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今のオンライン授業は非効率的?!学生目線の授業展開を行うには。

小学校、子供、英語、オンライン授業、コロナウイルス、休校

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、小学校から大学まで、多くの学校がオンラインでの授業を提供し、学校や学生は対応に追われています。

大学のオンライン授業では主に、ZoomやGoogleMeetなどのライブ授業の提供と、YouTubeなどを利用したオンデマンド授業の2種類によって進められています。
しかし、文部科学省の調査によると、「同時双方向型のオンライン指導を通じた家庭学習」の提供割合は、6月23日時点で、小学校は8%、中学校は10%、高校では47%という結果になっています。

このオンライン授業にはいくつかの課題があり、多くの場合がYouTubeなどで録画した内容を閲覧するオンデマンド授業だと言います。
そのため、学習のフォローアップは保護者が行う必要があったり、実際の理解度に関わらずレッスンが進んでしまうなど、学生目線の授業展開とは言えない状況です。

今回のブログでは、現在の課題やその課題を解決するための提案をご紹介いたします。

今のオンライン授業が非効率的な理由とは

オンライン授業は生徒だけでなく、教師にとっても初めての試みのため、全てが手探りという学校が多いのが現状です。
その中で、オンライン授業をしないという選択を選ぶのも、仕方がないのかもしれません。

一方で、オンライン授業に踏み込んだ学校の生徒たちは、どのような課題に直面したのでしょうか。

とある学生たちの意見では、

  • 自宅の通信状態が気になって授業に集中できない。
  • iPhoneやタブレットだと画面が小さすぎて文字が読めない。
  • パソコンの準備が間に合わない。
  • 音声や映像の乱れが度々起こり、授業が途切れてしまうが先生がそのことに気づかず、どんどん授業が進んでしまう。
  • 発言していいタイミングがわからず、理解できないまま進んでしまう。
  • 録画された内容を見るだけなので、分からないところがそのままになってしまう。

と、数えたらキリがないほどの課題が挙げられました。

通信状態の問題は、Aさんは問題ないけどBさんには問題がある、のように個々に状態が異なるため、通信状態が良好な生徒にとっても、あまり良くない生徒にとっても双方にストレスがかかる一番の課題なのではないでしょうか。

また、今のオンライン授業が非効率だと言われる理由として、授業の理解度が満足に得られない授業展開というところが挙げられます。

撮影された動画を見て、理解が出来るのはおそらく半分くらいではないでしょうか。
最初の方でつまづいてしまったら、全て理解できないという状況にもなりかねません。

家庭でフォローしてくれる人がいればいいですが、共働きが多い昨今でうまく家庭と学校が連携を取り、授業のフォローをするのは難しいのではと考えられます。

特に小学生に対する授業では、理解度の差が大きく、また授業に集中できないといった課題、スマホ・タブレットなども持っておらず、授業を受ける環境がそもそも作れないという理由から、高校・大学のようにはうまく進んでいないのが現状です。

その他に挙げられた課題では、モチベーションの問題があります。
家だとついだらけてしまったり、テレビや漫画など他の関心先に目が行ってしまったり、学校のような生活リズムをキープできなかったり・・・。

社会人の私ですら、長引く自粛生活の中で生活リズムの乱れが現れ始め、先日の話ではございますが、毎日受講していたレッスンが1日置き、2日置き、と徐々に受講数が減ってしまったことに焦りを感じたばかりでございます。

今の小学1年生は、自粛生活が始まった時はまだ幼稚園や保育園に通っており、春休みがずっと続いていたような気持ちのまま、小学校とはどんなところなんだろうか?というのも分からずに授業を受けることになっています。
そんな子供たちにオンラインで授業をすることが、どれだけ大変かは分かりますよね。

オンライン授業で英語力は伸びるのか

弊社はオンライン英会話を提供しておりますので、続いては、英語の授業についてお話をさせていただきます。
それぞれの学校が提供するオンライン授業で、学生の英語力が伸びるのか。

英語に限ったことではないものの、難しいのではないかと思います。

もちろんオンライン授業を長きに渡り提供している学習塾や弊社のようなオンライン英会話スクールがございますので、不可能ではないでしょう。
しかし、前述しているように、学生の理解度に合わせた授業展開ができていない場合、生徒を置いてきぼりにしてしまう危険性があります

