定年後の新たなチャレンジとして、フィリピンでの短期語学留学をお考えですか。
フィリピン留学はマンツーマンレッスンが充実し、費用も欧米の半額以下で済むため、シニア層からも人気を集めています。
日本から5時間ほどの距離で、時差もわずか1時間という気軽さも魅力です。
本記事では、シニア向けフィリピン短期留学のメリット、学校選びのポイント、おすすめ校、費用目安を詳しく解説します。
充実した留学生活を送るための参考にしていただければ幸いです。
- フィリピン短期語学留学がシニアにおすすめな理由
- シニアのフィリピン短期語学留学における学校の選び方
- シニアが学校を決める前に知っておきたいこと
- シニアのフィリピン語学留学にかかる費用目安
- シニアのフィリピン短期語学留学におすすめの学校
- まとめ
フィリピン短期語学留学がシニアにおすすめな理由
従来の留学といえば若い世代のものという印象がありましたが、50代、60代といったシニア世代にとってもフィリピンは魅力的な留学先となっています。
ここでは、シニアの方々にフィリピン短期語学留学がおすすめな理由をご紹介します。
マンツーマンレッスンで効率的に英語を学べる
フィリピン語学留学の最大の特徴は、マンツーマンレッスンの多さです。
欧米の語学学校ではグループレッスンが中心ですが、フィリピンではほとんどの語学学校が1日に複数回のマンツーマン授業を提供しています。
マンツーマンレッスンには、以下のようなメリットがあります。
・英語初心者のシニアでも自分のペースで学習できる
・講師と1対1で質問しやすく理解が深まる
・弱点や興味に合わせた効率的な学習が可能
・短期間でも集中的に英語を使える環境
特にシニア世代の方は「人前で間違えるのが恥ずかしい」「若い人についていけるか不安」という気持ちがありますが、マンツーマンレッスンならそういった心配なく学習に専念できます。
日本から近く、気候と物価が魅力的
フィリピンは地理的に日本から近く、直行便なら約5時間で到着します。
欧米など遠方への長時間フライトに比べて体力的な負担が少ないため、シニア世代にも安心です。
その他にも以下のような魅力があります。
・時差が1時間のみ
・一年中温暖な気候
・日本の3分の1程度の物価
・学習と観光を両立可能
特に、留学費用の安さは大きな魅力で、リーズナブルに質の高い英語教育を受けられるため、シニア世代にとって最適な環境と言えるでしょう。
充実した日本人サポート体制
フィリピンには日本人経営または日本人スタッフが常駐する語学学校が多く、言葉の壁を感じずに留学生活を送れます。
日本食を提供する学校も増えており、食事面での不安も軽減されています。
また、主要観光地には日本語が通じる場所も多く、休日の観光も安心です。
語学力向上だけでなく、異文化体験や新たな出会いなど、シニア世代のセカンドライフを充実させる貴重な機会となるでしょう。
シニアのフィリピン短期語学留学における学校の選び方
フィリピンには多くの語学学校があり、それぞれに特色や強みがあります。
ここでは、シニアの方が語学学校を選ぶ際に特に注目したいポイントを紹介します。
滞在環境の快適さを重視する
シニア世代にとって、快適な滞在環境は学習効果にも大きく影響します。
若い学生なら多少の不便さは気にならないかもしれませんが、シニア層は生活の質にこだわりたいものです。
特に以下のようなポイントを重視するといいでしょう。
・空港からのアクセスの良さ
・一人部屋の有無
・門限の有無
・食事の質と種類
一人部屋は相部屋より料金は高くなりますが、しっかり休息を取るためには大切な要素です。
バスタブがある学校は少ないので、浴槽での入浴を好む方は事前確認が必要です。
学校の雰囲気と年齢層
学校によってはシニア層の割合が比較的高いところもあります。
同世代の学習者がいると交流が生まれやすく、モチベーション維持にもつながります。
また、小規模校はアットホームな雰囲気で、一人ひとりに対するケアが手厚い傾向があるため、シニアの方におすすめです。
自分のペースで学べるプログラム
シニア世代には無理なく継続できるプログラムが大切です。
「スパルタ式」と呼ばれる厳しい規律の学校もありますが、シニアの方は自分のペースで学べる環境を選ぶことをおすすめします。
1日4〜6コマ程度のマンツーマンレッスンを提供し、午後は自由に過ごせるプログラムがシニア層に人気です。
シニア向けの専用コースがある学校も増えているので、自分の体力や目的に合ったプログラムを選びましょう。
シニアが学校を決める前に知っておきたいこと
フィリピン留学を検討しているシニアの方が、理想的な学校選びをするためには、現地の実情を理解しておくことが重要です。
日本と異なる環境で快適に過ごすために、あらかじめ知っておくべきポイントを紹介します。
フィリピンの学校の一般的な特徴
フィリピンの語学学校には、日本とは異なる以下の特徴があります。
・大規模校では孤立しやすい:大型校では若い学生が多く、シニアが孤立感を感じることも
・基本的にネイティブではない講師から学ぶ:フィリピン人講師の英語には若干の訛りがある
・食事が合わないことも:アジア料理が中心で、日本食が恋しくなる場合も
・バスタブがある学校は少ない:シャワーのみの学校がほとんど
・トイレットペーパーを流せない:水道管の構造上、紙を流せない学校が多い
これらの特徴を事前に知っておくことで、現地での不便さに対する心構えができます。
特に食事や入浴といった生活習慣に関わる部分は、日本とは大きく異なる場合があるので、柔軟に対応する心構えが必要です。
予約は早めに、時期選びも重要
フィリピン留学では、一人部屋など人気の部屋タイプは半年以上前から満室になることがあります。
特にシニアの方が快適に過ごすためには、早めの予約が欠かせません。
