今回の記事は、先月に続きカランメソッドについてお伝えいたします。
前回の記事をまだ読んでいらっしゃらない方は、「カランメソッドでビジネス英語を飛躍的に伸ばすには。」をご覧ください。
それでは今回のメインテーマである「各ステージのレベル」についてご紹介いたします。
Contents
各ステージのレベル換算表
個々の内容を確認する前に、まずは簡単に各ステージのレベルを表にして確認していきましょう。
こちらは文部科学省作成「各資格・検定試験とCEFRとの対照表(平成30年3月)」より令和元年8月に作成された「大学入試英語成績提供システム参加予定の資格・検定試験とCEFRとの対照表」と、TOEIC公式ホームページに記載されている「TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表」より弊社にて作成いたしました。
出典:TOEIC® Program各テストスコアとCEFRとの対照表
大学入試英語成績提供システム参加予定の資格・検定試験とCEFRとの対照表
各ステージの内容
続いて、各ステージの内容に触れていきたいと思います。
弊社は正規のトレーニングを経た正式提携校です。
各ステージの内容につきましては、カラン機構から提供された情報を弊社にて日本語に翻訳した内容になります。
〜ステージ1〜
ステージ1は英語学習を始めたばかりの人に適しています。
英語を学ぶ上で最も重要な単語と文法構造を紹介しています。
具体的には、
- 「Be」や「Have」
- 現在進行形(例、you are writing.)
- 主格代名詞と目的格代名詞(例、私・彼女・私・彼ら,etc)
- 所有代名詞(例、私の・彼の・私達の,etc)
など、英語を話す上で必要不可欠な基本的語彙を学びます。
〜ステージ2〜
ステージ2は、英語学習初心者向けになります。
ステージ1で学習した内容を応用した内容も含まれるため、ステージ1で習った内容を適度に復習できるようになっております。
具体的には、
- 現在形(例、you write)と現在進行形(例、you are writing)の違い
- 「any」と「some」の使い方
- 所有代名詞(例、私の・彼の・私達の,etc)
- 比較級や最上級(例、more than、 the leastなど)
などを学び、そのほか多くの必要不可欠な単語もカバーしています。
〜ステージ3〜
ステージ3は、初級レベルの学習者向けになります。
ステージ1・2で学んだ内容をさらに深く学習し、さらに副詞など多くの使用頻度が高い単語を学びます。
具体的には、
- 比較級と最上級(例、the furthest・as many as)の応用練習
- 使用頻度の高い様々な副詞(例、quickly・often・never)の使い方
- 過去形のbe動詞(例、they were)
- 一般動詞の過去形(例、we walked)
などを学びます。
〜ステージ4〜
ステージ4は、初級レベルの学習者向けになります。
ステージ3で学ぶ多くの日常語彙に加えて、
- 不規則動詞の過去形(例、he drank)
- 未来形(例、will や going to)
- 現在完了形(例、they have eaten)
- 仮定法(例、If you go …, you will see …)
- 仮定法過去(例、If you went …, you would see …)
を学びます。
〜ステージ5〜
ステージ5は、カランメソッド中級レベルの始まりです。
このレベルに適切な多くの単語に加えて、文法の難しい分野も含んでいます。
具体的には、
- 過去進行形(例、I was sleeping)
- 受動態(例、the book was written)
- 再帰代名詞(例、myself・herself)
- 過去完了形(例、you had studied)
- 未来進行形(例、she will be working)
- 仮定法過去完了形(例、If you had gone …, you would have seen …)
などの学習を行います。
〜ステージ6〜
ステージ6は、中級レベルの学習者向けです。
CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)のB1レベル、B2レベルの学習者に最適な、多くの言語分野を含んでおり、
- 間接話法(例、you told me that she would succeed)
- 使役構文(例、he had his dinner cooked by his mother)
- 未来完了(例、you will have written)
- 過去完了進行形(例、you had been writing)
を学びます。
〜ステージ7〜
ステージ7は、カランメソッド中級レベル向けです。
多くの新しい単語や文法の練習に加えて、前ステージまでに既出の文法構造をより深く学ぶ点にもフォーカスしています。
また、
- 便利なフレーズ、(例、a great deal of)
- 一般的なイディオム(例、get on someone’s nerves)
も学びます。
〜ステージ8〜
ステージ8では、中級レベルから中上級レベルへと移行する段階の学習者向けです。
ステージ8における質問は難解なものも多く、より複雑なコミュニケーションを取るためのトレーニングが可能です。
そのため学習する語彙は、多くの単語に加え、フレーズ・イディオムなど、より幅広くなります。
また、
- 「wish」の使い方(例、I wish she were here)
- 助動詞を含む文章で過去について言及する方法(例、they should have realized)
などを学習します。
〜ステージ9〜
ステージ9は、中上級レベルの学習者向けです。
多くの新しい単語と表現が出てくると同時に、スペリングと発音の強化を焦点に学習が進みます。
ステージ8までに習った内容を使いこなせるようになることがステージ9の目標であり、「学習者は既に自由に英語で表現できるレベル」という認識です。
そのため、ステージ9における質問は非常に難しく、文法内容はより自然かつスムーズにコミュニケーションを取るための形式や構造にフォーカスしています。
〜ステージ10〜
ステージ10は、中上級レベルまたは上級へ入りかけの学習者向けです。
多くの語彙の学習や高度な表現を使いこなす点にもフォーカスしています。
その他、
- 過去の出来事の推量における助動詞の使い方(例、you must have been exhausted)
- 過去の習慣における「would」の使い方(例、I would ride my bicycle every day when I was a child)
- 仮定法混合型(例、If I hadn’t missed my flight, I would be enjoying myself in Paris now)
などを学びます。
〜ステージ11・12〜
ステージ11とステージ12は、カランメソッド上級者レベル向けです。
ステージ11と12では、より自由に自身の考えを表現することができるよう、これまでのステージとは少し異なり、学習者の意見を引き出すような質問も用意されています。
ステージ11とステージ12では1700を超える新しい単語、表現、句動詞を学び、上級レベルの高度な文法も含まれています。
具体的には、
- 倒置(例、Little did Mary know that we had arranged a party for her birthday)
- 縮約関係詞節(例、The man arrested for the crime will probably end up in prison)
などを学びます。
また、
- よく使われる連語(例、on loan)の復習
- 前ステージまでに学んだ単語の組み合わせ表現(例、strike a balance)
などを、教材を使いながら学習するエクササイズパートもございます。
まとめ
今回はカランメソッドについて「各ステージのレベル」に焦点を当てご紹介してきました。
カランメソッドはレベルチェックテストにより社員様毎のレベルに合ったステージから開始いただけますので、幅広いレベルに対応いただけるビジネス英語プログラムです。
各ステージの内容を把握し見通しを立てて学習することにより、カランレッスン内で分からなかった部分をネイティブキャンプの教材を使った回数無制限レッスンをより有効活用していただけます。
ぜひ導入の際の参考としてご確認いただけますと幸いです。