フィリピン、特にセブ島にある語学学校の中で、人気を誇るのが、CIA（Cebu International Academy）です。数多くの語学学校がある中で、なぜこの学校が非常に高い人気を集めているのでしょう。
この記事では、CIAの施設や授業内容など、具体的な特徴について解説していきます。ぜひ、参考にしてみてください。
CIA(Cebu International Academy)とは？
概要
Cebu International Academy（CIA）は、フィリピン政府認定の語学学校で、2003年に設立されました。2022年6月には、マクタンキャンパスへ移転し、リニューアルオープンしています。
英語教育の質は高く、韓国、台湾、日本、中国、ベトナム、タイ、ロシア、モンゴル、トルコ、中東など10ヶ国以上の国から多くの学生が集まる環境です。日本人学生の割合は高めで、全体の約25％を占めています。
場所
CIAのキャンパスは、マクタン島のDapdap Roadに位置（CIA Building, Vistamar Avenue, Dapdap Road, Lapu-Lapu City, 6015 Cebu, Philippines）し、セブ国際空港から車で約25分の距離にあります。
キャンパスには、学生寮、食堂、自習室、ジム、プールなどが完備されているため、快適な学習環境が提供されています。新興開発エリアである「Mactan Newtown」に近接しており、周りには大型ショッピングモールやレストランもあるので、生活面でも非常に便利です。
CIAに留学するメリット
多様なカリキュラム
CIAでは、多様な英語コースが用意されており、初心者から上級者まで自分のニーズに合ったコースを選ぶことができます。
「ESL（English as a Second Language）」プログラムやTOEIC、IELTSなどの試験対策コース、ビジネス英語、ワーキングホリデー準備コースなどの豊富な選択肢が用意されています。
ですので、受講生は自分の目標に応じた最適な学習をすることが可能となります。さらに、毎日の小テストが行われるため学習の進捗を確認しながら勉強できます。
充実した施設と生活環境
2022年に施設がリニューアルされたので、快適で清潔感のある環境が整えられています。学校にはプールやジム、食堂、カフェといったリゾートホテルのような設備と清潔さがあって、生活の質がとても高められます。食事も充実していて、平日にはビュッフェスタイルの食事が3食用意されています。日曜日は2食ですが、常に幅広いメニューが用意されているため、食事に関しても高い評価を受けています。
多国籍の友人ができる
CIAには多国籍の学生が集まっているので、様々な国籍の留学生と友人関係を築くことできます。また、校内では「English Only Policy(EOP)」が適用されており、英語以外の言語を使用せずに英語のみでのコミュニケーションが必要となります。
このため、様々な国籍の学生との交流が生まれ、友人が作りやすくなるのと共に、国際感覚も育てることができます。
セミスパルタ式の学習環境
CIAの学習環境は「セミスパルタ」として知られており、しっかりとしたルールが設けられています。門限が設定されているので、強制的に規律正しい生活をすることになり、勉強に集中することができます。これにより、学習のモチベーションを長く保つことができます。
サポート体制が充実している
日本人スタッフや看護師が常駐しており、留学生活についてのサポートが手厚い点も大きなメリットです。体調不良やトラブルが発生した際には、迅速に対応してもらえるため、特に初めての海外留学で不安を感じる方には、安心して学習に集中できる環境が準備されています。
CIAで受けられるコース
ESLコース
Regular ESL
スピーキングスキルの向上に特に重点を置いていますが、リーディング、リスニング、ライティングのスキルも総合的に学べます。マンツーマンレッスンや小グループ授業、大グループ授業など、さまざまな形式で授業が行われています。
主なプログラム内容
・文法とボキャブラリーの強化
英語の基礎文法や語彙を学び、日常会話やビジネス英語に必要な技能を身につけます。
・リスニング練習
さまざまな音声資料や会話を通じてリスニング能力を高めます。映画、テレビ番組、音声教材などが使用される場合があります。
・スピーキング演習
日常生活や特定のシナリオに基づいたスピーキング活動を行い、流暢な会話ができるようになることを目指します。
