メルボルンの定番からローカルまで楽しめるカフェエリア5選!オーストラリア観光で外せない絶品コーヒー店

ガラスのショーケース内に様々な種類のドーナツや焼き菓子が豊富に並び、手前でエプロンをつけた店員が作業をしているカフェの店内メルボルンはオーストラリア南東部の港町で、世界中のコーヒー好きが憧れる街として有名です。
観光客でごった返す中心部から少し歩くだけで、地元の人がふらりと立ち寄る隠れた名店に出会えるのが面白いところ。
この記事では、私が実際に足を運んで「これは紹介したい」と感じた5つのエリアを中心に、本場の一杯と過ごし方をお届けします。

メルボルンのカフェ文化を知る2つのポイント

メルボルンのカフェを楽しむなら、街の背景と暮らしへの溶け込み方を知っておくと味わいが倍増します
単なる飲食店ではなく、人と人をつなぐ場として根を張ってきた歴史があるからです。
まずは押さえておきたい2つの視点から見ていきましょう。

1. フラットホワイト発祥の街として親しまれるメルボルンのコーヒー文化

メルボルンはフラットホワイトが広く親しまれてきた街のひとつとして、世界中のコーヒー通に知れ渡っています。
フラットホワイトとは、エスプレッソにきめ細かくスチームしたミルクを合わせたコーヒーで、ラテより泡が薄く、よりコーヒーの風味を強く感じられる一杯です。
1980年代にオーストラリアとニュージーランドで広まったとされ、今では世界各国のカフェメニューに並ぶ定番になりました。

ここまで文化が育った背景には、第二次世界大戦後に渡ってきたイタリア系移民をはじめとするヨーロッパ系移民の存在があります。
エスプレッソマシンと焙煎の知恵を持ち込んだ移民たちが、街角に小さな店を構えていったわけです。
日本のチェーン店にあるコーヒーとは、香りの立ち方も後味の余韻もまるで違うので、初めての方は驚くはずです

2. メルボルンの朝に根づくカフェでの過ごし方とローカルの日常

メルボルンの朝は、カフェで始まると言っても大げさではありません。
出勤前に一杯飲んで仕事へ向かう人、週末に新聞を片手にブランチを楽しむ人、犬を連れて常連の店に顔を出す人。生活の中にコーヒーが溶け込んでいるのです。

ローカルの過ごし方には、以下のような特徴が見られます。

平日は朝7時頃から店内が賑わい始める
テイクアウトの紙コップ片手に通勤する人が多い
週末は卵料理やトーストなどのブランチを楽しむ
注文時にバリスタと天気や週末の予定を軽く話す

私が初めて現地を訪れた朝、常連客と店員が下の名前で呼び合っていた光景が忘れられません。
1杯のコーヒーが人と人の距離を縮めている、そんな温もりが街全体にあります。

メルボルンのカフェエリア5選

ここからは、特に足を運んでほしい5つのエリアを順に紹介します。

フィッツロイ:アートと路地裏カフェが魅力の人気エリア

フィッツロイは中心部(CBD)の北側に位置し、芸術と独立系カフェが混じり合う地区です。
ブランズウィック・ストリート沿いを中心にストリートアートが多く見られ、歩いているだけで気分が上がります。
このエリアでは、自家焙煎の豆を使ったドリップコーヒーを丁寧に淹れる店が目立ちます。
古いレンガ造りの建物を改装した店内は、ヴィンテージ家具と植物が並び、写真を撮りたくなる空間ばかり。
古着屋や独立系書店をはしごしながらカフェを巡るルートが、私の一番のお気に入りです。

カールトン:イタリア系のエスプレッソ文化が残る定番エリア

カールトンはイタリア系移民の足跡が色濃く残る地区で、伝統的なエスプレッソ文化に浸れます。
ライゴン・ストリート沿いには、何十年も続く老舗カフェやトラットリアが軒を連ねていて、店先からエスプレッソの香りが漂ってきます。
カールトンで味わってほしい代表的なメニューを下記にまとめました。

