英語の読み方がわからない人へ|フォニックスと発音記号の学び方
英文を音読していて、知らない単語で止まってしまう。単語帳で覚えたはずの単語が、いざ口に出すと相手に通じない。英語の読みに関する悩みは、学習を続けるほど大きくなっていきます。
英語の読み方がわからなくなる大きな原因の1つは、文字と音の対応ルールを知らないことです。
スペルから音を推測する「フォニックス」と、音を正確に表す「発音記号」の2つを押さえれば、初めて見る単語でも読み方を推測・確認しやすくなります。
自分の目的に合ったほうから始めてください。
- 英語のスペルと音が一致しない理由と、つまずきの正体
- フォニックスと発音記号のどちらから学ぶべきか(目的別の選び方つき)
- 母音・子音のルール一覧と、ルールから外れる単語への対処法
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▶ 今すぐはじめる1. フォニックスと発音記号の比較
英語の読み方を身につける手段は、大きく2つに分かれます。まず全体像を確認してください。
| 項目 | フォニックス | 発音記号 |
|---|---|---|
| ひとことで言うと | スペルと音を結びつけるルール | 音を正確に書き表すための記号 |
| 身につく力 | 初めて見る単語を推測して読む力 | 単語1語を正確に発音する力 |
| カバー範囲 | 英単語の大半(例外は一定数残る) | 辞書に載っている単語はすべて |
| 向いている人 | 初見の英文を読み進めたい人 | 単語を1つずつ正確に覚えたい人 |
| 弱点 | ルールから外れる単語は読めないことがある | 読むスピードそのものは上がらない |
どちらか一方を選ぶものではなく、目的に応じて使い分けたり組み合わせたりできます。選び方は後半で詳しく扱います。
2. 英語の読み方がわからない3つの理由
日本語を読むときに、私たちは読み方を意識しません。「あ」は必ず「あ」と読むからです。ところが英語では、この前提が通用しません。英語の読み方が難しく感じられるのには、大きく3つの理由があります。
理由1:日本語にない音が多い
日本語の母音は「あいうえお」の5つです。一方の英語は、数え方や方言によって差がありますが、母音をおよそ15〜20に区別するとされています。つまり英語は、日本語よりもはるかに細かく母音を区別する言語です。
そのため、日本語の音だけで英語を再現しようとするともともと足りません。たとえば hat hut hot の母音は英語では3つとも別の音ですが、カタカナでは「ハット」「ハット」「ホット」となり、最初の2語は区別がつかなくなります。
理由2:スペルと音が一対一で対応していない
日本語のひらがなは1文字に1つの音が対応しているため、覚えさえすれば初めて見る単語も読み上げられます。英語にはこの対応関係がなく、同じ a でも単語ごとに音が変わります。
- apple の a:口を横に開いた「ア」に近い音
- cake の a:「エイ」
- car の a:伸ばす「アー」
- about の a:あいまいな「ア」
逆に、同じ音が複数の綴りで書かれることもあります。「フ」に近い音は f(fan)でも ph(phone)でも gh(tough)でも表されます。1つの文字に複数の読み方があり、1つの音に複数の綴りがある。この二重のズレが、スペルを見ただけでは音を確定できない最大の原因です。
理由3:同じスペルでも単語によって音が変わる
さらに厄介なのが、綴りの一部が共通していても読み方が揃わない点です。代表的なのが -ough を含む単語で、次の4語はすべて読み方が異なります。
- though(オウ)
- through(ウー)
- tough(アフ)
- cough(オフ)
ea も同様に、eat は「イー」、bread は「エ」、great は「エイ」と読み分けが必要です。こうした例にぶつかると「ひとつずつ覚えるしかない」と感じますが、実際には例外はあるものの大半の単語には規則性があります。
3つの理由はいずれも「文字と音のズレ」に行き着きます。このズレを埋める方法が、次に紹介するフォニックスと発音記号の2つです。
3. フォニックスと発音記号、どちらから学ぶ?メリット・デメリット比較
英語の読み方を身につけるうえで、大きな手がかりになるのが次の2つです。
- フォニックス:スペルから音を推測するルール。初見の英文を読み進めたい人向き
- 発音記号:1つの単語の音を正確に表す記号。単語を1つずつ正確に覚えたい人向き
フォニックスとは?メリット・デメリット
フォニックスは、綴りと音の対応関係をルール化した学習法です。もともとは英語圏の子どもが読み書きを習得するために使われてきたもので、日本でも小学生向けの教材やレッスンで取り入れられることが増えています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ひとことで言うと | スペルと音を結びつけるルール |
| 身につく力 | 初めて見る単語を推測して読む力 |
