今回、ネイティブキャンプの魅力を語ってくれたのは、
プロ野球球団『千葉ロッテマリーンズ』の唐川侑己投手。

ネイティブキャンプで英会話学習を始めたという唐川投手にインタビューさせていただきました。

チームの外国人選手と英語で話す機会はありますか?

けっこう多い方ですね。グラウンドでもロッカールームでも話します。

僕は投手なのでフランク・ハーマン投手、ホセ・フローレス投手など外国の投手陣と話す機会が多いです。

ちゃんとした話は球団に通訳さんがいるので通訳を通じて話すことが多いのですが、外国人選手は簡単な英文とか、英単語を並べたりして、日本人に歩み寄ったわかりやすい英語表現を使ってくれます。
非常にありがたいですね。

これまでに英語でのコミュニケーションで苦労したことはありますか?

自主トレーニングで海外に行く時はいつも苦労しますね。

そのたびに、『来年こそは英語を話せるようになろう』と決意するのですが、なかなか勉強する機会がありませんでした。

英語が必要だと痛感したエピソードを教えてください。

外国人選手との会話の中で、直接会話してこそ盛り上がる部分ってあるじゃないですか。
そういった細かなニュアンスが通訳を通すと伝わりにくいのです。

もっと直にコミュニケーションがとれたらと、もどかしく感じることはいつもありますね。

そんな唐川投手が、ネイティブキャンプを受講しようと思ったきっかけを教えてください。

英語で外国人選手とコミュニケーションをとりたいというのが一番の理由です。

文法的に完全に正確な英語で話すとか、高望みはしていません。
本当に細かい部分はわからなくてもよいので、まずは英語でもっと直接会話をできるようになりたいんです。

英語学習を始める前、英語に対してどのようなイメージがありましたか?

中学高校と英語は苦手で、なかなか踏み込めない分野でした。
僕は高校卒業してそのままプロ入りしたので、英語を勉強する機会はこれまでまったくなかったです。

今回のネイティブキャンプがはじめての英語学習です。

実際にネイティブキャンプを受講してみての感想を教えてください。

先日、初級の日常英会話をスマートフォンで一コマ受講したのですが、とにかく楽しかったですね。

普段から外国人選手と交流が多いので、何となくですが、『相手がこんなこと話してるんだろうな』というのは初回でもわかりました。

受講後半、復習かフリートークを選択するのですが、僕は迷わずフリートークを選びました。

英語学習への苦手意識は変化しましたか?

はい。
講師の方も明るく親切でしたし、まずは英語になるべく頻繁に触れること、
積み重ねることが大切だと思いました。

唐川侑己
ネイティブキャンプでは、どのように英語学習をしていく予定でしょうか?

ホームでの登板日は難しいですが、遠征中などに、ホテルで勉強を続けていきたいですね。

週に2コマくらいは受講するのが目標です。

唐川選手の好きな英語のフレーズを教えてください。

『調子はどう?』という意味の『How are you feeling ?』が好きというか、よく使いますね。

あと、ハーマン投手は結構日本語を使うので、向こうが日本語やジェスチャー込みで『調子はどう?』と聞いてくることもあります。
投手同士ということもあり、お互いの調子は毎日のように英語と日本語で確認しあっています。

メジャーリーグで好きな選手はいますか?

野球選手としてアメリカへの憧れはあまりないので、特に好きなメジャーの選手などはいないですね。

英語を話せると、プロ野球選手が世界へ挑戦するための壁も低くなると思いますか?

やっぱりメジャーに行く選手にしても、日本で活躍する外国人選手にしても、コミュニケーションという部分が一番重要だと思うんです。

野球はチームスポーツなので、さらにコミュニケーションが大切なので、語学で苦労する部分が少なければ、より新しい環境で能力が発揮しやすいとは思います。

唐川侑己
今後の目標や夢を教えてください。

まずは今年のシーズンでチームの優勝を目指すこと。
チームの中のひとつのピースとして、しっかりと役割を果たしたい。

そのためには、チーム全員の力が必要なので、外国人選手も含めて皆でコミュニケーションを取りながら頑張っていきたいですね。

世界に挑戦したいと考えている方にメッセージをお願いします。

英会話に関して、僕の場合は最初の一歩を踏み出すのに時間がかかったのですが、いざ始めてみると意外と簡単でした。意欲のある方は早めに始めたほうがいいと思います。

ネイティブキャンプで英会話を始めたことをハーマン投手に話せば、彼も僕に英語を教えてくれると思うんです。それでさらに英語力を高めていけたら嬉しいですね。

吉川雅也

千葉ロッテマリーンズBtoB本部の本部長 吉川雅也氏にネイティブキャンプとのパートナーシップについてインタビューさせていただきました

オンライン英会話を提供する企業とパートナーシップを締結しようとした狙いは何ですか?