・リーディング練習
多様なジャンルのテキストを読んで理解力を高め、語彙を増やします。
・ライティング演習
短いエッセイやメールの作成を通じて、ライティングスキルを向上させます。
4週間の費用
約2,400ドル（スタンダード1人部屋）
Intensive ESL
Regular ESLコースと同様の内容ですが、英語力を短期間で効率的に向上させることを目的としており、マンツーマンレッスンの授業数がRegular ESLコースよりも増えます。より多くの会話の機会が得られるので、スピーキング力をさらに向上させることができます。
4週間の費用
約2,500ドル（スタンダード1人部屋）
Power Intensive ESL
最もマンツーマンレッスンが多いコースで、マンツーマン6コマ、グループ2コマの授業があります。Intensive ESLよりも短期間で集中的に語学力を向上させたい方におすすめです。
4週間の費用
約2,600ドル（スタンダード1人部屋）
試験対策コース
TOEICコース
Pre、Regular、Guarantee（600/700/800/900）の3つのパターンがあり、TOEICでのスコア取得を目指す学習者向けに設計されています。
模擬試験を定期的に行い、実践的な練習を重ねることでスコアアップを図ります。リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの各セクションに焦点を当てたトレーニングを行い、英語力を総合的に引き上げることができます。
4週間の費用
約2,550ドル（スタンダード1人部屋）
IELTSコース
同様にPre、Regular、Guaranteeの3つのパターンがあり、IELTS試験に特化した内容です。
各コースではマンツーマン授業とグループ授業が組み合わされて実施されます。Guaranteeコースでは約12週の受講後に目標スコアに達しなかった場合、授業料などが免除される制度がありますので、希望する場合は条件や保証内容を確認しておくとよいでしょう。
4週間の費用
約2,600ドル（スタンダード1人部屋）
特別コース
ビジネスコース
ビジネスシーンで必要な英語表現や文書を作成するスキルを学ぶことができます。
マンツーマンとグループレッスンを組み合わせ、実践的な内容を学習します。報告書やプレゼンテーション作成についての授業もあります。実務に直結した内容が多く、個人用パソコンが必要になるので注意しましょう。
4週間の費用
約2,600ドル（スタンダード1人部屋）
ワーキングホリデーコース
ワーキングホリデーコースは、フィリピン留学後にオーストラリアでのワーキングホリデーを目指す方のために設計されています。
面接や履歴書作成の指導などがあります。マンツーマンとグループレッスンが組み合わさっており、即戦力を養うためのプログラムとなっています。4週間単位で受講が可能で、オーストラリアでの生活や仕事にスムーズに移行するための準備を整えることができます。
4週間の費用
約2,450ドル（スタンダード1人部屋）
Callan Methodコース
Callan Methodコースは、2025年1月から開講したコースで、スピーキングおよびリスニングスキルの効率的な習得に特化したプログラムです。
独自のCallan Methodを用いて、スピーキングおよびリスニングの反復練習を行い、流暢さを磨くことができます。
4週間の費用
約2,550ドル（スタンダード1人部屋）
ベネディクト大学コース
隣接するベネディクト大学の授業に参加できるプログラムであり、より高いレベルの学習が可能となります。
現地の学生と共に授業を受け、実際的なコミュニケーションスキルを向上させることができます。プログラムの修了時には、修了証書が授与されるため、公式な証明書が取得できる点も大きな魅力です。より実践的な英語環境で学びたい学生や、大学レベルの英語授業を体験したい学生にとっては最適な選択肢となっています。
4週間の費用
約2,500ドル（スタンダード1人部屋）
CIAの充実した設備
プール
校舎の中心には広いスイミングプールがあり、放課後や夜間にリフレッシュすることができます。リゾートホテルのような雰囲気で、デッキチェアも設置されています。夜になるとライトアップされ、学生の憩いの場となっています
ダイニングホール
