海外留学を考えているなら、フィリピン留学は英語力向上と異文化での体験ができるコスパの良い方法です。
欧米諸国と比較して学費や生活費が抑えられる一方で、マンツーマンレッスンが充実していることから効率的に語学スキルを磨けると人気があります。
しかし、就職活動においてフィリピン留学の経験が本当に役立つのか疑問に思う方も多いでしょう。
この記事では、フィリピン留学が就活にもたらす影響やアピール方法、おすすめの学校などを詳しく解説します。
- フィリピン語学留学は就活に有利?
- 語学留学が有利にならないケース
- 語学留学の経験を就活で活かす方法
- 語学留学の経験を就活で話す際の注意点
- 就活を控えた人におすすめのフィリピン語学学校
- フィリピン留学後に現地就職したい場合
- まとめ
フィリピン語学留学は就活に有利?
「フィリピン留学は就活で評価されるのか」という疑問を持つ学生は少なくありません。
結論から言えば、「フィリピン留学に行ってきました」という事実だけでは、必ずしも就活で高評価につながるわけではありません。
重要なのは、留学を通じて何を学び、どう成長したかを具体的に説明できるかどうかです。
企業が留学経験者に求めるのは、語学力だけではなく、異文化への適応力やコミュニケーション能力、チャレンジ精神などの素質です。
フィリピン留学では、日本とは異なる文化や価値観に触れることで視野を広げられるほか、多国籍の学生と交流する機会もたくさんあります。
こうした経験を通じて培った強みをアピールできれば、就活において大きな武器になるかもしれません。
語学留学が有利にならないケース
フィリピン留学の経験も、就活にプラスとならない場合があります。
まず挙げられるのは、留学の目的が曖昧で、何を得たいのかが明確でないケースです。
「みんなが行くから」「就活に有利だと聞いたから」という理由だけで留学し、帰国後に具体的な成果を説明できない状況は避けたいところです。
また、語学学校に通っただけで現地の文化や社会に触れる機会が少なかった場合も、異文化理解やグローバルな視点を身につけたとアピールするのは難しくなります。
フィリピンでの生活において、教室の外での経験も重要な学びの一部です。
さらに、短すぎる留学期間にも注意が必要です。
1〜2週間程度の超短期留学では、語学力の向上や文化理解に限界があります。
就活で評価されるためには、最低でも3ヶ月以上の期間が望ましいでしょう。
語学留学の経験を就活で活かす方法
フィリピン留学での経験を就活で効果的に活かすには、いくつかのポイントを押さえておきましょう。
まず重要なのは、留学の成果を数値化することです。
「英語力が向上した」という抽象的な表現よりも、「TOEICのスコアが500点から700点に上がった」など、具体的な数字で示すほうが説得力があります。
留学中に取り組んだ課外活動も積極的にアピールしましょう。
現地でのボランティア活動や交流イベントへの参加、週末を利用した旅行など、教室外での経験も貴重な学びです。
これらの経験から得た気づきや変化を就活の面接で話せるよう、日記やブログなどで記録しておくと良いでしょう。
さらに、留学で得た「学び続ける姿勢」や「チャレンジ精神」は、どんな業界・職種でも求められる素質です。
知らない環境に飛び込む勇気や、あえて難しいことに立ち向かう粘り強さをアピールすることで、入社後の成長にも期待を持ってもらえます。
語学留学の経験を就活で話す際の注意点
フィリピン留学の経験を就活でアピールする際には、いくつかの注意点があります。
まず、留学そのものを過大評価しないことがポイントです。
「フィリピン留学に行ったから英語が話せる」と主張しても、実際の英語力が伴っていなければ面接官の信頼を失ってしまいます。
自分の英語力を正直に評価し、「まだ勉強中だが、基本的なコミュニケーションはとれる」など、謙虚かつ正確な自己評価を心がけましょう。
さらに、他の留学先と比較して話すことも控えるべきです。
「お金がなかったからフィリピンにした」などと話すと、消極的な印象を与えてしまいます。
代わりに、フィリピン留学ならではの魅力(マンツーマンレッスンの多さ、コストパフォーマンスの良さなど)を前向きに伝えましょう。
就活を控えた人におすすめのフィリピン語学学校
これから就活を見据えてフィリピン留学を検討している方に、おすすめの語学学校を紹介します。
学校選びは留学の成果を大きく左右する重要なポイントなので、自分の目標や希望に合った学校を選びましょう。
CIA(セブ島)
セブ島・マクタン地区のリゾートエリアに位置するCIAは、美しい景色と充実した設備が魅力です。
この学校の大きな特徴は、南米からの留学生も含め、国際色豊かな環境で学べることです。
世界中の学生と交流することで、異なる文化背景を持つ人々とのコミュニケーション能力を磨けます。
CIAでは24時間英語以外禁止(EOP)のルールが厳格に定められており、日常生活のあらゆる場面で英語を使わなければいけません。
この環境により、短期間で「英語脳」を作ることが期待できます。教室だけでなく、寮生活や食事の時間も含めた全ての時間が学習の場となります。
また、ワーキングホリデー準備コースが用意されている点も、将来海外で働くことを視野に入れている学生にとってのメリットです。
英語力向上だけでなく、海外での就労に必要なスキルや知識も身につけられます。