ショートブラック(小さな濃厚ブラックコーヒー)
マキアート(エスプレッソに泡ミルクを加えた一杯)
ビスコッティ(コーヒーに添えるイタリアの焼き菓子)

メルボルン大学が近いせいか学生の姿も多く、価格設定が比較的やさしいのもありがたいポイントです。

サウス・メルボルン:焙煎所とブランチの名店が集まる注目エリア

サウス・メルボルンは、焙煎所とブランチの名店が密集するエリアとして知られています。
サウス・メルボルン・マーケットの周辺には、市場の新鮮な食材を活かしたメニューを出すカフェが多いです。
ロースター直営の店舗では、焙煎したての豆を使ったスペシャルティコーヒーが楽しめます。

スペシャルティコーヒーとは、産地や精製方法がはっきりしていて、高い品質基準を満たした豆のこと
アボカドトーストやエッグベネディクトといった定番ブランチと合わせるのが地元流で、ランチ代わりに楽しむ人も少なくありません。

プラン:感度の高いカフェが集まるトレンドエリア

プランはメルボルン中心部の南東に位置する、トレンド発信地としての顔を持つエリア。
チャペル・ストリートやハイ・ストリート沿いには、ファッション感度の高い若者が集まってきます。
プランで体験できる魅力を下記にまとめました。

北欧テイストを取り入れたおしゃれな店内
オーツミルクやアーモンドミルクを使った新感覚ラテ
写真映えする秘密なラテアートと盛りつけ
季節ごとに入れ替わるブランチメニュー

新しい流行を取り入れたカフェ巡りを楽しみたいなら、外せない目的地と言えます。

ブランズウィック:オーガニック志向のカフェが点在するローカルエリア

ブランズウィックはメルボルン北部に広がる住宅地で、オーガニック食材を扱うローカルカフェが点々としています。
シドニー・ロードに沿って中東系の食料品店やヴィンテージショップが並び、観光地化されていないメルボルンに触れられます。
ブランズウィックのカフェでは、ヴィーガン対応やグルテンフリーのスイーツを揃える店が目立つ印象です。
地元農家から直接届く野菜や、フェアトレードの豆を使った一杯は、健康志向の旅行者の心を掴むはず。
私が訪れたとき、店主が豆の産地について10分ほど熱く語ってくれたのも良い思い出です。

コーヒー通も納得の本場で味わうべき絶品コーヒーと軽食

メルボルンに来たなら、ぜひ口にしてほしい定番メニューがあります。コーヒー1杯にも種類が当然で、軽食との組み合わせもまた楽しみのひとつ。
ここでは、現地で外せない3つの味わい方を取り上げます。

老舗カフェで味わう人気のクロワッサン

老舗カフェのクロワッサンは、サクサクとした層の食感とバターの香りが格別の存在感を放ちます
フランスの製法を受け継いだベーカリーカフェがいくつもあり、早朝から焼きたてが店頭に並ぶ光景は圧巻
特に人気のラインナップを下記に挙げました。

プレーンクロワッサン
アーモンドクロワッサン
ハム&チーズクロワッサン
パン・オ・ショコラ

フラットホワイトとの相性は文句なしで、朝食やランチに楽しむ方が多いです。

ロースタリー直営店で楽しむスペシャルティコーヒー

ロースタリー直営店では、焙煎したての豆を使った極上のスペシャルティコーヒーに出会えます。
ロースターとは、生豆を焙煎して販売する専門業者のこと。
メルボルンには「Market Lane Coffee」「Seven Seeds」「Proud Mary」といった、世界中で知られるロースターが集まっています。
豆ごとの個性を引き出す抽出方法を、バリスタが目の前で提案してくれるのが嬉しいところ。
エチオピアやコロンビアといった単一産地の豆をドリップコーヒーで味わうと、フルーティーな香りに思わず声が出てしまいますよ

