食べ物の英語はfoodだけじゃない|料理との違いと会話フレーズ
「食べ物」を英語にしようとすると、まずfoodが浮かびます。ただ、レストランで出てきた一皿を指したいときや、日本の食文化を説明したいときに、foodだけで押し通すと少し不自然になる場面があります。この記事では、foodと近い語の言い分けを整理したうえで、カテゴリ別の英単語一覧と、味や好みを伝える会話フレーズまでまとめます。
「食べ物」を大まかに指すならfoodで問題ありません。
ただし調理された一品はdish、朝食や夕食といった食事の機会はmeal、国や地域の料理の系統はcuisineが自然です。
foodは一般的な意味では不可算名詞ですが、種類や品目を指すときはfatty foodsのように可算にもなります。
- food / dish / meal / cuisine を何を基準に選ぶか
- 野菜・肉・主食・デザートなどカテゴリ別の英単語
- 味や食感、好き嫌いを英語で伝える言い方
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▶ 今すぐはじめる1. foodと近い語の言い分け早見表
| 英語 | 意味 | 使いどころ |
|---|---|---|
| food | 食べ物全般 | 何を食べるかを大まかに話すとき |
| dish | 調理された一品 | 特定の料理を指すとき |
| meal | 一回の食事 | 朝食・昼食など食事の機会を指すとき |
| cuisine | 国や地域の料理の系統 | イタリア料理のようにまとめて言うとき |
| ingredient | 材料・食材 | レシピや買い物の材料を指すとき |
| groceries | 買い物の食料品 | スーパーで買うものをまとめて言うとき |
以下、それぞれを順に見ていきます。
2. 「食べ物」の英語はfood|まず押さえる基本の意味
「食べ物」を広く指す語がfoodです。辞書では、人や動物が食べるもの、という定義になっています。野菜や肉のような素材も、ハンバーガーのような完成した一品も、どちらもfoodに含まれます。
注意したいのは数え方です。一般的な「食べ物」を指すときは不可算名詞として扱い、some foodやmuch foodの形を使います。冷蔵庫の中身を話すときも、量として捉えてsome foodと言います。
There isn't much food in the fridge.
冷蔵庫に食べ物があまり残っていない
I'll go buy some food for tonight.
今夜の食べ物を買ってくる
一方で、種類や品目を意識するときは可算名詞としても扱われ、a foodやfoodsの形が使われます。脂っこいもの、発酵食品のように、カテゴリを並べて話す場合はfoodsが自然です。
He was told to cut down on fatty foods.
脂っこい食べ物を控えるように言われた
Some foods are rich in vitamin C.
ビタミンCを多く含む食べ物もある
「全般か、種類か」で切り替わると考えると迷いにくくなります。
3. food / dish / meal / cuisine の言い分け
foodで通じる場面は多いのですが、それだけを使い続けると説明が大まかになりがちです。ここでは、これらを4つに分けて整理します。判断の軸は「何を指しているか」です。素材や全般はfood、具体的な一品はdish、食べる機会はmeal、料理の系統はcuisineです。
dish:特定の方法で作られた一品の料理
dishは、ある調理法で作られた一品を指します。辞書でも「特定の方法で調理された食べ物の種類」という定義が置かれています。カレー、ラザニア、肉じゃがのように、名前で呼べる料理はdishで表せます。数えられる名詞なので、a dishやtwo dishesの形になります。
レストランでメニューを指して質問するときや、自分の得意料理を紹介するときに使いやすい語です。
What's the most popular dish here?
ここで一番人気の料理は何ですか
Sushi is a Japanese dish made with vinegared rice.
寿司は酢飯を使った日本料理です
meal:朝食・昼食などの一回の食事
mealは、食事という機会そのもの、またはその機会に食べたもの全体を指します。朝食・昼食・夕食はそれぞれ1つのmealです。ご飯とみそ汁と焼き魚が並んでいれば、個々はdishで、まとめて1つのmealという関係になります。
「食事を作る」「食事を抜く」のような文では、foodよりmealのほうが収まりがよくなります。
We had a big meal after the hike.
ハイキングのあとにたっぷり食事をした
I usually skip the first meal of the day.
一日の最初の食事はいつも抜いています
cuisine:国や地域の料理の系統
cuisineは、国や地域、店に固有の料理のスタイルを指す語です。辞書によってはフォーマルな語とされ、foodよりも料理のスタイルや伝統に焦点を当てた表現です。日常会話よりも、紹介文やメニューの説明で目にすることが多くなります。Italian cuisine、Thai cuisineのように、地域を表す形容詞と組み合わせて使います。
友人との会話でイタリア料理が好きだと伝えるだけなら、Italian foodのほうが自然です。cuisineは、料理の伝統や特徴に話が寄るときに選ぶと考えるとよいでしょう。
This restaurant serves traditional Korean cuisine.