学校の設備はフィリピン国内でもトップレベルの充実度と清潔さを誇り、快適な環境で勉強に集中できます。
リゾート感覚で過ごせる環境であるため、勉強の合間にリフレッシュしながら英語学習を進められるでしょう。
English Fella2(セブ島)
セブ島郊外の自然豊かな場所にあるEnglish Fella2も、就活を控えた学生におすすめの学校です。
この学校も世界中の学生が集まる環境で、グローバルな交流ができます。
English Fella2の特徴は、スパルタコースに加え、日本人向けのJスパルタコースも用意されている点です。
日本人特有の英語学習の課題に対応したカリキュラムで、効率的にスキルアップを目指せます。
また、14種類のコースが用意されており、自分の目標や英語レベルに合わせて学習プランを組めます。
さらに、現地で学習の進捗状況に応じてコース変更ができるため、柔軟に学習計画を調整できるのも魅力です。
English Fella2では毎週様々なアクティビティが開催され、友達作りのチャンスも多いです。
アイランドホッピングや観光、球技大会などのイベントを通じて、授業以外の場でも英語を使うチャンスがあります。
「海外で友達ができるか不安」という方でも、こうしたイベントをきっかけに交流の輪を広げられるでしょう。
学校内にはカフェも完備されており、勉強の息抜きにもなります。
また、日本人スタッフが常駐しているため、海外経験が初めての方でも安心して生活できる環境が整っています。
PINES チャピスキャンパス(バギオ)
バギオにあるPINES チャピスキャンパスは、「教育の都市」として知られる落ち着いた環境で学べる学校です。
涼しい気候のバギオは年間を通じて快適に過ごせるため、勉強に集中しやすい環境として人気があります。
この学校も国際色豊かな学生が来ることが特徴で、様々な国からの留学生と交流できます。
24時間英語以外禁止(EOP)のルールが徹底されており、常に英語漬けの環境で学習できるのも大きな魅力です。
PINESは長い歴史を持つ伝統校であり、フィリピン国内でもトップクラスの学習内容です。
TOEIC・TOEFL・IELTSなどの資格試験対策に特化したコースに定評があり、就活で武器になる資格取得を目指す学生におすすめです。
この学校には明確な目標を持った志の高い学生が集まるため、周囲の仲間からも良い刺激を受けられます。
モチベーションを維持しながら効果的に学習を進められる環境が整っているのが特徴です。
資格試験のスコアアップという具体的な成果を就活でアピールしたい方にはおすすめの学校と言えるでしょう。
フィリピン留学後に現地就職したい場合
フィリピン留学をきっかけに、現地での就職を検討する人も増えています。
フィリピンは親日国であり、日系企業も多く進出しているため、日本人が活躍できる機会は少なくありません。
現地就職を視野に入れている場合は、留学中から準備を進めておくことをおすすめします。
まず、フィリピンで就労するには就労ビザが必要です。
これを取得するためには、基本的に現地企業からの雇用オファーが前提となります。
留学中から積極的にネットワーキングを行い、就職につながる人脈を築いておくことが大切です。
フィリピンで需要が高い職種としては、英語教師、IT関連職、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)業界のポジションなどが挙げられます。
日本語と英語の両方を話せる人材は、日系企業や日本向けサービスを提供する現地企業から重宝されます。
留学中に現地インターンシップやボランティア活動に参加すれば、就職への足がかりになります。
こうした経験は履歴書に記載できるだけでなく、フィリピンの職場文化や働き方への理解を深める機会にもなります。
まとめ
フィリピン留学は、コストパフォーマンスが良いことから多くの日本人学生に選ばれています。
就活においては、「留学に行った」という事実よりも、その経験を通じて何を学び、どう成長したかを具体的に伝えられるかどうかが重要です。
留学前に目標を作り、留学中は積極的にいろいろな経験にチャレンジしましょう。
そして、その経験を就活で効果的にアピールするためには、数値化できる成果や具体的なエピソードを用意しておくことが大切です。
フィリピン留学を通じて得た学びと成長を、自分のキャリアに活かしていきましょう。

◇経歴
英語科高校卒
外国語学部英米学科卒
学習塾で英語を教えている
◇資格
・IELTS6.5
◇留学経験
イングランドのオックスフォードのOxford English Centreに3週間の語学留学と、スコットランドのエディンバラのUniversity of Edinburghに1年間の交換留学をしていました。
◇海外渡航経験
高校時代にオックスフォードの語学学校へ留学
大学時代にエディンバラ大学へ1年交換留学
◇自己紹介
ハリー・ポッターがきっかけで英語に目覚め、高校・大学とイギリスに留学したイギリスマニア。学校はアメリカ英語なので自己流でイギリス英語を習得。発音、スペル、すべてにおいてクイーンズ・イングリッシュを使い英語の先生にバツをくらうもめげず。生まれも育ちも日本で、海外に繋がりがなかったため留学が夢となった。アルバイトで全資金を稼ぎ渡英すると、勝手な高い理想を上回るほどの素晴らしさを目の当たりにし更に虜に。