| 習得の目安 | ルールの数は限られているため、比較的短期間で一巡できる |
| カバー範囲 | 英単語の大半(例外は一定数残る) |
メリット
- 辞書を引かずに読み進められるため、音読やリーディングが止まらなくなる
- 「音→綴り」の方向にも働くので、スペルを覚える力が同時に伸びる
- 聞こえた音を文字に変換しやすくなり、リスニングの助けにもなる
- 読める単語が目に見えて増えるため、手応えを感じやすい
デメリット
- ルールから外れる単語は読めないことがある
- あいまい母音のような微妙な音の差までは表現しきれない
- 教材が子ども向けに偏りがちで、大人向けのものを探す手間がある
発音記号とは?メリット・デメリット
発音記号は、綴りでは表しきれない音を明確に書き表すために作られた国際的な記号です。辞書で単語を引くと、見出し語の横に [ ] や / / で囲まれて表示されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ひとことで言うと | 音を正確に書き表すための記号 |
| 身につく力 | 単語1語を正確に発音する力 |
| 習得の目安 | 記号を読めるようになるのは比較的早いが、口の動きの習得は継続的 |
| カバー範囲 | 辞書に載っている単語はすべて |
メリット
- 例外的な綴りの単語でも、辞書を引けば正しい音を確認できる
- 日本語にない音を区別して覚えられるため、発音の精度が上がる
- アクセントの位置も同時にわかる
- 音を正確に把握できるようになると、リスニングでの聞き分けにも役立つ
デメリット
- 単語ごとに辞書を引く必要があり、読むスピードそのものは上がらない
- 記号を覚えても、口が動かなければ発音はできない
- 辞書や教材によって表記が少し異なる場合がある
あなたはどちらから?目的別の選び方
自分の状況に近いものを探してみてください。
| こんな人 | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 音読していると読めない単語で止まる | フォニックス | 推測できれば止まらずに読み進められる |
| 学び直しの社会人・完全な初心者 | フォニックス→発音記号 | ルールで大半をカバーしてから精度を上げる |
| 単語力はあるが発音に自信がない | 発音記号 | 知っている単語の音を修正するフェーズ |
| リスニングの聞き取りを伸ばしたい | 発音記号を優先しつつ両方 | 音を区別できないと聞き分けもできない |
ここからは、フォニックスと発音記号それぞれのルールを具体的に見ていきましょう。
4. フォニックスの基本ルール一覧
フォニックスのルールは、母音・子音・読まない文字の3つに整理できます。すべてを一度に暗記する必要はありません。声に出しながら、規則性を体感していくのがコツです。
母音のルール(短母音・長母音)
英語の母音字は a e i o u の5つです。この5文字には、アルファベット名とは異なる音で読む場合(短母音)と、アルファベット名のまま読む場合(長母音)があります。
短母音
短母音は、アルファベット名とは異なる代表的な読み方です。ただし、日本語の「ア・イ・ウ・エ・オ」と同じ音ではありません。とくに cat の a、sit の i、cup の u は、カタカナで置き換えると別の音になってしまいます。
短母音になるのは、母音字のうしろに子音が続いて、そこで音節が閉じるときです。cat pen sit のように、母音字が子音にはさまれた形が典型例です。
ただし、次に説明するサイレント e がある場合は長母音が優先されます。cap(キャップ)は短母音ですが、cape(ケイプ)は長母音になります。
| 母音字 | 音のイメージ | 単語例 |
|---|---|---|
| a | 「ア」と「エ」の中間 | cat / map / hand |
| e | エ | pen / desk / bell |
| i | イ | sit / big / fish |
| o | オ | box / stop / lock |
| u | ウとアの中間 | cup / bus / jump |
長母音
長母音は、その文字のアルファベット名そのままの音で読みます。a なら「エイ」、i なら「アイ」です。
長母音になる主な条件は次の2つです。
- 母音字が音節の終わりに単独で置かれているとき(he go me)
- 語尾に発音しない e(サイレント e)があるとき(cake bike note。ただし have give come love は例外)
| 母音字 | 音のイメージ | 単語例 |
|---|---|---|
| a | エイ | cake / gate / bake |
| e | イー | he / me / these |
| i | アイ | bike / time / nice |
| o | オウ | note / go / home |
| u | ユー/ウー | use / cute / rule |
母音字が2つ並ぶとき(vowel team)
