多くの企業様が「社員の英語力を高める」と言う課題を抱えていることと思います。
急激なグローバル化に伴い、円滑なコミュニケーションを取るためには社員全体の英語力を上げる必要があります。
また、入社時は英語力を問われなかった社員の方々も、国際的なパートナーとビジネスの場で関わることが増え、英語力は必要不可欠になってきたのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に英語研修としてオンライン英会話のネイティブキャンプを導入していただいた企業様のお話をご紹介させていただきます。
高まる英語力の需要と実際
今回ご紹介する企業様(以後、A社様と呼ばせていただきます。)は、「入社時にTOEIC®L&R TESTスコアなどの英語力を問われていなかったこともあり、どの程度の数の社員が英語を話せるのかも把握できていなかった。」と言う課題を抱えていらっしゃいました。
マンツーマン英会話レッスンを導入し、常時8名程度の社員様がネイティブスピーカーから英語を教わっていましたが、講師の在籍数やコストなどの理由から、
「より多くの社員が英語教育を受ける」
と言うA社様の目標を達成することが難しい状況でした。
現在、日本の企業でも採用条件に「ビジネス英語スキル」「TOEIC600点以上」など、英語力を求められる求人が増えた印象がありますが、A社様のように入社時に英語力を問わない求人も多くあります。
また、「日常会話」はなんとか出来ても、ビジネスレベルの英語力を持つ社員を多数抱える企業様はそう多くはないのではないでしょうか。
以前投稿したブログでも書かせていただきましたが、実際にビジネスの場において、最も重要とされているのは対話力です。
対話力とは、聞く・まとめる・伝える、という3つの要素から構成されています。
英語学習は中学校から始まりますが、文法の知識だけでは円滑なコミュニケーションを取ることはできません。
英語を話す機会が少なかった人が、いきなりネイティブスピーカーとの商談を成功させると言うのはなかなか難しいものです。
しかしながら、オンライン英会話は自主的に学習をしなければならず、「社員の学習意欲にバラつきを感じる…」と言った悩みを感じている企業様は少なくないかと思います。
実際に今担当している仕事で英語を使わない社員にとっては、
「英語は必要だと思うけど、今すぐ必要かと言われるとそういうわけじゃない」
という、中々モチベーションを高く持って学習するのは難しい状況も合間って、英語研修が中々続かないという課題が残っています。
A社様に実際の受講状況をお伺いしたところ、月に数回の方から30回以上の方まで、時間がない中で隙間を縫って取り組んでいるため、ばらつきがあるようですが積極的にご受講いただいているとのことでした。
英語研修のモチベーション維持のために・・・。
ここからはモチベーション維持のため、A社様が実際に行った対策や工夫をご紹介いたします。
グローバル社会といっても、なかなか日常的に英語を使うことはないかと思います。
一方で、「社内英語研修での社員のモチベーションを高める方法」の記事でもお話させていただきましたが、受講者様自身が思うように学習し、それに値する結果を得ることができる場合には、英語学習に面白さを感じ、モチベーションを長く維持することができるでしょう。
そこでA社様は、「ひと月に4回は受講する」と言う英語研修を継続するための条件を設け、社員のモチベーション維持に努めていらっしゃいます。
また、「1年間で社員の30名超をビジネス英語を話せる社員にする」という目標を設定し、目標を達成するために、社員様の英会話のレベル毎に3つのステップに分け、社内英語教育に取り組まれています。
この制度のおかげで、レベルが合わないために続けられなかったということを防ぐことができます。
「個々の英語力が異なるので、どのように指導すればいいのかわからない…」という悩みを持つ担当者様には、ぜひ参考にしていただければと思います。
また、A社様は、あくまでも勤務時間外に自主的に学ぶという前提で、英語研修を行っているため、レッスン方法は全て受講者様に任せているそうです。
しかし、社内でも受講が出来るように、物理的なサポートをすることで、社員様のやる気を持続させる工夫をされていました。
