「短期間で英語力を伸ばしたいけど、フィリピンのスパルタ校は本当に効果があるの?」
「厳しい規則があると聞くけど、自分に合っているかわからない…」
このような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
フィリピンのスパルタ校は、集中的な英語環境によって短期間で語学力を大幅に向上させられることで有名です。
この記事では、スパルタ校の特徴や実際の効果、メリット・デメリットを徹底解説します!フィリピン留学を検討している方は、ぜひ最後までお読みください。
フィリピンならでは!スパルタ校とは?
フィリピン留学で注目されるのが「スパルタ式」と呼ばれる独特の教育スタイルです。
厳しいながらもしっかりとした管理体制で、英語だけの環境に身を置くことで、効率的に学習を進められます。
ここでは、フィリピンの語学学校の種類やスパルタ校の特徴について詳しく見ていきましょう。
フィリピン語学学校の3つのタイプ
フィリピンの語学学校は、厳しさのレベルで以下の3つのタイプに分かれています。
◆スパルタ校
最も厳しい環境の語学学校。日本語禁止・平日外出禁止のルールがあります。
1日のスケジュールは授業と義務自習でみっちり。英語漬けの環境が徹底されています。
◆セミスパルタ校
スパルタ校とノンスパルタ校の中間的な存在です。
一部に制限はあるものの、ある程度の自由時間が確保できます。日本語禁止エリアや義務自習もあります。
◆ノンスパルタ校
自由度が高く、自己管理型の学習スタイルを提供しています。
授業以外は基本的に自由時間となり、勉強だけでなく観光も楽しみたい方におすすめです。
それぞれ特徴が異なるので、自分に合ったタイプの語学学校を選びましょう。
スパルタ校の特徴と厳格なルール
フィリピンのスパルタ校では、確実な語学力向上を目指すため、スパルタ校の特徴ともいえる学習システムや厳格なルールが存在します。
【学習システム】
・1日8時間以上のマンツーマン中心の授業で集中的に学習
・授業後の2〜3時間の義務自習で予習・復習を徹底
・週1回の定期テストで進捗をチェック
【厳格なルール】
・日本語使用禁止:校内では英語のみ使用、違反時はペナルティあり
・外出制限:平日は基本的に外出禁止
・門限厳守:週末の外出も夜10時〜11時までに帰校が必須
・授業の出席義務:無断欠席は厳しい処分あり
・その他:スマートフォン使用制限、アルコール禁止など生活面での規則
このように一見厳しい環境に思えますが、これらの特徴とルールにより短期間で確実に英語力を向上させる仕組みが整っています。
スパルタ校のメリット
フィリピン留学でスパルタ校を選ぶメリットは、主に4つあります。
・短期間でも集中的に英語力を伸ばせる
・マンツーマンレッスンが充実している
・強制的に学習習慣が身につく
・費用対効果が高い
それぞれ詳しく見ていきましょう。
短期間でも集中的に英語力を伸ばせる
スパルタ校なら短期間でも飛躍的に英語力を伸ばせます。
朝から晩まで英語漬けの環境で、平日は外出禁止のルールがあるため、自然と学習に集中できる仕組みになっています。
1日あたり8〜10時間のレッスンと自習が組み込まれているので、たった1ヶ月でも通常の語学学校3ヶ月分の学習量をこなすことが可能です。
とくにTOEICやIELTSなどの試験対策では効果が顕著で、短期間で点数を大きく伸ばした例も珍しくありません。
短期集中で効率よく英語力を上げたいという方にとって、ベストな選択肢といえるでしょう。
マンツーマンレッスンが充実している
フィリピンのスパルタ校の大きな魅力は、マンツーマンレッスンの充実度です。
一般的に1日4〜6コマもの個別指導時間があり、講師と1対1で集中的に学習できます。
このマンツーマン形式では、個人の弱点に焦点を当てた指導を受けられるため、効率的に英語力を伸ばせるでしょう。
また、講師が学生の英語レベルを常に把握しているので、発音の矯正や文法のミスといった細かな部分まで丁寧にフィードバックしてくれます。
グループレッスンでは見逃されがちなポイントも、しっかりとケアしてもらえる点が大きな強みといえますね。
強制的に学習習慣が身につく
自己管理が苦手な方でも、スパルタ校なら確実に英語学習の習慣が身につきます。
厳格なスケジュールと規則によって、やりたくない日でも否応なしに英語と向き合う環境があります。
朝の単語テストや義務自習、定期的な進捗確認など、自分だけの意志では続けるのが難しい学習ルーティンが自然と日常になっていきます。
また門限や外出制限があるおかげで、ついつい誘惑に負けて遊びに行くという事態を防ぐことができます。
このような環境で数週間を過ごすため、学習習慣が定着し、帰国後の継続的な英語学習にもつながります。
短期間で大きな変化を実感できるのもスパルタ校の魅力です。
費用対効果が高い
フィリピンのスパルタ校は費用対効果が非常に高いのが特徴です。
欧米諸国の語学学校と比較して半分以下の費用で、マンツーマンレッスンを受けられることが最大の魅力。
