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念願の1級に合格することができたのも、真摯に対策に付き合ってくれた講師のおかげです。

Oliveさん (50代・女性)
ネイティブキャンプ歴:5年9ヶ月 (体験談時)

Q.数ある英語の資格の中で、英検1級を取得しようと思ったのはなぜですか。また、英検以外にお持ちの英語の資格などがあれば教えてください。

本気で取り組めば合格は射程範囲かもしれないと思い、勉強を再開することにしました。
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全国通訳案内士(英語)の資格を2017年に取得しました。こちらの2次試験(面接)対策もNative Campでお願いして、無事合格しました。当時はフィリピン人の先生のみでしたので、スピーチ対策のみお願いしました。

コロナの影響で通訳案内士の仕事がすべてキャンセルになり、十分な時間ができたため、25年程前に連続10回1次試験をクリアできなかった英検1級にチャレンジしようと決意しました。久しぶりにWebsiteで公開されている英検1級の過去問を解いてみると、アカデミックな内容がとても興味深く、面白く、また以前よりも長文やリスニングの内容が理解できたため、もしかしたら本気で取り組めば合格は射程範囲かもしれないと思い、勉強を再開することにしました。

Q.英検1級合格を目指し、学習を始めた時点での英語力はどれくらいでしたか。

英語でディスカッションできるレベルには達していませんでした。
通訳案内士として、観光地の説明や業務に関することは英語で海外からのお客様に十分伝えられますが、世界平和、貧困問題、遺伝子組み換え食品、地球温暖化、男女平等、教育、宗教等、社会全般についての様々なトピックに関しては、知識や情報が欠けているだけでなく、たいした自分の意見もなく、英語でディスカッションできるレベルには達していませんでした。

Q.英検1級対策としてネイティブキャンプを選んだ理由を教えてください。

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1日24時間好きな時に何回でもレッスンを受講できるというのが最大の理由です。
勉強量は決して裏切らないと信じていましたので。しかも月額制でリーズナブル。そして講師のレベルやスキルの高さには、全国通訳案内士対策をお願いしました時から知っておりました。

Native Campは2次対策(英語での面接)のみお世話になり、1次試験の翌日から再開しました。その時はまだ1次試験の合否はわからず、しかもリーディングとリスニングは7割に少し足りない状態でした。つまり、合否はエッセイの点数次第というわけです。たとえエッセイで点数が取れなくて不合格になったとしても、2次対策のスピーチを強化することが次回受験するエッセイライティングの向上にも役立ちます。合格していた場合は、合格が判明してから2次試験まで2週間ほどしかなく、そこから準備をするのでは間に合わず、落ち着いて受験できないと考え、できるだけ早くからの再開を決めました。

英検1級の審査官は日本人と外国人の2名体制で、外国人審査官の国籍は不明です。国によってアクセントが多少異なりますので、Native Campの色々な国の先生方のレッスンを受講することで、試験本番でどこの国の審査官に当たっても大丈夫だろうと考えました。

また、Native Campには英検1級ホールダーの講師が多数いらっしゃるのも大きな決め手でした。実際に50名近くの英検1級取得の先生方にお世話になりました。

Q.英検1級対策として、レッスンは週に何回くらい受講しましたか。また、レッスン時間を含めた1日の勉強時間を教えてください。

週に45~6回受講し、一日7~8時間位勉強しました。
週末は家族との寛ぎの時間に充て、主にウィークデーに家事をササッと済ませた後(笑)、集中して勉強しました。コロナの関係か、2次試験は午前と午後にありましたが、両方とも試験時間に合わせた時間にレッスンを受講しました。低血圧で朝が弱い人、午後からは眠くなって調子が出ない人、など人によって体のリズムが異なります。私は午前中より午後の方が調子良く、午前中の試験になってもベストを尽くせるよう、Native Campのレッスンを受けてリズムを整えました。

Q.ネイティブキャンプには様々なコースや教材がありますが、英検1級対策のためにどのようなものを選んでいましたか。

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主にフリートーク、他には5分間ディスカッション、デイリーニュース、実践発音を選びました。
Native Campにはレッスンの要望欄があります。外国籍の先生のレッスンも受講したかったため、英検1級2次試験の概要と講師への要望を英語で記載し、ロールプレイ形式で講師に審査官役をお願いし、①スピーチの内容、②質問への回答、③文法とボキャブラリー、④発音とアクセントの4項目でのフィードバックと評価をお願いしました。