母音字が2つ並ぶパターンについては、「1つめを長く読んで2つめは読まない」と説明されることがあります。しかしこの覚え方は当てはまらない単語が多く、そのまま覚えると誤読の原因になります。
母音字が2つ並ぶ代表的な vowel team では、組み合わせごとに音を覚えるほうが正確です。
| 綴り | 音 | 単語例 |
|---|---|---|
| ai | エイ | rain / train / wait |
| ee | イー | meet / tree / see |
| oa | オウ | boat / road / coat |
| ea | イー | eat / read / sea |
| oo | ウー/ウ | food / moon / book / good |
| ou | アウ | house / out / sound |
| oi | オイ | coin / point / join |
| ie | アイ/イー | pie / tie / chief / field |
見てのとおり、oo や ie のように1つの綴りに複数の音があるものもあります。さらに ea は bread(エ)や great(エイ)のように例外も多いパターンです。vowel team は「1つずつ覚える対象」と割り切ってください。
子音のルール(1文字・2文字)
子音は母音字以外のアルファベットを指します。母音に比べて数が多いぶん、規則性を押さえておく価値があります。
1文字の子音
多くの子音は1つの音に対応しますが、うしろに続く文字によって音が変わるものがあります。特に注意したいのが c と g です。
| 子音字 | 音 | 単語例 |
|---|---|---|
| c | ク | cat / cup / cold |
| c | ス(うしろが e / i / y のとき) | city / ice / cycle |
| g | グ | game / go / gum |
| g | ジュ(うしろが e / i / y のとき) | gem / giant / gym |
| s | ス | sun / set |
| s | ズ(語中・語尾で濁ることがある) | rose / music / please |
| x | クス | box / fox |
| y | ヤ行(語頭) | yes / yellow |
c と g は「うしろに e i y が来たら音が変わる」と覚えておくと、city を「キティ」、gym を「ギム」と読む間違いを防げます。
ただし g には例外が多く、get give girl gift のように、うしろが e や i でも「グ」のまま読む単語が少なくありません。c に比べると当てはまらないケースが多いと覚えておいてください。
2文字の子音
子音が2つ並ぶと、まったく別の音になることがあります。ここは丸ごと1つの音として覚えてしまうのが早道です。
| 綴り | 音 | 単語例 |
|---|---|---|
| ch | チ | church / chair / lunch |
| ck | ク | black / duck / pick |
| sh | シュ | shop / fish / she |
| th | ス(無声) | think / three / bath |
| th | ズ(有声) | this / that / mother |
| ph | フ | phone / photo / graph |
| gh | フ | tough / laugh / enough |
| ng | 鼻に抜ける「ン」 | sing / long / young |
| wh | ワ行(w の音) | white / what / when |
なお ch は、school character のように「ク」と読むものや、machine のように「シュ」と読むものもあります。ギリシャ語由来・フランス語由来の単語に多いパターンです。
th に2種類あるのが、日本人にとって最初の関門です。息だけで出す無声音と、のどを震わせる有声音の違いで、think と this では舌の使い方が変わります。
wh は基本的に w の音ですが、who whole のように h の音になるものもあります。
読まない子音(サイレントレター)
英語には、書かれているのに発音しない文字があります。数は多くありませんが、頻出単語に含まれているため、知らないとつまずきやすいポイントです。
| パターン | 読まない文字 | 単語例 |
|---|---|---|
| kn(語頭) | k | know / knife / knee |
| wr(語頭) | w | write / wrong / wrap |
| mb(語尾) | b | thumb / climb / lamb |
| gn | g | sign / design / campaign |
| gh | gh 全体 | night / light / through |
