フィリピン0円留学って本当に無料?徹底解説!

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フィリピンへの0円留学が話題ですが、本当に無料で留学できるのでしょうか?

留学というと数10万円~100万円以上かかるイメージなので、0円留学は確かに魅力的ですね。

しかし、きちんと調べないと意外なところにお金がかかったり、留学プログラムの内容が悪かったりするケースもあるようです。

この記事では0円留学の仕組みを解説し、さまざまなプログラムを紹介します

また、0円留学でかかる実際の費用、メリットやデメリットなども解説するので、ぜひ参考にしてください。

0円留学とは?仕組みを解説

まずは、0円留学の仕組みについて詳しく解説します。

0円留学とは、留学中にインターンシップやアルバイトとして働き、その対価として授業料や滞在費などが無料になるシステムのことです

つまり、留学費が無料になる代わりに労働力を提供する必要があります。

「アルバイトなら他でもできる」という考え方もありますが、慣れない異国の地で自分にあった仕事を探す大変さを考えると、有益なシステムです。

ただし、一般の留学生は1日8時間程度の授業を受けられますが、0円留学では約4時間を仕事に割く必要があるため、授業時間が半分ほどになります。

フィリピンで0円留学が可能なプログラム

では、フィリピンで0円留学が可能なプログラムとしてどんな方法があるのか、見ていきましょう。

プログラムには以下の5つがあります。

・日本企業のコールセンターで働きながら学ぶ
・インターンシップで働きながら学ぶ
・2ヵ国留学を利用する
・IT留学を利用する
・ブログやユーチューブで語学学校を紹介する

日本企業のコールセンターで働きながら学ぶ

フィリピンで0円留学するプログラムのひとつとして、日本企業のコールセンターで働きながら学ぶという方法があります。

フィリピンには、日本企業のお客様サポートを行うコールセンターが多く存在しており、日本国内で企業の窓口に問合せの電話をかけた際、実はセブにつながっているというケースが多いのです。日本企業のコールセンターで毎日数時間働く報酬として、1日4時間程度の英語授業を受けることが可能になります。

この業務だと日本語しか使わないため、英語初級者でも無理なく働くことができます。

インターンシップで働きながら学ぶ

フィリピンの語学学校のスタッフとして働くインターンシップも、0円留学で学ぶプログラムのひとつです。

インターンシップの場合は学校内で学生のサポートなどを行うのが主な業務内容なので、少なくとも中級程度の英語力が必要になります。留学先にもよりますが、インターンシップの報酬として受けられる授業は1日4時間程度です。

また、授業料や寮費に加えて食費も無料になるケースがあるようです。インターンシップは、英語を学ぶというより就労経験を積むことが大きな目的となっているので、休日返上で学生のサポートに当たることもあります。

そのため、英語学習が目的という方には不向きな場合もあるでしょう。

2ヵ国留学を利用する

2ヵ国留学とは、まず3ヶ月間セブで学んで基本的な英語力を身に付けてから、オーストラリアへワーキングホリデーに向かうというプログラムです。

英語が初級者レベルのままでオーストラリアへ向かうよりも、ある程度話せるようになってからワーキングホリデーを利用した方が、高賃金の仕事に就くことができます。 もちろん、この方法ではフィリピンでしっかりと英語を身に付けることが大前提です。

費用が安く抑えられるフィリピンで英語を学ぶことで、オーストラリアでは割の良いアルバイトを見つけて、充実した留学生活を送ることができるでしょう。

IT留学を利用する

ITに関する知識と英語を同時に学べる「0円IT留学」のプログラムもあり、将来IT関連の道を志している方におすすめです。

ただしITの授業が全て英語で行われるため、日常会話程度の英語力がないときびしいといえます。

また、このプログラムでは学校と企業が提携しており、留学後に生徒を提携企業に送り込むことで無料留学が成り立っています。

そのため、留学後は学校が定めた日本のITスクールで勉強してから提携先の企業へ就職する必要があります。

ITスクールを途中でやめたり、提携の企業へ就職しなかったりした場合は、違約金などが発生することもあるようなので、申し込む際には詳細をよく確認することが大切です。

ブログやユーチューブで学校を紹介する

ブログやユーチューブでインフルエンサーとして語学学校を紹介することで、0円留学が可能になる場合があります。

また、学校がインフルエンサーを対象とした留学生募集を行っていたり、インターネット上で語学学校を紹介していたら学校の方から声がかかったりするケースもあるようです。

多くの人はインターネットを使って留学先の情報を収集しているため、学校側は影響力のあるインフルエンサーを必要としているからです。

英語学習者に対して一定レベル以上の発信力を持つインフルエンサーになれたら、語学学校から認められて0円留学を可能にするのも夢ではないといえるでしょう。

セブ島での0円留学、実際の費用は?