関係者を含めた多くの方に、学ぶ機会を提供したいという想いがありました。

選手に関して言えば、もちろん、人生をかけて野球に取り組んでいるのですが、野球以外でも、何か学ぶ機会を提供できればお役に立てるのではないかと。そこで何を学べるようにするのかを検討、最もニーズがあり、実現性の高いものをと考えた結果が英会話だったということです。

コロナ禍でオンラインでのコミュニケーションが当たり前になる中、「オンライン英会話」というカテゴリーであれば、選手はもちろん、ファンの皆様にもお役に立てるものと考えました。

英会話学習を提供する企業は多数ありますが、そのなかで提携先としてネイティブキャンプを選んだ理由を教えてください。

まずは、具体的なレッスン内容を調べました。結果、ネイティブキャンプの「レッスン回数無制限」は他社にない強みであり、選手にとってもファンの方々にとっても魅力的なものになると判断しました。

また、ネイティブキャンプのオーナー、社長、スタッフの皆様とパートナーシップ提携に向けた打ち合わせを重ねるうちに、皆様と一緒に仕事をさせていただきたい、皆様の事業活動に貢献したいという思いが強くなってきました。

吉川雅也
英語を学ぶことで「所属選手がメジャー志向になってしまう」などの不安はありませんか?

個人的な意見ですが、突出した能力の選手が最高峰の舞台で力を試したいと思うのは当然のことであり、最高峰に挑戦する気概のある選手が出てくること自体、素晴らしいことだと思います。

大谷選手のようなスーパースターが出現すれば、野球というスポーツ自体の魅力が上がり、価値が向上し、裾野が広がります。球団単体の話ではなく、野球界全体のことを考えれば、決して悪い話ではないと考えています。

現在、どの程度の数の受講者がいるのでしょうか?

選手やチームスタッフ、さらにはマリーンズベースボールアカデミーの生徒(総数約500名)を対象に受講希望者を募集しました。

チームに関して言えば、毎日続く試合の合間に英会話レッスンを受けたいという希望者がどの程度いるのか、正直不安でしたが、選手10名以上、球団スタッフやコーチ、通訳など、合計30名以上が取り組んでいます。

すでに英語を話せるスタッフがさらにレベルを上げようと受講する、あるいはスペイン語の通訳が「英語も身に着けたい」と受講するなど、しっかりした目的意識をもって取り組んでいる方が多いです。

今後のパートナーシップについて、どのような展開を考えていますか?

球団の外国人選手とファンの皆様が英語でコミュニケーションを取るようなオンラインイベントを企画しています。

外国人選手に対して、ファンの方が英語で質問、併せてネイティブキャンプの講師の方からもより深い内容でインタビューしていただければ、イベントとしてだけでなく動画コンテンツとしても面白いものになると思います。

今年3月からネイティブキャンプとのパートナーシップが始まったのですが、これまでの実施内容を検証しつつ、今後、選手やファンの皆様のためになる企画を実現してまいります。

吉川雅也
球団スタッフ全体の英語力や英語学習の現況に関して教えてください。

チーム関係者で現在学んでいる約30名は本当に熱心に取り組んでいます。

おそらく、メジャーを経験された井口監督や吉井投手コーチなどは、英語でのコミュニケーションにも慣れているのではないでしょうか。

事業系の球団職員に関しては、正直、英語を使う機会はそれほど多くないですね。私が見ているBtoB本部で言えば、外国のスポンサー、外国の広告代理店とのやり取りで使う程度でしょうか。

今回の導入は選手やチーム関係者が対象で、事業系の球団職員には導入できておりません。

今後は、球団に関わる全てのスタッフがネイティブキャンプで英会話を学べる機会を持てるよう、制度を構築できればと考えています。