英語の記号一覧|@や_の読み方は?22種の名前と意味
英文を読んでいると、; や — のように日本語ではあまり見かけない記号に出くわします。メールアドレスを口頭で伝えるときに「アットマーク」「アンダーバー」と言って通じるのか、迷った経験がある方もいるのではないでしょうか。
英語の記号は、英語での名前と用法をセットで押さえておくと迷いにくくなります。
特に @ と _ は「アットマーク」「アンダーバー」という日本語の呼び名が英語では通じません。
メールアドレスを口頭で伝える場面では、at、underscore に置き換えておくと安心です。
- 英文やキーボードでよく使う記号22種の英語名・読み方・意味
- ハイフンとダッシュ、コロンとセミコロンなど紛らわしい記号の使い分け
- メールアドレスやパスワードを英語で口頭で伝えるときの言い方
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▶ 今すぐはじめる1. 英語の「記号」は大きく3種類に分かれる
ひとくちに「英語の記号」といっても、指しているものは人によって異なります。まず、自分が知りたいのがどれなのかを整理しておくと、必要な情報にたどり着きやすくなります。
文章の中で使う記号(約物)
ピリオド、コンマ、コロン、引用符など、文章を読みやすくするために使われる記号です。英語ではまとめて punctuation marks(パンクチュエーション・マークス)と呼ばれます。日本語の句読点にあたるもので、それぞれに異なる役割があります。
キーボードで入力する記号
@ _ # & * のように、メールアドレスやSNS、URLで使う記号です。文章の区切りには使いませんが、連絡先を口頭で伝える場面などで名前を言う機会があります。この記事では、この2つのグループをまとめて扱います。
発音記号(IPA)は別のもの
[æ] や [ə] のように、単語の読み方を表す記号は発音記号(phonetic symbols)と呼ばれ、ここまでの記号とは役割の異なる別のものです。辞書で単語の横に書かれている記号を調べたい場合は、発音記号を扱った解説をご覧ください。
2. 英語の記号一覧22種|名前・読み方・意味の早見表
英文やキーボードで使う機会の多い22種類をまとめました。ひとつの記号に複数の呼び方があるものは、よく使われるものを併記しています。
| 記号 | 英語名 | 読み方 | 主な意味・用途 |
|---|---|---|---|
| . | period / full stop | ピリオド/フルストップ | 文の終わり、省略 |
| , | comma | コンマ | 文中の区切り、列挙 |
| ? | question mark | クエスチョンマーク | 疑問文の終わり |
| ! | exclamation mark / exclamation point | エクスクラメーションマーク/エクスクラメーションポイント | 驚き、強調 |
| ; | semicolon | セミコロン | 2つの文を結びつける |
| : | colon | コロン | 説明、列挙の導入 |
| - | hyphen | ハイフン | 語と語をつなぐ |
| – | en dash | エンダッシュ | 数字や日付の範囲 |
| — | em dash | エムダッシュ | 挿入、強調 |
| ' | apostrophe | アポストロフィ | 省略、所有 |
| " " | quotation marks | クオーテーションマーク | 引用、会話 |
| ( ) | parentheses / brackets | パレンセシーズ/ブラケッツ | 補足説明 |
| … | ellipsis | イリプシス | 省略、言いさし |
| @ | at sign | アットサイン | メールアドレス、単価 |
| _ | underscore | アンダースコア | 語の連結、下線 |
| / | slash / forward slash | スラッシュ | 「または」、日付、URL |
| # | number sign / hash | ナンバーサイン/ハッシュ | 番号、SNSのタグ |
| & | ampersand | アンパサンド | and の代わり |
| * | asterisk | アスタリスク | 注記、伏せ字 |
| ~ | tilde | チルダ | おおよその数 |
| % | percent sign | パーセントサイン | 百分率 |
| $ | dollar sign | ダラーサイン | ドル、通貨 |
以下、グループごとに使い方を見ていきます。
3. 文の区切りに使う記号6種|. , ? ! ; :
英文の骨組みをつくる記号です。この6種類の役割がわかると、長い英文の構造が読み取りやすくなります。
ピリオド(.)とコンマ(,)
ピリオドは文の終わりを示します。これに加えて、Dr. etc. Jan. のように語を省略したことを示す働きもあります。なお Mr Dr のように語頭と語尾が残る短縮形では、イギリス英語でピリオドを付けない書き方も見られます。書式が指定されている場合は、そちらに合わせるのが無難です。
コンマは文中の区切りを示す記号です。列挙するとき、文の前に置いた副詞句を区切るとき、補足を挟むときなどに使われます。
I ordered coffee, toast, and eggs.