前述したように、0円留学は全ての費用が無料になるわけではありません。では、実際にセブ島へ0円留学する場合、どれくらいの費用が必要なのでしょうか。

以下の2つのケースは、1ヶ月間留学した際の往復の航空代金も含めた費用です。

※費用は留学時期や学校などの条件によって異なるため、あくまでも目安となります。

【ケース1】

合計:35,000円

  • 往復航空券:15,000円
  • 部屋代:無料(※1人部屋を希望すると37,800円/月かかる)
  • 授業料:無料
  • 食費:20,000円/月

【ケース2】

合計:128,000円~178,000円

  • 往復航空券:80,000円
  • 部屋代:無料
  • 授業料:無料
  • 各種保険:15,000円/月
  • 通信費:3,000円/月
  • 食費:30,000円~80,000円

ケース1とケース2を比較すると、金額にかなりの差が出ていることがわかります。

では、かかった費用を1つひとつ確認していきましょう。

【往復航空券】

まず往復航空券ですが、ケース1は格安航空会社のセール等で最安値を狙った場合だと考えられます。航空運賃は、航空会社やシーズンなどによって大きく違ってきます。

【部屋代・授業料】

次に部屋代や授業料については、0円留学では基本無料です。

ただし、通常6人~10人程度で1部屋を使う共同生活になるため、長期になると結構きついという話も耳にします。

もし途中で個室に変更したい場合、うまく部屋が空いていたら1人部屋に移ることも可能ですが、ケース1にあるように一定の料金がかかってくることを覚えておきましょう。

【各種保険・通信費】

また、ケース1には保険や通信費が含まれていないため、実際にはもう少し費用がかかると思われます。

保険料は利用する保険会社やどんなプランを選ぶかによって、かなり金額が異なります。

また、通信費は学校や寮のWi-Fiを主に使ってできるだけ抑えることが可能で、一般には3,000円程度が相場になっているようです。

【食費】

寮生活では自炊ができないため、食事が支給されない場合はほとんど外食になります。レストランで食べるのか、ファーストフードなのか、フィリピン料理の食堂などで食べるのかでも費用は大きく違ってくるでしょう。

一般的な相場としては、1ヶ月あたり3万円~4万円程度が食費にかかることが多いようです。 以上が、セブ島での0円留学で実際にかかる費用の目安です。

フィリピンは日本よりも物価が安いため費用は比較的安くて済みますが、突発的にお金が必要になることもあるかもしれません。

お金は多少多めに準備し、余裕のある資金計画を立てることをおすすめします。

無料で英語を学べる?0円留学のメリット・デメリット

ここまで、0円留学の仕組みと様々なプログラムの内容、実際の費用はどれくらいかかるのかについて解説してきました。

では、0円留学にはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか。

まずはメリットについてお話します。

メリット

0円留学のメリットは以下の2つです。

・留学費用が大幅に安くなる
・海外での労働経験ができる

【留学費用が大幅に安くなる】

まず第一のメリットとして、留学費用が大幅に安くなることが挙げられます。

留学というと、一般には数10万円以上はかかるイメージです。

比較的安いと言われるセブ留学でも、学費だけで1ヶ月20万円~40万円程度かかるのが相場でしょう。食費などは自己負担ですが、学費分が全て無料になるのは0円留学の大きなメリットだといえます。

【海外での労働経験ができる】

さらに、0円留学は労働の報酬として学費が無料になるので、海外での仕事が体験できます。

海外で自分で仕事を探すのは非常に困難な上に詐欺などにあうリスクも伴うことを考えると、安全に労働経験ができるのは、見逃せないメリットです。

デメリット

0円留学のデメリットは以下の3つです。

・全て0円での留学はできない ・英語学習に割ける時間が少なくなる ・英語を使った業務にはつきにくい

【全て0円での留学はできない】

前述したように、無料になるのは学費と寮費だけで、ほとんどの場合食費などの生活費や航空運賃は自己負担する必要があります。

「0円」と聞くとインパクトが大きいので全て無料になるようなイメージですが、自己負担分もあることに注意が必要です。

【英語学習に割ける時間が少なくなる】

また、授業料を労働で支払う形になるため、学習に割ける時間は半分程度になります。

通常は8時間の授業が4時間くらいになるというイメージなので、仕事後や休日などに積極的に英会話をする機会を作らないと、英語の習得は難しいです。

【英語を使った業務にはつきにくい】

仕事中の会話を通して英語が学べるかというと、ほとんどの場合はそうではありません。仕事内容は日本人相手のコールセンターなどが多いため、英語の学習にはほぼ役立たないといえます。

しかも慣れない環境で生活するだけでも疲れる上に、毎日仕事に追われます。 授業を受けると疲れてしまって、自宅で勉強する体力が残らないという方も多いようです。

まとめ

本記事では、フィリピンの0円入学の仕組みや実際にかかる費用などを、詳しく解説しました。0円入学では、授業料や寮費などは無料になりますが、往復の航空券代や食費などは自己負担する必要があります。

また、1日4時間~6時間程度はコールセンターなどで働くことになるため、授業時間が通常の留学の半分程度になってしまいます。

0円留学は単に「無料で留学できる」と考えるのではなく、メリットとデメリットを照らしあわせて検討する必要があるといえるでしょう。

 

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