月額25万円程度で多くの個別指導を受けられるため、短期間でも効率よく英語力を伸ばせます。
さらに、集中的な学習環境が整っているため、たった1ヶ月のフィリピン留学でも、3ヶ月の欧米留学に匹敵する、あるいはそれ以上の効果が得られるケースも少なくありません。
限られた予算で最大限の英語力向上を目指す方にとって、スパルタ校は魅力的な選択肢です。
スパルタ校のデメリット
フィリピンのスパルタ校には大きなメリットがある一方で、以下のデメリットも存在します。
・予習、復習の負担が大きく自由時間が少ない
・観光やレジャーなど現地体験を楽しむ時間がない
・厳しい規則によるストレスが溜まりやすい
それぞれのデメリットについて、詳しく見ていきましょう。
予習・復習の負担が大きく自由時間が少ない
スパルタ校最大のデメリットは、予習・復習の負担が大きく、自分の時間をほとんど確保できないことです。
1日6~8時間の授業後も2~3時間の義務自習が待っています。
テスト対策のための時間も必要なため、平日は自由時間がほとんど取れないのが現実でしょう。
寮に戻ってからも多くの学生が夜遅くまで課題と格闘することになります。
自分のペースで学習したい方や、留学生活にもゆとりを求める人にとっては、この窮屈なスケジュールが精神的な負担になることも少なくありません。
観光やレジャーなど現地体験を楽しむ時間がない
スパルタ校では、観光やレジャーを楽しむ時間がほとんど確保できないこともデメリットのひとつです。
平日は外出制限があり、週末も半日は授業や自習が入るケースが多いため、フィリピンの美しいビーチや観光スポットを訪れる機会は限られてしまいます。
厳しい門限が設けられているため、夜の文化体験を楽しむ機会もかなり限られます。
フィリピン留学で「異文化体験」も期待している方にとっては、少し物足りなさを感じるかもしれません。
英語漬けの環境を求める方には最適ですが、観光も同時に楽しみたい方はセミスパルタ校やノンスパルタ校を検討するとよいでしょう。
厳しい規則によるストレスが溜まりやすい
スパルタ校の厳しい規則は、精神的なストレスの原因になりがちです。
「校内日本語禁止」「授業の遅刻・欠席へのペナルティ」「夜間外出禁止」など、様々な制約が日常的に課されます。
規則を破れば、罰金や追加課題、最悪の場合は退学処分もあり得ます。
このような環境は英語力向上には効果的ですが、プレッシャーに弱い方や自由な学習スタイルを好む人にとっては大きな負担になることも。
実際に途中で挫折してしまう学生も少なくありません。
自分の性格や学習スタイルと相性が良いかどうか、留学前にしっかり検討しましょう。
スパルタ校の効果は?
フィリピンのスパルタ校で勉強すると、実際にどれくらい英語力がアップするのか気になりますよね。
留学期間の長さによって成果は違いますが、多くの留学生が目に見えて英語力が伸びていることを実感しています。
それぞれの期間における効果と、効果を高めるコツについて詳しく見ていきましょう。
1ヶ月留学の効果
スパルタ校であれば、1ヶ月間の留学でもかなりの英語力向上が期待できます。
毎日8〜10時間のレッスンを受けられるため、日本の週1〜2回の英会話スクールとは比較にならない学習量を確保できます。
この集中的な環境で、とくに初心者〜中級者の方はスピーキングやリスニング力が向上し、基本的な日常会話がスムーズにできるようになるでしょう。
実際の留学生データでも、1ヶ月でTOEICスコアが50〜100点程度アップしたという報告が挙げられています。
もともとの英語レベルや学習への取り組み姿勢によって効果には個人差があるものの、真剣に学習に取り組めば、1ヶ月の留学でも確かな効果を実感できるでしょう。
3ヶ月留学の効果
3ヶ月間のスパルタ校留学では、英語力が飛躍的に向上します。
短期留学とは比較にならない成長を実感するでしょう。
多くの留学生がTOEICで150〜250点アップという結果を残しており、リスニングやスピーキングだけでなく、読解力や作文力も含めた総合的なスキルアップが見込めます。
この期間は「英語で考える」習慣が定着し始める重要な節目。
最初は日本語に変換していた頭の中が、徐々に英語のまま理解できるように変化してくる頃です。
そのため、仕事や学校での英語使用に自信がつき、帰国後も実際の場面で英語を活用できるでしょう。
効果を高めるコツ
スパルタ校の効果を最大限高めるためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。
まずは留学前の準備です。
基本的な英単語や文法、日常会話でよく使うフレーズを事前に学んでおくと、現地での学習がぐっとスムーズになります。
次に大切なのは「観光客」としてではなく「学生」として取り組む意識です。
授業中はもちろん、食事や休憩時間も積極的に英語を使いましょう。周囲の環境をフル活用するのがコツです。