また、留学する時期によって学校の雰囲気も大きく変わります。
日本の長期休暇期間(1-2月、7-9月)は若い学生が多く、学校は賑やかになります。
一方、4〜6月や10〜12月は比較的社会人やシニアの割合が高くなるため、落ち着いた環境で学習したい方には、こうした時期を選ぶのがおすすめです。
日本人比率に注意する
学校によっては日本人の割合が高いところもあります。
英語漬けの環境を求めるなら、日本人比率の低い学校を選ぶことも検討すべきでしょう。
一方で、初めての留学で不安がある場合は、日本人スタッフが常駐している学校の方が安心できます。
日本人比率は季節によっても変動するため、留学エージェントに最新の情報を確認するとよいでしょう。
シニアのフィリピン語学留学にかかる費用目安
フィリピン語学留学は欧米圏と比較してコストパフォーマンスが高く、シニア世代にとって経済的負担が少ない選択肢として人気です。
ここでは、シニアの方が留学計画を立てる際に役立つ費用の目安をご紹介します。
基本的な経費(滞在期間に関わらず必要)
・入学金・テキスト代などの諸費用:約1万円~
・渡航費(航空券):約2〜6万円
・海外旅行保険料:約5,000円〜1万円
・予備費:約3万円~
上記の費用は目安であり、実際には学校選びや時期、個人の状況によって変動します。
特に航空券は予約時期により大きく価格が変わりますし、保険も補償内容によって費用が異なります。
万が一の出費に備えて予備費を多めに確保しておくと安心です。
期間別の総費用目安
滞在期間 | 総費用目安 |
1週間 | 約8.5〜12.5万円 |
2週間 | 約15〜20万円 |
1ヶ月 | 約25〜35万円 |
3ヶ月 | 約70〜90万円 |
上記費用には学費(授業料・滞在費・食費)が含まれていますが、学校のグレードやコース内容、選択する部屋タイプによって実際の費用は変動します。
一般的に長期滞在になるほど1週間あたりの費用は割安になる傾向がありますので、予算と相談しながら滞在期間を検討するとよいでしょう。
具体的な計画を立てる際は複数の学校から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。
シニア世代に推奨される追加費用
・一人部屋やホテル寮の追加費用:週あたり約1〜3万円
・観光やアクティビティ費用:月あたり約2〜5万円
・日本食などの外食費:週あたり約5,000円〜1万円
特にシニアの方は体調管理を重視し、万一の場合に備えて充実した海外旅行保険に加入することをおすすめします。
クレジットカード付帯の保険だけでは補償が不十分な場合があるので、滞在期間や健康状態に合わせた保険選びが大切です。
必要な部分には適切に投資して、充実した語学留学を実現しましょう。
シニアのフィリピン短期語学留学におすすめの学校
シニアのフィリピン短期語学留学におすすめの学校はセブ島に多くあります。
セブ島は成田空港や関西国際空港からの直行便でアクセスが良く、約5時間で到着できます。
この島には90以上の語学学校があり、日本人経営の学校も多く、治安も比較的安全です。
ここではセブ島でシニア世代に特におすすめの学校をご紹介します。
学校名 | おすすめポイント |
CAEA(カエア) | ・生徒の95%以上が社会人で、シニア層も多数在籍 ・学校、ホテル、日本食レストランがホテル内で一体化 ・完全個室で全授業がマンツーマンレッスン ・落ち着いた環境で英語学習に集中できる |
MeRise(ミライズ) | ・30~40代の社会人やシニアが中心の落ち着いた雰囲気 ・ビジネスマンやハイキャリアの学生が多い ・校舎内には教室・宿泊施設のほか、コミュニティスペース、和食レストラン、マッサージ、ランドリーも完備 |
CES(セブイングリッシュスクール) | ・ホテルかコンドミニアムから滞在先を選択可能 ・スピーキング・リスニングはフィリピン人講師、文法・発音は日本人英語講師から学べるハイブリッド式授業 ・アットホームでフレキシブルな対応がシニア層に好評 |
まとめ
フィリピン短期語学留学は、シニア世代にとって理想的な選択肢であることがおわかりいただけたでしょうか。
マンツーマンレッスンが充実し、費用も欧米の半額以下、日本からのアクセスも良好という三拍子揃った環境で英語を学べます。
学校選びでは滞在環境の快適さや自分のペースで学べるプログラムを重視しましょう。
セブ島にはシニア層に配慮したサービスを提供する学校が多数あります。
新しい知識と異文化体験を通じて、人生をより豊かにする機会としてフィリピン短期語学留学を検討してみてはいかがでしょうか。

◇経歴
日本の大手英会話スクール講師
オーストラリアで現地ツアーガイド
マレーシアの日本人学校で英会話講師
マレーシアの現地企業にて正社員勤務
◇留学経験
イギリス 1年 Wimbledon collegeなど
オーストラリア(ワーキングホリデー中) 1か月 Bond University
◇海外渡航経験、渡航先での経験内容
留学→アメリカ、イギリス、オーストラリア
旅行→イギリス、ヨーロッパの各国、アメリカ、オーストラリア、東南アジア各国など
仕事→オーストラリア、マレーシア
◇自己紹介
Webライターの大井にいなと申します。
独身時代に留学を経験し、国際結婚を機に多民族国家のマレーシアに住んでいます。
私の子供は生まれたときから複数の言語で育ち、オーストラリアの大学に留学して就職しました。
大人になってから英語を学び始めた自分との違いを実感しています。
自身の経験から、早期の言語習得の重要性や大人になってからの英語学習で必要なことなどを、できるだけわかりやすくお伝えしたいと考えています。どうぞよろしくお願いします。