| st(一部) | t | listen / castle / fasten |
know を「クノウ」、write を「ウライト」と読んでしまうのは、このルールを知らないためです。
sign は g を読まないのに、派生語の signal(シグナル)では g を読みます。
また through は gh を丸ごと読まないパターンの代表例です。
フォニックスで読めない例外への対処法
ここまでのルールで英単語のかなりの割合は読めますが、すべての単語が当てはまるわけではありません。例外が生まれた背景には、他言語からの借用や歴史的な発音変化などがあります。たとえば語尾の -age は、garage(アージュ)と voyage(イジ)で読み方が分かれます。
the said one のように何度も出てくる不規則語は、ルールを当てはめず丸ごと覚えるほうが早く進みます。代表的な単語リストにドルチ・ワード・リストやフライ・ワード・リストがありますが、これらは「サイトワード」として紹介される一方で、含まれる単語の多くはフォニックスで読めます。まずルールで読み、残った不規則語だけを個別に覚えてください。
ルールは、声に出したところから身につく
サイレント e も vowel team も、表を見れば理解できます。ただ実際に音読して、その読み方で相手に通じるかどうかは、自分の耳だけでは確かめられません。
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5. 発音記号の読み方一覧
フォニックスが「推測するための道具」だとすれば、発音記号は「確定させるための道具」です。ここでは辞書を使いこなすために必要な範囲を整理します。
発音記号とは?辞書での見方
発音記号は、音を明確に書き表すために国際音声学会が定めた記号体系(IPA)です。辞書では見出し語のうしろに [ ] または / / で囲まれて表示されます。
ここで押さえておきたいのが、発音記号は辞書によって表記が異なるという点です。理由は2つあります。
1つは、アメリカ英語とイギリス英語で発音そのものが違う単語があること。hot はアメリカ英語で /hɑːt/、イギリス英語で /hɒt/ となり、go は /ɡoʊ/ と /ɡəʊ/ に分かれます。もう1つは、同じ音でも辞書ごとに書き方の流儀があることです。bird の母音は [ɝː] [ɜːr] [əːr] などと表記が分かれます。
この記事では、アメリカ英語の発音を基準に記号を紹介します。辞書による違いには、同じ音の表記法の違いと、米英など発音そのものの違いの両方があります。まずは自分が使う辞書1冊の表記に慣れることを優先してください。
母音の発音記号
母音は、1つの音として発音する単母音と、2つの音を続けて発音する二重母音に分けられます。
なお、フォニックスの「短母音・長母音」はアルファベット名で読むかどうかによる分類でした。ここでの区別はそれとは別のものなので、混同しないようにしてください。
単母音
記号のうしろに付く ː は、その音を長く伸ばすことを表します。
| 記号 | 単語例 |
|---|---|
| ɪ | sit / it / build |
| e | pen / bed / said |
| æ | cat / apple / man |
| ʌ | cup / love / country |
| ə | about / pilot / lemon |
| ʊ | book / put / could |
| iː | eat / feel / tea |
| ɑː | hot / father / calm |
| ɔː | all / talk / law |
| uː | food / blue / school |
| ɝː | bird / girl / earth |
ə はあいまい母音(シュワー)と呼ばれ、アクセントのない音節で力を抜いて出す音です。アクセントのない音節に幅広く現れる母音なので、記号として認識できるようにしておくと役立ちます。
※ ɝː は辞書によって ɜːr əːr などと表記されます。イギリス英語では r を発音せず ɜː となります。
二重母音
2つの母音を続けて発音するもので、日本語の「アイ」「エイ」に近い動きをします。
| 記号 | 単語例 |
|---|---|
| eɪ | cake / day / rain |
| aɪ | ice / find / my |
| aʊ | how / house / down |
| ɔɪ | boy / oil / point |
| oʊ | note / go / coat |
二重母音は、前の音から後ろの音へ滑らかに移動するのがポイントです。2つの音を区切って発音すると不自然になります。
子音の発音記号
子音は、音の出し方によって分類されています。分類名まで覚える必要はありませんが、グループで捉えると整理しやすくなります。
| 分類 | 記号と単語例 |
|---|---|
| 破裂音 | p(pen)/b(big)/t(tie)/d(dog)/k(cat)/g(good) |