具体的には、社内の応接スペースや自習エリア、作業エリアなどのスペースをお昼休みや終業後に開放しているようで、スマホからでも短時間で学習できるオンライン英会話のメリットを最大限に活かしていただいております。
オンライン英会話のネイティブキャンプは、24時間365日受講できるため、様々なライフスタイルの方々に合わせた受講スタイルを提供することができます。
また、日本人カウンセラーと一緒に、受講者様にあった教材・コースを見つけることができますので、「レッスン方法を受講者様に任せて英語力は伸びるのか」と不安に感じていらっしゃるご担当者様の疑問も解決できるかと思います。
業務では「たまに英文メールのやりとりがある程度」で英語を使う機会はほとんどなかったという受講者様は、基本は週に4〜5回ご受講されているそうで、約1年(9ヶ月)で英語に対するストレスがなくなったとのお言葉をいただきました。
実際にご受講いただいている「カランメソッド」という教材は、即座に英語を発さないといけないため、「通常のレッスンでは考え過ぎて会話が止まってしまう」という方におすすめです。
また、カランメソッドはステージが12まであるため、進捗状況を管理しやすく、またステージをどんどん上げていくのが楽しいという点で、多くの方から支持をいただいております。
・ステージを上げていくのが楽しい
という気持ちは、英語研修を高いモチベーションを維持したまま継続するためには必要不可欠であり、モチベーションを高めるきっかけになると言えます。
英語研修の管理の難しさと解決方法
ここまで、海外のパートナーと円滑なコミュニケーションを取るために、A社様の事例をもとにお話をさせていただきました。
「社内英語研修での社員のモチベーションを高める方法」のブログでもお話ししましたが、一般的に、英語をマスターするには3000時間が必要と言われています。
一方で、忙しい合間を縫って受講している受講者様にとっては、受講者様同士が切磋琢磨しあえる環境作りが大切です。
まずは、個人の受講状況を把握し、受講回数が下がっている受講者様に声をかけたり、定期的に受講者様同士が交流できる機会を設けたりするなど、個々の学習と並行しモチベーション維持に取り組んでいただければと思います。
オンライン英会話であれば、受講者様一人一人のタイミングで学習することができるので、5分、10分など短い時間でも英語に触れることができます。
24時間365日、好きなタイミングでいつでも何度でもレッスンの受講が可能なオンライン英会話のネイティブキャンプであれば、
「急に予定が空いた時や思いついた時にすぐに受講したい。」
「待ち時間や休憩時間に受講したいが、“何時から”というのを予め決められない時にも、受講できるとありがたい。」
という受講者様のニーズに答えられますし、
「受講しようと思ったが講師がいなかった。」
「予約しないといけないため、予定を立てられずそのまま受講しないで終わってしまった。」
といった学習意欲を下げてしまう要因を取り除くことができます。
オンライン英会話のネイティブキャンプでは、法人プランをご契約いただきますと、ご担当者様がご受講履歴を管理しやすいよう、法人マイページ内に「受講進捗状況の確認」ページを設けております。
一人一人のレッスン回数を一覧で見ることができ、ご受講期間を指定して期間内の受講時間を検索することも可能です。
直感的に管理することができるため、「管理が大変でつい後回しになってしまう」という状況を避けることができます。
円滑なコミュニケーションを取るための今後の課題
この度紹介させていただいたA社様は、オンライン英会話のネイティブキャンプを導入され、約1年となります。
そして、単に「英語を喋れる」という部分だけでなく、各社員が「国際的な感覚を養う、備える」という今後の目標のため、日々、社員様の研修に取り組んでいらっしゃいます。
英語学習は、1人で進めることは非常に困難だと思いますが、1人では解決できないお悩みでも、一緒に励む仲間がいることでまた進むこともできます。
まずは受講者を取り巻く状況の改善を図ること、それを踏まえた上で研修が取り組まれることが効果的だと思われます。
もし海外のパートナーと円滑なコミュニケーションを取るための取り組みでお悩みのことがあれば、ぜひとも私共にもご相談くださいませ。
何かお力になれることがきっとあるはずです。