この店は伝統的な韓国料理を出しています
Japanese cuisine relies heavily on seasonal ingredients.
日本料理は旬の食材を軸にしています
食材はingredient、買い物の食料品はgroceries
料理の材料は、foodではなくingredientで表します。レシピの材料欄はingredientsで、買い物のメモにも使えます。
スーパーで買うものをまとめて言うならgroceriesです。基本的には食料品を指し、とくにアメリカ英語では洗剤やティッシュのような日用品まで含めて使われることもあります。この意味では複数形で使うのが基本です。単数のgroceryには、アメリカ英語で食料品店そのものを指す用法があります。
なお、「料理する」は動詞のcook、「料理すること・料理法」は名詞のcookingで表せます。I cook almost every day.のようにcookは動詞で使い、Japanese cookingのようにcookingは料理のスタイルを表す名詞としても使えます。
You only need four ingredients for this soup.
このスープに必要な材料は4つだけです
I need to pick up a few groceries on the way home.
帰りに食料品をいくつか買っていかないと
煮る・焼くといった調理の動作そのものを英語で言い表す方法は、動詞ごとに整理したこちらで確認できます。
4. 食べ物の英単語一覧(カテゴリ別)
ここからは、会話でよく登場する単語をカテゴリごとにまとめます。すべて覚える必要はありません。自分がよく食べるものから拾ってみてください。
| カテゴリ | 日本語 | 英語 |
|---|---|---|
| 野菜 | じゃがいも | potato |
| 野菜 | 玉ねぎ | onion |
| 野菜 | にんじん | carrot |
| 野菜 | キャベツ | cabbage |
| 野菜 | なす | eggplant |
| 野菜 | 大根 | Japanese radish |
| 果物 | りんご | apple |
| 果物 | 梨 | pear |
| 果物 | ぶどう | grape |
| 果物 | いちご | strawberry |
| 果物 | すいか | watermelon |
| 果物 | 柿 | persimmon |
| 肉 | 牛肉 | beef |
| 肉 | 豚肉 | pork |
| 肉 | 鶏肉 | chicken |
| 肉 | ひき肉 | ground meat |
| 肉 | 鶏むね肉 | chicken breast |
| 魚介 | まぐろ | tuna |
| 魚介 | 鮭 | salmon |
| 魚介 | さば | mackerel |
| 魚介 | えび | shrimp |
| 魚介 | いか | squid |
| 魚介 | ほたて | scallop |
| 主食 | ごはん | rice |
| 主食 | おにぎり | rice ball |
| 主食 | うどん | udon noodles |
| 主食 | そば | buckwheat noodles |
| お菓子・デザート | せんべい | rice cracker |
| お菓子・デザート | かき氷 | shaved ice |
| お菓子・デザート | プリン | custard pudding |
| お菓子・デザート | ようかん | sweet bean jelly |
牛肉はbeef、豚肉はporkのように、動物名と食肉名で語が変わります。日本のプリンは、単にpuddingと言うとイギリス英語ではデザート全般に受け取られることがあります。
包丁やまな板といった調理器具の呼び方や、みじん切りなど切り方の言い方はこちらで拾えます。
覚えた単語を、英語で口に出してみよう
食べ物の名前は表で目を通せても、会話の中でとっさに出てくるかは別で、使う機会がないと定着しにくいところがあります。
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5. 味と食感を英語で伝える
単語が言えるようになったら、次は感想です。おいしいをdeliciousだけで済ませるより、味や食感の語を混ぜたほうが会話が続きます。
「おいしい」の言い換え
deliciousは強い褒め言葉なので、veryを付けると重複した響きになります。ふだんの食事についてはgoodやtastyがよく使われ、家族や友人との会話ではyummyのようなくだけた語も登場します。
This soup is really good. What's in it?
このスープすごくおいしい。何が入ってるの
The bread here is always tasty.
ここのパンはいつもおいしい
That was one of the best meals I've had.
今まで食べた中でも指折りの食事でした
味を表す形容詞
| 日本語 | 英語 | 日本語 | 英語 |
|---|---|---|---|
| 甘い | sweet | 苦い | bitter |
| 辛い | spicy / hot | 酸っぱい | sour |
| 塩辛い | salty | 濃厚な | rich |
| あっさりした | light | 甘くない・塩味系の | savory |
| うまみのある | umami-rich | 味が薄い | bland |
hotは「熱い」とも取れるため、辛さを伝えたい場面ではspicyのほうが誤解が少なくなります。
食感を表す形容詞
| 日本語 | 英語 | 日本語 | 英語 |
|---|---|---|---|
| サクサクした | crispy | やわらかい | tender |
| カリカリした | crunchy | かたい | tough |
| ふわふわした | fluffy | もちもちした | chewy |
| なめらかな | smooth | パサパサした | dry |
| とろけるような | melt-in-your-mouth | 水っぽい | watery |
The batter comes out light and crispy.