コーヒー、トースト、卵を注文しました
ピリオドの使い方をもう少し詳しく知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
クエスチョンマーク(?)とエクスクラメーションマーク(!)
? は疑問文の終わりに置く記号で、question mark と呼びます。! は驚きや強い感情を表すときに使われ、英語名は exclamation mark と exclamation point の2通りがあります。前者はイギリス英語、後者はアメリカ英語でよく使われる呼び方とされています。
日本語の「ビックリマーク」にそのまま対応する英語の呼び名はないため、名前を伝えるときは exclamation mark を使うとよいでしょう。
なお、ビジネスメールなど改まった文面では ! を多用しない書き方が好まれる傾向があります。
セミコロン(;)とコロン(:)の使い分け
この2つは形が似ていますが、基本的な役割が異なります。
セミコロンは、それぞれ独立した文として成り立つ2つの内容を、関連が強いものとして結びつけるときに使われます。ピリオドで切るよりも「つながり」を感じさせる書き方です。
The train was delayed; we arrived an hour late.
電車が遅れ、私たちは1時間遅れて到着した
このほか、項目そのものにコンマを含む複雑な列挙で、項目の区切りとしてセミコロンが使われることもあります。
コロンは、前の文を受けて具体的な中身を示すときに使われます。後ろには文が来ることも、単語や句だけが来ることもあります。
He had one rule: never work on Sundays.
彼には決まりがひとつあった。日曜には働かないことだ
使い分けの目安として、独立した文どうしを並べて関連づけたいときはセミコロン、前の文の中身を具体的に示したいときはコロン、と考えると判断しやすくなります。記号の前後にスペースを入れるかどうかも含めた書き方のルールは、こちらで解説しています。
4. 横棒は3種類|ハイフン・エンダッシュ・エムダッシュ
- – — はどれも横棒ですが、長さによって役割が変わります。日本語では横棒の長さで意味が変わることはほとんどないため、日本語話者がつまずきやすいポイントです。
ハイフン(-)
3つの中でもっとも短い記号です。語と語をつないで1つの語をつくります。
a last-minute change
直前の変更
a five-minute walk
徒歩5分
数字と語をつなぐ使い方もよく見られます。
エンダッシュ(–)
ハイフンよりやや長い記号で、英語では en dash と呼びます。代表的なのは、数字や日付の範囲を示す使い方です。2つのものの対の関係を示すときにも使われますが、こちらはスタイルによってハイフンが選ばれることもあります。
the 1990–1995 period
1990年から1995年までの期間
the buyer–seller relationship
買い手と売り手の関係
エムダッシュ(—)
3つの中でもっとも長い記号です。文の途中に補足を挟んだり、後ろの言葉を際立たせたりするときに使われます。
She finally told us the truth — she had known all along.
彼女はついに本当のことを話した。ずっと知っていたのだ
前後にスペースを入れるかどうかはスタイルによって異なり、詰めて書く流儀と空ける流儀の両方があります。提出先の書式が決まっている場合は、それに従うのが確実です。
5. 引用・省略・強調に使う記号|' " ( ) …
書き手の意図を伝えるための記号です。強調のニュアンスを添える使い方もここにまとめました。
アポストロフィ(')と引用符(" ")
アポストロフィは、文字を省略したことを示す働きと、所有を示す働きがあります。
They're ready.