大体、1レッスンで2セットできました。このレッスン形式に疲れた時は、5分間ディスカッションを選び、また、スピーチや質問への回答の表現が単調になっているなと感じた時には表現の幅を広げるためデイリーニュースを使用しました。

さらに、一部の先生方から発音面での指摘を受けていたため、強化するために実践発音も選び、一つ一つの単語にさらに注意を払い、シャドーイングを通じて滑らかに話せるように練習しました。

Q.ネイティブキャンプには英検1級を取得している講師も在籍していますが、どのような視点で講師を選んでいましたか。

スピーチの内容や質疑応答、文法、発音に分けて、それぞれの分野に得意な戦法型にご指導をお願いしました。
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英検の評価項目のうち、私自身、得意、不得意があるのと同様、講師によってもこの先生はこの分野に強い、など特化した分野があると考え、スピーチの内容や質疑応答、文法、発音に分けて、それぞれの分野に得意な先生方にご指導をお願いしました。

全員、熱心で素晴らしい先生たちでした。一番たくさんレッスンを受講しましたHiroshi先生にはスピーチを何度も聞いていただき、細かいところまで丁寧にアドバイスしていただきました。トピックについて色々と調べて下さったり、ベターな表現を教えていただいたり、フィードバックでも参考文献を送って下さったお蔭で、スピーチの内容が8点貰えました。

次にレッスン回数の多かったのは、May先生Ryusei先生です。私はスピーチの型を予め決めていました。イントロダクション、ボディ(理由2つ)、コンクルージョンの構成です。May先生からはスピーチの2つの理由について、具体例や説明から始めるのではなく、結論を先に伝え、具体例や補足説明を続ける方が英語のスピーチではわかりやすいですよとの有益なアドバイスをいただきました。また、May先生ご自身が1級受験時に作成されたスピーチを参考にさせていただくこともありました。

Ryusei先生のレッスンは本番の英検2次試験そのものでした。試験直前に10分間時間を計って、氏名の確認と日常会話、トピックの選択とスピーチ準備、スピーチ、質疑応答を疑似体験したことにより、それぞれどのくらい時間を当てたら良いのか、時間の感覚を掴むことができました。試験の前日に「今まで勉強してきたことを、ご自身を信じて頑張ってください」とメッセージを下さり、とても嬉しく感じました。

1次試験直後から2次対策を始めましたが、初の2次試験は極度の緊張ゆえに練習した成果を十分出せず、合格点には少し足りず不合格になってしまいました。特に発音が10点中5点しか取れず、発音を矯正しないと合格は難しいかもしれないと1級所持の若い先生からアドバイスされ、それまではスピーチの内容と質疑応答に重点を置いてレッスンを受講していましたが、発音レッスンの数も増やすようになりました。発音の先生はビデオとプロフィールを拝見して、Rosy先生Fin先生Yamato先生にお世話になりました。Rosy先生には発音のみならず、リンキングサウンドやアクセント、イントネーションを指摘していただき、ナチュラルに話せるようにご指導いただきました。

Fin先生からはどの音が弱いかについて指摘していただき、発音記号を見ながら正確な発音を教えていただきました。Yamato先生には一語一語の単語を丁寧に見ていただき、正しい発音をご指導いただきましたため、意識して発音を変えることができるようになりました。お三方の熱心なご指導のお蔭で、久しぶりに受講した別の先生からも「発音が綺麗になりましたね」とお褒めのお言葉を戴き、感激しました。発音は短期間で伸ばすのは難しいと言われていますが、私は1度目の受験から約4ヶ月半で発音の点数が5点から8点に上がりました。

Q.ネイティブキャンプでのレッスンは、どのようなことが英検1級合格に役立ったと思いますか。

2次試験の勉強を開始して半年で1000回以上のレッスンを受講しました。
色々な先生方にスピーチを聞いてもらう度に「ものすごく勉強しているでしょう」と言われました。懸命に勉強していることを相手に伝えなくても、スピーチを聞くとわかってもらえるんだと嬉しくなり、安心もしました。それと同時に、勉強し続けることが自信に繋がりました。