最後のコツは、その日学んだことはその日のうちに復習する習慣をつけることです。とくに苦手分野を重点的に見直すと、英語力の伸びを実感できるでしょう。
スパルタ校を選ぶ際のポイント
フィリピンのスパルタ校を選ぶ際のポイントは、以下の通りです。
・自分の英語レベルに合った学校を選ぶ
・留学目的に合ったコースを選ぶ
・留学期間に合わせた環境・設備を選ぶ
これらのポイントを押さえることで、より効果的な語学留学が実現できます。
おすすめのスパルタ校3選も紹介しますので、ぜひ学校選びの参考にしてください。
自分の英語レベルに合った学校を選ぶ
スパルタ校選びで最も大切なのは、自分の英語力に合った学校を選ぶことです。
レベルが合っていないと効果が半減してしまいます。
初心者なら基礎からしっかり教えてくれる環境を、中級者以上の方はより高度な内容を学べる学校を探しましょう。
レベル別クラス分けがしっかりしている学校がおすすめです。
また英語に自信がない方は、日本人スタッフが常駐している学校を選ぶと安心感があります。
自分の英語力を正直に評価し、無理なく成長できる環境を選びましょう。
留学目的に合ったコースを選ぶ
留学目的に合ったコースを選ぶことが、スパルタ校での効果を最大化するポイントです。
TOEIC対策が目的ならTOEICに特化したコースを、ビジネス英語を学びたいならビジネス会話に力を入れている学校を選びましょう。
また、学習スタイルに合わせたレッスン構成も重要なポイント。
会話力アップにはグループレッスンが豊富な学校が適していますが、文法や弱点克服ならマンツーマンレッスンが充実している環境が効果的です。
事前に各学校のカリキュラムをしっかり調査して、自分の目標達成に最適な環境を選択しましょう。
留学期間に合わせた環境・設備を選ぶ
留学期間によって選ぶべき環境や設備は大きく異なります。
短期留学(1〜2ヶ月)なら、集中できる学習環境が最優先。
授業の質や自習スペースの充実度をチェックすることが大切です。
一方、長期留学(3ヶ月以上)では生活の快適さも重要な要素になります。
Wi-Fi環境、食事の質、部屋のタイプなど、日常生活の質に関わる点も入念に確認しておきましょう。
学校の立地も重要なポイントです。都市部は便利ですが、遊びや買い物などの誘惑も多いもの。
一方、郊外は勉強に集中しやすい環境ですが、日常の買い物が少し不便に感じることもあります。
また、セブ島の暑い気候とバギオの涼しい気候、自分はどちらの環境で勉強しやすいかをあらかじめ検討しておくことで、留学期間をより快適に過ごすことができるでしょう。
おすすめのスパルタ校3選
フィリピンには多数のスパルタ校がありますが、とくに評判と実績が高い3校を厳選してご紹介します。
◆BECI スパルタキャンパス
涼しい高原都市バギオに位置し、24時間の英語環境と徹底した規則で短期間での英語力向上に定評があります。
とくにTOEIC対策コースが人気で、3ヶ月で平均100〜200点のスコアアップも報告されています。
◆PINES メインキャンパス
標高1,500mのバギオ市高原地帯に位置し、涼しい気候で集中力を高められる環境が魅力です。
中上級者向けプログラムが充実しており、特にIELTSコースは高い合格率を誇ります。質の高い講師陣による指導も評判です。
◆EV Academy
セブ島に位置し、ビジネス英語に特化したプログラムと日本人スタッフの手厚いサポートが魅力。社会人や初めての留学生にも安心の環境を提供しています。
これらの学校は、それぞれ特色が異なりますので、自分の目的や条件に合わせて選んでみてくださいね。
まとめ
この記事では、フィリピンのスパルタ校の特徴や効果、メリット・デメリットについて解説してきました。
スパルタ校は、自由な時間や観光を重視する方、厳しい管理にストレスを感じやすい方には不向きかもしれませんが、短期間で集中的に英語力を向上させたい方にとっては、とても魅力的な環境です。
自分に合った学校選びとしっかりした心構えがあれば、英語力向上に大きな効果をもたらしてくれるでしょう。
短期間で英語力アップを目指したい方は、この記事を参考に、ぜひフィリピンのスパルタ校に挑戦してみてくださいね!

◇経歴
・インターナショナルプリスクールでの勤務経験あり
・幼児英会話講師としての勤務経験あり
◇資格
・ケンブリッジ英語検定FCE
・実用英語技能検定2級
・幼保英語検定2級
・児童英語インストラクター資格
◇留学経験
・オーストラリア(1年間)
・イギリス(1か月)
◇海外渡航経験
【旅行】
イタリア、オーストラリア、ハワイ、グアム、プーケット、バリ島、セブ島、台湾
◇自己紹介
英語と旅行に魅了され、学生時代にオーストラリアとイギリスへの留学を経験。
異文化との出会いが人生の大きな転機となる。
幼児英会話講師としての経験を積み、現在は英語や異文化の魅力を発信するWebライターとして活動中。
夢は、娘との親子留学といつかは家族で海外移住。
趣味は、週末プチ農業と地元のグルメ探し。