省略:they are
my sister's bag
所有:姉のかばん
引用符は、発言や引用を囲む記号です。アメリカ英語ではダブル " " を基本とし、その中でさらに引用するときにシングル ' ' を使う書き方が一般的です。イギリス英語ではシングルを基本にする書き方も広く見られます。
括弧(( ))
( ) は補足情報を挟むときに使われます。英語名はアメリカ英語では parentheses、イギリス英語では round brackets や単に brackets と呼ばれることが多く、地域によってずれがあります。角括弧 [ ] は square brackets、波括弧 { } は curly brackets(braces)です。
省略を表す記号
英語で「省略」を示す記号にはいくつかの種類があります。
| 記号・表記 | 何を省略しているか | 例 |
|---|---|---|
| … | 引用文の一部、言いさし | Well, I'm not sure … |
| . | 語の一部(省略形) | Mon.(Monday)/approx.(approximately) |
| ' | 語の中の文字 | can't(cannot)/'90s(1990s) |
辞書に出てくる n. v. adj. adv. も、この省略のひとつです。それぞれ noun(名詞)、verb(動詞)、adjective(形容詞)、adverb(副詞)を短くしたもので、品詞を示しています。
強調したいときに使われる記号
英語には日本語の傍点にあたる決まった記号はありませんが、次のような形で強調が表されることがあります。
- 引用符で囲み、その語をあえて距離を置いて示す(皮肉や留保を含む場合がある)
- エムダッシュで区切って、後ろの語を際立たせる
- チャットなど略式の場面で、アスタリスクで語を挟む(*really* のような書き方)
いずれも書き手の判断による表現なので、フォーマルな文書では太字やイタリックのほうが無難です。
6. メール・SNS・URLで使う記号|@ _ / # &
日本語の呼び名と英語の呼び名がずれやすいグループです。ここを押さえておくと、口頭でのやり取りで困りにくくなります。
「アットマーク」「アンダーバー」は英語では通じにくい
@ を日本語では「アットマーク」と呼びますが、英語では at または at sign と言うのが一般的です。メールアドレスを読み上げるときは、単に at と言えば伝わります。3 books @ $12 のように単価を示す表記でも使われ、この場合も at と読みます。
_ の「アンダーバー」も同様で、英語では underscore と呼ぶのが標準的です。underline と呼ばれることもありますが、この語は文字に下線を引くことも指すため、メールアドレスを読み上げる場面では underscore のほうが誤解がありません。どちらの記号も、日本語の呼び名をそのまま英語として使うと通じないことがあるため、置き換えて覚えておくと安心です。
# の呼び方は場面によって変わる
# はもっとも呼び方が分かれる記号です。使われる場面によって名前が変わります。
| 場面 | 英語での呼び方 |
|---|---|
| SNSのタグ(#travel など) | hashtag |
| 番号を示す(#3 など) | number sign |
| 電話の操作案内(アメリカ英語) | pound key |
| イギリス英語での一般的な呼称 | hash |
なお、日本語で「シャープ」と呼ばれることがありますが、音楽の嬰記号 ♯ は # とは別の文字です。英語の sharp が記号を指す場合は音楽の ♯ を意味するため、# の呼び名としては一般的ではありません。
また hashtag は、厳密には #travel のように # を付けた語句全体を指す呼び名です。記号そのものを指すときは hash や number sign が使われます。
スラッシュ(/)とアンパサンド(&)
/ は slash、または forward slash と呼びます。URLや日付(3/15 など)を口頭で伝えるときや、and/or のように2つの選択肢を並べるときに使われます。\ は backslash で、向きが逆の別の記号です。
& は ampersand と呼び、and の代わりに使われます。社名やブランド名など、決まった表記の一部として使われることが多い記号です。
記号の名前は、言えて初めて役に立つ
underscore も ampersand も、読んで覚えるだけなら簡単です。ただ電話口でメールアドレスを聞かれた瞬間に出てくるかどうかは、口に出した回数で決まります。
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7. 数量・注記に使う記号|* ~ % $
数字や注記まわりで登場する記号です。
アスタリスク(*)
* は asterisk と呼びます。本文中に付けて、ページ下部の注記に対応させる使い方が代表的です。伏せ字や、必須項目を示す印としても使われます。
チルダ(~)は「およそ」の意味でも使われる
~ は tilde と呼びます。日本語で範囲を示す「〜」と形が似ていますが、英語で範囲を示すときは前述のエンダッシュを使うのが一般的です。
一方、~50 people のように、おおよその数であることを示す略式の書き方も見られます。文書などフォーマルな場面では、about や approximately、あるいは approx. と書いたほうが確実です。
パーセント(%)とドル($)