例えば、ABCも分からない子供に「Hello. How are you? What is your name?」などと質問をぶつけても、子供の頭の中は「?」でいっぱいになります。
さらにYouTube動画による学習では、子供が画面の前でぽかんとしていても、先生は待ってくれません。
逆にライブ授業をやろうとすると、子供達の意識は他の子供や動く自分の姿に行ってしまい、授業を聞いてくれる雰囲気ではなくなってしまいます。

弊社オンライン英会話のキッズレッスンでも、もちろん英語がわからない子供がぽかんと画面の前で座っていることはよくあることです。
しかし、講師たちは根気強く英単語を教え、ゲームや歌、踊りなどを駆使して楽しい授業を提供しています。

  • 最初は挨拶も恥ずかしくて言えなかった子が、何回かレッスンを重ねるうちに大きな声で返事ができるようになった。
  • 「繰り返して読んでね」や「〇〇を持ってきて」などの指示を理解できるようになった。

など、英語に初めて触れたという子供達の保護者様から、嬉しいお言葉をいただくことが多々あります。

なぜそのようなことが実現できるのか、それはマンツーマンの授業で、25分間がその子のためだけに使われるからというのが大きな理由の一つだと考えます。

小学校や中学校では、集団授業がメインになります。
そのため動画での授業も、集団授業のような展開になりがちです。

オフラインでしたら、表情などを見ながら進むスピードを調整できますが、オンラインだとそうはいきません。
オンライン授業に慣れていない先生が教材を作ることになりますので、いつも通りの授業風景を撮影していたとしても、うまくいかなくて当然とも言えるでしょう。

予算が決まっている公立校では、オンライン授業が提供できない課題も

続いて、公立と私立の学校による差についてお話ししたいと思います。

多くのニュースがその現状を細かに伝えているため、すでにご存知の方もいるかと思いますが、1年間の予算が少ない公立校ではオンライン授業の提供が厳しいというのが課題です。

少ない予算で授業をしなければいけないため、どうしても一人一人に手をかける時間が取れない場合も。

弊社でも多くの学校や企業様から、低予算でのオンライン学習に関するお悩みをご相談いただきます。
そんな学校、企業様からの願いや、より多くの英語学習者にオンライン授業を届けたいという弊社の想いから誕生したのが「ライトプラン」でございます。

学生は学校で国語、社会、数学、理科など英語以外にもたくさんの授業があります。
毎日1コマ以上受けるのが理想ではございますが、カリキュラム的にも現実的ではありません。

毎日受けるぞ!という気持ちでオンライン英会話を始めても、高い月額費用を払って実際にレッスンができたのは2,3回だけというのは本当に勿体無いと思います。

しかし弊社ライトプランは、使った分の料金のみを請求する形になります。また、1か月あたりの最大受講回数を任意に設定できるため、予算内でより多くの学生に英語環境を整えることができます。

実際のご予算に対しどのくらいの授業数を確保することができるか、ぜひ弊社にご相談いただけますと幸いです。

生の英語を聞くことで飛躍的に英語力を伸ばすことができる

日本人が小学校から長い人は大学生になるまで、何年もかけて英語を学習していても英語が話せない理由の一つに、生の英語に触れていない、話す機会がないというものがございます。

これまでのブログでもご紹介させていただいておりますが、文法学習などを読み書きで行ってきた日本人の英語学習では、話す機会というのが圧倒的に足りていないため、いつまで経っても話せない人が多いのです。

一方で、何年も学習していて身に付けることができなかった英語を、3ヶ月や6ヶ月ほどの海外留学で身につけられる人もいます。
身につけられなかったという人の多くは、現地で出会った日本人とばかり一緒にいて、全然英語を話していなかったといいます。

日本に居ながら英語を身につけた子供達が度々テレビなどで紹介されることがありますが、その共通点として小さい頃から英語のアニメや音楽を聴かせ、常に英語が耳に入っている状態を作っていたというものがあります。

つまり、英語学習においては、綺麗な英語をたくさん聞き自分でアウトプットをどれだけしたか、というのが重要になってくるのです。

そんな授業をオンライン授業でやってくださいと言われても、多くの教員様が難しいと答えるのではないでしょうか。
近年英語学習に関するカリキュラムが一新されたばかりで、まだまだ慣れていない授業を、オンラインで展開するのは本当に大変なことです。

ぜひ、オンライン英会話で多くの学生に英語学習を提供している弊社に、オンライン英語学習についての相談をしてみませんか?
弊社サービスを使った学習の組み立て方や、生徒のフォローについて、経験豊富な担当者よりアドバイスをさせていただければと存じます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。