また、審査官によってはにこやかでフレンドリーな方もいれば、無表情でしたり、険しい表情や態度の方もいるということをネットの情報で入手しておりましたので、試験当日、厳しい雰囲気の審査官に当たっても動揺しないように、難しい質問をしてほしいとか無愛想に振る舞って、嫌な審査官を演じてほしいなどと先生方に無茶なお願いをしたこともありましたが、快く引き受けていただきました。最悪な状況を想定し、そのような状況に備え、どんなシーンでも乗り越えられるだけの力がNative Campのレッスンでついたのではないかと思います。

Q.ネイティブキャンプでの学習以外ではどのような英検1級対策の勉強をしましたか。

1次試験対策はほぼ独学でした。
1次試験対策はほぼ独学で、エッセイライティングのみ他社のオンラインスクールの先生方(英検1級保持者とネイティブ)にチェックしていただき、指摘された箇所を何度も読み返し、書き直したものを覚えるようにしました。

他、単語帳を覚えたり、数年分の過去問を実際の試験と同じ時間に開始し、試験時間通りに解いたり、英作文の参考書兼問題集を数冊解きました。英検1級の問題量は膨大ですが、すべての問題に真摯に向き合いたかったため、まずはそれぞれの設問にどれだけ時間を割り当てるか、そしてどのような順番で解いていくかを決めました。

順番通り問題を解いていき、エッセイに十分時間が取れず、不合格になった方々のお話を聴いていたため、エッセイ(25~30分)→単語(12~13分)→長文読解(残りの時間)の順に回答しました。

2次対策は設問のパターンを把握し、どんな問題にも応用できる汎用性のあるスピーチ原稿をブロック単位で作成し、完璧にではなくても良いからスラスラ言えるよう暗記しました。作成したスピーチは、家事や買い物中も一人でブツブツ言っていました。また、できるだけ多くの先生方にスピーチを聞いてもらいたかったため、ネイティブキャンプ以外のスクールも少しの間、利用しました。

Q.英検1級の学習でつらかったことなどありましたか?また、英語学習のモチベーションの保ち方があれば教えてください。

英検1級の学習はしんどいけれどとても楽しいものでしたが、不合格になった時のショックを想像しては苦しい思いをしていました。
実際に一度2次試験で落ちてしまい、次も不合格になったらどうしようとか、そんなことを考える暇があるならばもっと勉強すれば良いのについ余計なことを考えてしまうのが辛かったです。そんな時には2次試験で不合格を経験された先生方にたくさん愚痴を聞いてもらい、励ましてもらいました。

先生方にはメンタル面でも大きくサポートしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。 モチベーションを保つために、時々英検とは関係ないレッスンをお願いしていました。例えば、先生方に外国人観光客の役を引き受けていただき、日本の観光地の紹介を英語でしたり、身の回りで起った面白い出来事などを英語で話したりして、気分転換を図りました。

Q.今後英語力を活かして挑戦したいことなどがあれば教えてください。

英検1級対策でSDGsについて情報を収集し、Native Campの先生方とディスカッションを繰り返してきました。
今後も国内外の方々と各国の取り組みに関する情報を共有し、個人レベルでできることを実行し、英語で発信していきたいと思います。

Q.これから英語を勉強する方や英検学習中の方にアドバイスがありましたらお願いします。

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伸び悩んだ時に、語学のエキスパートの大先輩が「語学の上達は階段状」とアドバイスしてくださいました。
私は途中、英語学習に疲れてしまって、長期間英語から離れていたことがありました。もしあの時、細々とでも良いから続けていたら、もっと早くに通訳案内士資格を取得し、英検1級に合格していたかもしれないと時々考えることがあります。タラレバを考えても仕方がありませんが。

これから英語の勉強を始める方や英検学習中の方に、まずは英語が好きかどうかご自身に問うてください。時間が十分取れず細々としか勉強することができなかったり、中断することがあっても、英語が好きならば、完全にさよならするのを避けてほしいです。

伸び悩んだ時に、語学のエキスパートの大先輩が「語学の上達は階段状」とアドバイスしてくださいました。たとえ伸び悩んだとしても、続けていればいつか壁を打ち破ることができると信じて頑張ってほしいと思います。

英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。

このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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