% は percent sign で、読み上げるときは percent と言います。$ は dollar sign です。金額は $50 のように記号を数字の前に置いて書き、読むときは fifty dollars と数字を先に言います。表記と読み上げで順序が入れ替わる点は、覚えておくと便利です。
8. 記号を英語で口頭で伝えるコツ
記号の名前がいちばん役立つのは、メールアドレスや会員IDを口頭で伝える場面です。書けば一目でわかるものを、音だけで正確に伝える必要があります。
メールアドレスの読み上げ方
記号を一つずつ英語名に置き換えて、前から順に読み上げます。
yamada_t.90@example.com → yamada, underscore, t, dot, nine zero, at, example, dot, com
ポイントは3つあります。. はメールアドレスやURLでは period ではなく dot と読むこと、数字は 90 を ninety とせず nine zero と1桁ずつ読むと聞き間違いが減ること、そして区切りごとに少し間を置くことです。
大文字・小文字の伝え方
パスワードのように大文字と小文字を区別する必要がある場合は、capital A(大文字のA)、small a または lowercase a(小文字のa)のように添えます。聞き取りにくい文字は、B as in Boston(BostonのB)のように単語を添えて伝える方法もよく使われます。
こうしたやり取りは、実際に声に出して練習しておくと本番で慌てにくくなります。
9. 米英で呼び名が変わる記号
同じ記号でも、アメリカ英語とイギリス英語で呼び方が異なるものがあります。どちらが正しいというものではなく、よく使われる呼び名の傾向の違いです。たとえば quotation marks はイギリスでも広く使われます。どちらの呼び名も相手に通じることは少なくありません。
| 記号 | アメリカ英語 | イギリス英語 |
|---|---|---|
| . | period | full stop |
| ! | exclamation point | exclamation mark |
| " " | quotation marks | inverted commas |
| ( ) | parentheses | round brackets / brackets |
| # | number sign / pound sign | hash |
# を pound sign と呼ぶのはアメリカ英語での用法で、イギリス英語の pound sign は通貨のポンド £ を指します。同じ呼び名が別の記号を指すため、通貨の話題では取り違えに注意が必要です。
特に注意したいのが ( ) と [ ] です。イギリス英語で brackets と言うと ( ) を指すことが多い一方、アメリカ英語では [ ] を指す場合があります。書類の指示などで brackets と書かれていたら、どちらを求められているのか確認しておくと安心です。
10. 音楽・通貨・元素の記号にも英語名がある
文章で使う記号のほかにも、分野ごとに決まった英語名を持つ記号があります。ここでは概要にとどめますので、詳しくは各解説をご覧ください。
- 音楽記号:ト音記号は treble clef、ヘ音記号は bass clef。♯ は sharp、♭ は flat です(ト音記号についてのQ&A/音楽記号に関するQ&A)
- 通貨記号:$ は dollar sign、£ は pound sign、€ は euro sign、¥ は yen sign です(ドル/ペソ/ペンス)
- 元素記号:化学の H O Fe などは chemical symbol と呼びます(元素記号についてのQ&A)
11. よくある質問
英語にも「ー」のような長音を表す記号はありますか
英語のつづりでは、日本語の長音符「ー」にあたる記号は通常使いません。ee ea oo のようなつづりが長い母音に対応することはありますが、英語はつづりと発音が一対一で対応する言語ではないため、つづりだけで音の長さが決まるわけではありません。辞書の発音表記で ā のように母音の上に横棒(マクロン)が付くことはありますが、これは発音を示すための記号であり、単語のつづりの一部ではありません。
「アットマーク」は英語で通じますか
at mark という言い方は英語では一般的ではありません。@ は at、または at sign と言うのが標準的です。メールアドレスを伝えるときは at だけで十分伝わります。
コロンとセミコロンはどちらを使えばよいですか
何をしたいかで判断します。独立した文を並べて関連づけたいならセミコロン、前の文の中身を具体的に示したいならコロンが向いています。迷う場合は、2つの文に分けてピリオドで区切っても意味は伝わります。
12. まとめ
英語の記号は種類が多く見えますが、「文の区切りに使うもの」「横棒の3種類」「キーボードで使うもの」と分けて捉えると整理しやすくなります。特に @ _ # は日本語の呼び名と英語の呼び名が異なるため、名前を置き換えて覚えておくと、口頭のやり取りで役立ちます。
記号と同じように、日本語と英語で表し方が大きく異なるものに擬音語・擬態語があります。
メールアドレスの読み上げは、練習しておくと差が出る
nine zero と1桁ずつ読む、区切りで間を置く。コツを知っていても、相手が待っている場面で落ち着いて言えるかは別です。
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早稲田大学卒業後、高校教員やIT企業でのマネジメント・エンジニア経験を経て、2014年にネイティブキャンプの立ち上げに参画。
創業メンバーとして教育・IT環境の整備や海外支社の設立を牽引。多国籍な英語講師の採用から教育・マネジメントまでを統括している。