ダイニングホールでは、毎日バラエティに富んだ食事がビュッフェ形式で提供されていて、様々な国の料理を楽しむことができます。白いご飯やチャーハンなども用意されているので、アジア系の学生にとってもうれしいメニューとなっています。
ジム
専用のジムがあり、ベンチプレスやスクワットマシンなど多様なトレーニング器具が完備されています。品質は非常に高く、日本と同等のクオリティとなっています。
体を鍛えたり、勉強で疲れた後のリフレッシュの場として活用することができます。ジムの利用時間は平日の朝6時から夜10時まで、週末は朝8時から夜10時までと、長時間にわたって利用可能です。
図書館
図書館には、さまざまな英語関連の書籍や教材が用意されています。ESLおよび試験対策用の教材を利用して自主学習を行うことができます。
IDPルーム
IELTSの公式試験会場であるIDPルームを備えています。さらにこの部屋は、Cambridgeの公式試験を受けるための施設にもなります。
カラオケルーム
カラオケルームも完備されています。利用方法は予約制で、各組1時間の利用ができます。ストレス解消や社交の場として非常に人気がある施設となっています。
ナースステーション
健康管理のためのナースステーションが設けられており、安心して生活を送ることができます。日中は常駐する看護師がいて、体調が優れない場合には簡単な診察や応急処置を行ってくれます。
CIAの寮
居住タイプ
プレミアム1人部屋
スタンダード1人部屋
2人部屋
3人部屋
4人部屋
スイートルーム（1〜3人で使用可能）
部屋の特徴
すべての部屋にバルコニー付き
エアコン、温水シャワー、トイレ、冷蔵庫、クローゼットなどの設備完備
個人用セーフティボックス、ランドリーバスケットの提供
サービス
洗濯: 週2回無料で提供されます。
掃除: 内部寮は週2回、ベッドリネンの交換は週1回です。
門限: 平日は22:00、金・土・祝前日は24:00です。
インターネット: 全ての部屋でWi-Fiが利用可能です。
CB4
2024年12月7日より、CIAのキャンパスの向かいに外部寮「CB4」が新設されました。よりモダンで快適な空間で生活、学習することができます。部屋には専用のプロジェクターやWi-Fiも完備されています。門限などのルールは、CIAの内部寮と違いはほとんどありません。
CIAのイベント・アクティビティ
ズンバ
毎週火曜日と木曜日の放課後に行われる人気のダンスとフィットネスを組み合わせたエクササイズで、学生とスタッフが一緒に楽しむことができます。
午後7時半から8時半までレッスンが行われていて、毎回30名から50名の学生や先生が参加しています。
ボランティア活動
人気のアクティビティの一つで、学生が地域社会とつながりながらボランティアを体験します。
毎月第2土曜日に開催され、興味のある学生は事前にメインオフィスで申し込むことで参加できます。地域社会への貢献をしつつ、実際の英語のスキルを活かすことができる貴重な機会となっています。
金曜日の週替わりイベント
毎週金曜日には、「Friday Activity」と呼ばれる様々なイベントが開催されていて、学生が参加できる多様なコンテストやアクティビティが行われます。
スピーチコンテスト、リーディングチャレンジ、ライティングコンテストなどが開催され、卒業までにいずれかのコンテストに参加することが義務付けられています。英語のスキルを実践的に向上させるための場でもありますが、学生同士の交流も深まるとても価値のある機会です。
まとめ
フィリピン留学の大きな魅力の一つはリゾート環境で英語を学べることではないでしょうか。南国の美しい自然の中で思いっきり留学生活を謳歌するには、住環境が整備されていることが重要です。
CIAはまさに高級リゾートのような設備を有しており、快適で楽しい生活が保障された学校といえます。さらに授業の質も非常に高く、確実に英語力を伸ばすことができる環境です。
フィリピン、セブ島への留学を検討している方へ、ぜひCIAを選択肢の一つとして考えてみることをおすすめします。
◇経歴
海外向けデバイスのソフト設計開発、関連資料翻訳
◇資格
TOEIC 900点
◇留学経験
ワーキングホリデーにてカナダ、オーストラリアに滞在経験あり
◇海外渡航経験
ワーキングホリデーでは、ホテルやレストランで仕事をしていました。
◇自己紹介
普段は翻訳などの仕事をしていますが、Webライターとしても活動しています。
興味の幅が広く、様々なテーマで記事を書いています。
皆様にとってわかりやすく面白い記事を書けるよう頑張ります。
よろしくお願いいたします。