| 摩擦音 | f(fan)/v(voice)/θ(think)/ð(this)/s(see)/z(zoo)/ʃ(shop)/ʒ(vision)/h(hat) |
| 破擦音 | tʃ(check)/dʒ(jet) |
| 鼻音 | m(map)/n(nap)/ŋ(sing) |
| 側音 | l(light) |
| 接近音 | j(yes)/w(week)/r(red) |
破裂音は息をいったん止めてから開放する音、摩擦音は息の通り道を狭めて出す音、鼻音は息を鼻へ抜く音です。同じ位置で口を作っても、息の流し方が変わると別の音になるという感覚がつかめると、聞き分けの精度も上がります。
日本人がつまずきやすい音の見分け方
発音記号をすべて均等に覚える必要はありません。日本語とは音の区別のしかたが異なるため、日本人学習者がつまずきやすい音に絞って練習するほうが効率的です。特に次の4組を押さえてください。
θ と ð
どちらも舌先を上下の前歯で軽く挟んで息を出す音です。違いは声帯を震わせるかどうかで、θ(think / bath)は息だけ、ð(this / mother)はのどを震わせます。日本語の「ス」「ズ」で代用すると、think が sink に聞こえてしまいます。
l と r
l は舌先を上の歯茎にしっかり付けて、舌の両脇から息を流します。r は舌をどこにも触れさせず、奥に引いて丸めます。l は「触れる」、r は「触れない」と覚えるとシンプルです。light と right、play と pray で聞き比べてみてください。
æ と ʌ
どちらもカタカナでは「ア」と書かれますが、口の形が違います。æ(cat / hand)は口を横に大きく開いて「エ」に近づけた音、ʌ(cup / bus)は口をあまり開かず、のどの奥で短く出す音です。cat と cut の違いがこれにあたります。
s と ʃ
s(see / bus)は舌先を歯茎に近づけて鋭く息を出す音、ʃ(she / fish)は舌全体を少し奥に引き、唇をやや丸めて出す音です。sea と she の区別がつくかどうかが目安になります。
アクセント記号の読み方
発音記号には、どの音節を強く読むかを示す記号も含まれています。
- 第1アクセント(もっとも強く読む音節)
- 第2アクセント(2番目に強く読む音節)
表記は辞書によって異なり、音節の前に ˈ ˌ を置く方式と、母音字の上に ´ ` `` を付ける方式があります。
英語では、アクセントの位置がずれると相手に伝わりにくくなることがあります。単語を覚えるときは、綴りと意味だけでなく、アクセントの位置もセットで確認する習慣をつけておくと安心です。音節が3つ以上ある長めの単語ほど、差が出やすくなります。
6. 英語の読み方に関するよくある質問
フォニックスは大人でも効果がありますか?
あります。内容は綴りと音の対応ルールなので、年齢を問わず使えます。子ども向け教材が気になる場合は、大人向けの書籍やアプリを選べば問題ありません。
発音記号は全部覚える必要がありますか?
必要ありません。まずは辞書を引いたときに読める状態を目指し、発音練習は日本語にない音(θ ð æ ʌ ʃ r など)に絞れば十分です。
アメリカ英語とイギリス英語で読み方は違いますか?
違う単語があります。代表的なのは r の扱いで、car bird の r はアメリカ英語では発音し、標準的なイギリス英語では発音しません。学習の初期はどちらか一方に決めて統一するのがおすすめです。
読み方がわからない単語に出会ったらどうすればいいですか?
まずフォニックスのルールで読んでみて、そのあと辞書やアプリで発音記号と音声を確認します。この「推測→確認」の順番のほうが、いきなり辞書を引くより記憶に残ります。
7. まとめ
英語の読み方がわからないのは、日本語にない音が多く、スペルと音が一対一で対応していないためです。裏を返せば、文字と音のルールを知れば読める単語は大きく増えます。フォニックスと発音記号は目的に応じて使い分けたり組み合わせたりできるもので、行き来しながら進めることが、初見の単語に自分で対応する力になります。
ただし、読み方はルールを頭に入れただけで身につくものではありません。l と r や θ と s の違いは自分の耳だけで判断するのが難しく、実際に声に出して相手に伝わるかを確かめる過程が欠かせません。
読み方は、通じたかどうかでしか確かめられない
l と r、θ と s の違いは、自分の耳では判断がつきません。相手に伝わったか、聞き返されたか。その反応が唯一の答え合わせになります。
英語の発音を確認しながら練習を重ねるなら、オンライン英会話がおすすめです。
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早稲田大学卒業後、高校教員やIT企業でのマネジメント・エンジニア経験を経て、2014年にネイティブキャンプの立ち上げに参画。
創業メンバーとして教育・IT環境の整備や海外支社の設立を牽引。多国籍な英語講師の採用から教育・マネジメントまでを統括している。