衣が軽くてサクサクに仕上がります
The rice cake is soft and chewy.
おもちはやわらかくてもちもちしています
6. 好きな食べ物を聞く・答える会話フレーズ
食の話題は初対面でも切り出しやすいテーマです。聞き方と答え方をセットで覚えておくと、会話を始めやすくなります。
好みをたずねるときの定番はWhat's your favorite food?です。favoriteは「一番好きな」という意味なので、基本的には特に好きなものを答える質問です。答えるときは、My favorite food is 〜.のほか、I'm really into 〜.のような言い方もできます。
What's your favorite food?
好きな食べ物は何ですか
My favorite food is grilled fish, especially mackerel.
好きな食べ物は焼き魚で、とくにさばが好きです
I'm really into spicy food these days.
最近は辛い食べ物にはまっています
苦手なものを伝えるときは、Can you eat 〜?と聞かれても「食べられるが好きではない」場合があります。自分から言うなら、I'm not a big fan of 〜.が使いやすい表現です。アレルギーや宗教上の理由がある場合は、I can't eat 〜.とはっきり伝えたほうが誤解が生まれにくくなります。
I'm not a big fan of cilantro.
パクチーはあまり好きではありません
Is there anything you can't eat?
食べられないものはありますか
7. 和食を英語で説明する
海外の人と話していると、和食について聞かれる場面が出てきます。料理名をローマ字で言うだけでは伝わらないため、「何でできているか」を一言添えるのが近道です。素材や調理法を短く付ける型を覚えておくと応用できます。
型としては、A is a Japanese dish made with 〜.が使いやすいでしょう。madeのあとにwithを続けると素材、fromを続けると原料が加工・変化したことを示せます。調理法はfried、grilled、steamedなどの語を添えると説明しやすくなります。
Miso soup is a Japanese soup made with fermented soybean paste.
みそ汁は発酵させた大豆のペーストで作る日本のスープです
Tempura is seafood or vegetables coated in a light batter and deep-fried.
天ぷらは魚介や野菜を軽い衣で包んで揚げた料理です
Natto is fermented soybeans, and it has a strong smell and a sticky texture.
納豆は発酵させた大豆で、においが強く粘り気があります
好き嫌いが分かれそうなものは、味や食感を先に伝えておくと相手も判断しやすくなります。
8. よくある質問
foodsという複数形は使ってもよいのですか
食べ物の「種類」を指すときは使えます。fatty foodsやtraditional foodsのように、カテゴリを並べる文脈では自然です。一方で、量として話すときはfoodのままにします。買い物の話ならsome foodです。
「温かい食べ物が食べたい」はI want hot food.で通じますか
通じますが、hotは辛さとも受け取られるため、something hot to eatのほうが誤解が少ないです。冷たいものならsomething cold to eatになります。
dishとplateはどう違いますか
plateは食器としての皿を指すのが基本で、dishは料理そのものを指せます。dishにも器の意味はありますが、「一品の料理」の意味で使われる場面が多い語です。
cuisineは日常会話でも使いますか
辞書によってはフォーマルな語とされ、店の紹介や食文化の説明で見かけることが多くなります。友人との雑談ではJapanese foodのように言うほうが自然です。
9. まとめ
- 「食べ物」を大まかに指すならfood。一般的な意味では不可算、種類を指すときはa foodやfoodsも可
- 調理された一品はdish、食事の機会はmeal、国や地域の料理の系統はcuisine
- 材料はingredient、スーパーなどで買う食料品や日用品はgroceries
- 味はspicyやsavory、食感はcrispyやchewyなど、形容詞を足すと会話が続く
- 和食は料理名だけでなく、made with 〜で素材を、friedやgrilledで調理法を一言添える
言い分けは知識としては短く整理できますが、実際の会話では相手の質問に合わせて即座に選ぶことになります。まずは自分がよく食べるものについて、食べ物・料理・食事のどの語で話すのかを口に出して確かめてみてください。
食べ物の話題は、英語を話し始める入口になる
food・dish・meal・cuisineの選び方は、相手の質問に答えながら判断する場面でこそ身につくもので、一覧を読んだだけでは口から出るまでに間が空きます。
英語で好きな食べ物や和食について説明する練習を重ねるなら、オンライン英会話がおすすめです。
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早稲田大学卒業後、高校教員やIT企業でのマネジメント・エンジニア経験を経て、2014年にネイティブキャンプの立ち上げに参画。
創業メンバーとして教育・IT環境の整備や海外支社の設立を牽引。多国籍な英語講師の採用から教育・マネジメントまでを統括している。