バリスタの技術が光るエスプレッソとラテアート

メルボルンのカフェでは、バリスタの高い技術がラテアートと味に余すところなく現れています。
地元ではバリスタの競技会やイベントが行われており、その高い技術が評価されています。
注文時に覚えておくと便利なメニューを下記にまとめました。

フラットホワイト(エスプレッソに少量のスチームミルク)
ラテ(ミルクが多めで優しい味)
カプチーノ(泡立てたミルクをたっぷり乗せた一杯)
ロングブラック(熱湯にエスプレッソを注いだブラック)

注文するときは「For here(店内で)」か「Take away(持ち帰り)」を伝えると、やり取りがスムーズに進みます

メルボルンのカフェ巡りを効率よく楽しむために

カフェ巡りを満喫するには、いくつかの情報を頭に入れておくと安心です。
お金のこと、移動のこと、お土産のこと。旅を快適にする小さなコツをまとめました。

メルボルンのコーヒー1杯の価格相場と支払い方法

コーヒー1杯の価格相場は、5.5〜6.5オーストラリアドル前後で、為替にもよりますが、日本円で約600〜750円前後が目安です。

支払いまわりの情報は、以下を参考にしてください。

クレジットカード(Visa、Mastercard)はほぼ全店で利用可能
タッチ決済に対応する店舗が増えている
一部店舗ではカード手数料が加算されることがある
現金のみで営業する小さな店も少数残っている

チップの習慣はオーストラリアでは必須ではないものの、気持ちの良い接客を受けたら小銭を渡すと喜ばれます

無料トラムを活用したカフェ巡りのおすすめルート

メルボルン中心部には「フリートラム・ゾーン」が設けられており、その範囲内ではトラムを無料で利用できます。
ゾーンを越えて移動する場合や、電車を利用する場合はmykiカードでの運賃支払いが必要です
おすすめの巡回ルートを順に並べました。

1. フリンダース・ストリート駅からスタート
2. ルート86や11のトラムでフィッツロイ方面へ向かう
3. カールトンのライゴン・ストリートで休憩
4. ルート96でサウス・メルボルン・マーケット方面へ
5. サンドリンガム線の電車でプランへ、またはアップフィールド線(電車)でブランズウィック方面へ

朝早めに動き出し、1日3〜4軒を目安に回ると、お腹もカフェイン量もちょうど良いペースで楽しめます。

ロースター直売のコーヒー豆をお土産に選ぶポイント

ロースター直営店で販売される豆は、お土産として喜ばれるアイテム。
日本ではなかなか手に入らない銘柄も多く、自宅でメルボルンの味を再現できます。
選ぶときのコツを下記にまとめました。

焙煎日が記載された新鮮な豆を選ぶ
250g前後のパッケージが持ち運びしやすい
ホールビーン(豆のまま)の方が香りが長持ちする
ドリップ用、エスプレッソ用と用途を確認す
真空パックのものは長期保存に向く

帰国してから一杯を淹れる瞬間、旅の風景がふっと蘇るのもまた楽しいもの
私は今でも、自宅の棚にメルボルンで買った豆を切らさないようにしています。

メルボルンのカフェ巡りで特別な気分を

ここまで、メルボルンのカフェエリアと、本場ならではのコーヒー文化と楽しみ方をお伝えしてきました。
フィッツロイのアートな空気から、カールトンの伝統的なエスプレッソ、サウス・メルボルンの焙煎技術まで。それぞれの個性が際立っています。

オーストラリア旅行の中でも、メルボルンのカフェ巡りは記憶に残る時間になるはず。
1杯のコーヒーから街の文化や人々の暮らしに触れる体験は、有名な観光名所をめぐるだけでは味わえません。
次に旅行するときは、ぜひメルボルンのカフェ巡りの計画を立ててみてください。きっと自分だけのお気に入りカフェが見つかるはずです。

 

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