現在、新入社員を対象に、実際に現場で実務に入る前に研修を行う企業は非常に多いと思います。実際の研修内容として、「企業や事業内容への理解の追及」や「社会人としてのマナー講習」が主に行われているのではないでしょうか。
しかし、そんな重要な役割を持っている新入社員研修ですが、どのような研修を行うことが、より効果的なのでしょうか。
そこで、今回は企業様が行う新入社員研修において、少しでもお力になれるように、具体的な取り組み方法についてお話しさせていただきます。
「新入社員研修を行う重要性」
新入社員研修の最大の目的は、新入社員に
「社会人・企業の一員としての自覚を持たせること」と、
「現場で即戦力となるメンバーにすること」だと思います。
まず、みなさんも取り組まれているかと思いますが、「企業や事業内容への理解の追及」です。企業理念や事業目的、企業自体への理解を深めることで、自身がこれからなにをするべきか、何を目標として働くのかを明確にし、業務上で必要な基本的知識やスキルを習得することも可能です。
それにより、企業の一員であるという自覚を持たせることができるので、実際の現場に配属された際に、自身がすべきことを理解したうえで、現場で実践することができるのではないでしょうか。また、研修の達成効果が高いほど、新入社員の現場での心理的負担を軽減することも可能です。
次に、「社会人としてのマナー講習」を行う企業様が多いのではないでしょうか。敬語の使い方、正しい身だしなみ、名刺交換、手紙やメールの書き方、電話の取り方、新入社員にとっては全てがはじめて経験することです。
また、幅広い年代の方々とかかわって仕事をします。一般的なマナーだけではなく、仕事をする上でのコミュニケーションや人とのかかわり方についても、重要だといえるでしょう。
では、新入社員研修では、以上のことだけ行えばいいのでしょうか。そうではありません。新入社員時代というのは、やる気に満ち溢れており、吸収力も高いといえるでしょう。
「英語研修を行うメリット」
現在、日本の企業様で新入社員研修の一環として英語研修に取り組まれている企業様は数多くいらっしゃいます。では、新入社員研修として、英語研修を行うメリットはいったいなんでしょうか。
昨今の急激なグローバル化に伴い、ビジネスの場において英語は欠かせないものになってきております。日々、様々な情報が生まれ、瞬く間に変化していきます。その変化に即座に対応し、取り残されないためにも新入社員のうちに早期育成することが、重要だといえます。
また、新入社員は少し前までは学生であったことから、英語に触れる機会も多く学習意欲もあり、モチベーションも高いことから、早いうちに教育することで、知識の定着にも繋がり、より高い研修効果が期待できるでしょう。
では、新入社員の英語力が向上することで、どのような効果が得られるのでしょうか。
まず第一に、円滑なコミュニケーションが可能になります。「英語が話せる」という経験は、新入社員の自信にも繋がり、日々の振舞いにも変化をもたらすと言われています。ですので、海外のクライアント様とのコミュニケーションのみならず、日本においてもプレゼンや交渉の際に、その力を発揮することができるでしょう。
また、効果的な学習方法や学習のコツを学ぶことで、自身の学習意欲の向上に繋がり、英語を学ぶ上で大切な「継続的な学習」を身につけることができるでしょう。また、英語の自己学習のみならず、その姿勢は業務にも反映され、積極的に業務に邁進することができるでしょう。
「効果的な英語研修」
では、具体的にどのような英語研修を行うと、より効果的なのでしょうか。英語学習において重要なことと、それを踏まえた具体的な英語研修の内容についてご紹介いたします。
英語学習において大切なことは、「継続」であると私たちは考えています。1日5分でも英語に触れることで習慣化し、英語力の向上に繋がります。
また、ビジネスの場で英語を使う際、最も重要だと言われているのが「コミュニケーション能力」です。いくら英語力が高くても、人と人とのかかわりが重要なビジネスの場においては、相手の価値観であったり、言語以外のことを知る必要があるのです。
また、発音においても、日本語では「あ、い、う、え、お」の5つの母音で音を出しているのに対し、英語は母音の数が多く、私たち日本人が同じ音だと認識される音が、別々の音として区別されています。ビジネスの場において正しい発音は相手にいい印象を与えるため、信用を得やすくなります。
そこで、私たちがおすすめしたいのは様々な国籍の人とのコミュニケーションです。それによって、発音の違いを聞き分けられるようになり、聞き取れる音というのは発することができる音です。自然と正しい発音を身につけることが可能です。
オンライン英会話のネイティブキャンプでは、アメリカ・イギリスなどのネイティブスピーカーや、英語運用能力が非常に高いフィリピン・セルビアなど
世界100ヶ国以上の様々な国籍の講師が在籍しております。
それぞれの特性や経験を活かした、バラエティ豊かなマンツーマンレッスンが受講できるので、コミュニケーションのみならず、様々な国の文化や価値観を学ぶことも可能です。
また、ネイティブキャンプはデバイスを問わない利便性から、5分という短い時間でも英語に触れることが可能です。いつでも、どこでも、気軽に反覆学習が行えるため、継続して英語を学習するには最適な環境をご提供いたします。
「研修担当者に求められること」
ここまで、新入社員研修で重要なこと、英語研修を取り入れるメリットについてご紹介いたしました。以上のことから、企業の研修担当者様には、どのようなことが求められるのでしょうか。
まず、決して忘れないでいただきたいのは、「雰囲気作り」です。新入社員は、学校を卒業したばかりで社会についてほとんど知識のない状態で入社いたします。ですので、新入社員が質問や疑問を投げかけやすい環境というのは、企業にとっても今後の研修の改善点を見つけることができるかもしれません。
研修では、グループワークなどを行い、ビジネスにおいて大切な対人対応力を身につけながら、自己学習にも励むことができる環境が求められます。個々の学習で知識を身につけ、全体研修で意見交換を行いながら、モチベーションを高めることが、理想的な研修内容だといえるのではないでしょうか。
研修を行う際には、必ず目的とゴールを明確に伝えることが重要です。ゴールまでなにが足りていないのか、また自身の成果を可視化させることで、より効果的な研修になるでしょう。
「まとめ」
いかがでしたでしょうか。
モチベーションが高く、学習意欲の高い新入社員時代に、英語研修を取り入れることで、より効果的な新入社員研修を行うことが出来ます。
英語学習において大切なことは「継続」です。早い段階で英語学習を習慣化することで、この先の企業を支えていく、グローバル人材を育成することができるのではないでしょうか。