン/グループレッスン/アクティビティ】
午後からも授業ですが、子どもだけレッスンを受けて、親はレッスンを受けないこともできます。
その場合、親御さんはカフェテリアでゆっくりしたり、ショッピングを楽しんだりすることができます。
17:00 【プールやジムで体を動かす】
敷地内にあるプールやジムで体を動かします。 お子様に嬉しいプレイグラウンドがあることも。
勉強以外にもリフレッシュする時間は必要ですね。
18:00 【夕食】
留学に来ている人たちと夕食を食べます。 ここで他国から来ている留学生たちと交流ができますね。
19:00 【自由時間】
親御さんは家事をする必要がないため、お子様とゆっくりくつろぐことができます。 この時間は、日本の宿題をしたり、日本にいる家族や友人と連絡を取ったり自由に過ごします。
20:00 【就寝準備】
翌日に備えて就寝準備をします。
セブ島は親子留学の受け入れ先として人気のあるエリアです。
価格がリーズナブルでありながら、質の高いレッスンを受けられる点が特徴です。
最短1週間から留学ができるので、親や子どもの休暇に合わせて柔軟にプランを立てられます。
親子一緒に異文化交流を体験することで、お互いに新たな視点を得ることが期待できます。
休日の過ごし方例
セブ島留学では、平日は1日中英語の授業がありますが、きちんと休める日がありますので安心してください。
では、小学生がセブ島留学をした場合、休日はどのような過ごし方をするのでしょうか?
ここでは、小学生の休日の過ごし方について紹介します。
朝と夜のスケジュールは基本的に平日と同じになりますが、休日は英語学習をしながら楽しめるアクティビティが満載です。
アクティビティ①【アイランドホッピング】
アイランドホッピングとは、セブの島々をボートで巡るアクティビティです。
フィリピンは約7,000もの島々からなり、アイランドホッピングは非常に人気のアクティビティです。
各島でシュノーケリングやランチを楽しみ、思い出作りをします。
美しい海が魅力のセブならではのマリンアクティビティや、フィリピン式バーベキューランチを思いっきり楽しみましょう。
アクティビティ②【プール遊び】
学校にプールがある場合、学校内のプールで思いっきり体を動かします。
プールに入る子もいれば、プールサイドでクラスメイトと遊んでいる子もいます。
ガーディアンが付き添うので、安全面も安心ですね。
アクティビティ③【ショッピング】
学校のみんなでショッピングモールに出かけます。
日本にいる家族や友達のためにお土産を買ったり、フィリピン名物のバナナチップスを買ったりショッピングを楽しみます。
その他【家族への電話タイム】
小学生のお子様の中には、家族と何日も離れてしまうことに不安や寂しさを感じる子どももいるでしょう。
そんな子どもたちのために、「Calling time(コーリングタイム)」を設けていることもあります。
朝から晩まで隙間なく学習スケジュールが組まれているセブ島留学では、なかなか家族への電話の時間を取ることができません。
そのため、週末などに家族へ電話をする時間を設け、子どもたちが家族とのつながりを感じられるようにしています。
なお、スマートフォンの持ち込み可否については学校に確認をしておきましょう。
※時期や学校、滞在先によってアクティビティは異なります。
まとめ
この記事では小学生のセブ島留学について紹介しました。
小学生という若い年齢での留学は、語学の吸収がスポンジのように早いだけでなく、日本以外の文化に触れられるという貴重な機会です。
セブ島留学には、ジュニアキャンプや親子留学などさまざまなプログラムがあり、どの選択肢にしても子どもの成長に大きな影響を与えるでしょう。
セブ島への留学は、費用も比較的リーズナブルであることから、海外留学先の選択肢として非常に魅力的です。
フィリピンは日本と異なる点も多々ありますので、事前に入念な下調べをして、子どもが安心して英語学習に取り組める環境作りをすることが重要です。
留学前に少しでも英語力をつけておきたいという人は、オンライン英会話No.1のネイティブキャンプがおすすめです。
フィリピン人講師も多く在籍しているため、現地の情報を知ることができるでしょう。
この記事が小学生のお子様を持つ親御さんの参考になれば幸いです。

◇経歴(英語を使用した経歴)
・オーストラリアのカフェで半年間勤務
・国内/国際線客室乗務員として5年間勤務
◇英語に関する資格(資格、点数など)
TOEIC、英検受験経験有り
アメリカのコミュニティカレッジにてEarly Childhood Educatorコース修了
◇留学経験
・オーストラリア シドニーへ1か月間の短期留学。
→週5日で語学学校へ通う。
・ワーホリでオーストラリア・ゴールドコーストに1年間滞在。
→Gold Coast Institute of TAFEの語学コースで学ぶ。
・2020年から4年間、家族の仕事でアメリカに滞在。
→州立のコミュニティカレッジでEarly Childhood Educationコース及びアカデミック英語コースを学ぶ。
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容(仕事、留学、旅行など)
仕事→韓国、中国、台湾、香港などアジアを中心とした国
旅行→アメリカ(ハワイ、グアム、サイパン含む)、カナダ、
シンガポール、マレーシア、オーストラリア、ドイツ、イタリア、
ギリシャ、クロアチア、ベトナム、タイ、バハマ、オランダ領セント・マーティン島など
◇自己紹介
旅行、海外生活関連のwebライター。
最初の短期留学の経験のおかげで、人生が変わったと言っても過言ではないと感じています。海外に滞在することがきっかけで、人生の選択肢が大きく広がり、成長を続けていきたいと思うようになりました。海外での長期滞在・留学経験者の視点から、皆さまにわかりやすい記事を書いていきたいと思っています。