マニラ旅行、いつがベスト?気候とおすすめシーズン完全ガイド

マニラ、ネイティブキャンプ、オンライン英会話

マニラ旅行に行くのはいつがいい?」

「雨季と乾季それぞれの気候や楽しみ方が知りたい」

フィリピンの首都マニラは、歴史的な建造物や活気ある街並みが魅力的な観光都市ですが、気候によって旅の快適さや体験が大きく変わります。

この記事では、マニラの乾季と雨季それぞれの特徴や年間気候を詳しく解説します。

また、おすすめの服装・持ち物や旅行費用も紹介します。

最後まで読めば、マニラ旅行の計画に役立つ情報が手に入るので、ぜひ参考にしてください。

マニラの年間気候と特徴を知ろう

マニラは熱帯モンスーン気候に属しており、年間を通して気温と湿度が高いのが特徴です。

季節は大きく乾季と雨季の2つに分けられます。

乾季は一般的に11月〜4月頃までで、降水量は少なく晴天の日が続きます。

特に1月〜4月にかけては24℃〜31℃程度と過ごしやすいでしょう。

一方、雨季は5月〜10月頃まで続きます。

雨季は短時間に集中的な雨が降るスコールが多くなり、時には台風の影響も受けます。

旅行自体はできますが天候は不安定なため、旅程の変更も考慮しておきましょう。

乾季の魅力:快適な気候とイベント

マニラの乾季は、一般的に11月〜4月頃までを指します。

乾季のなかでも、特に1月〜4月は気候が安定しており、マニラ観光のベストシーズンです。

平均気温は24℃〜31℃程度で、日本の夏よりも湿度が低いため比較的過ごしやすいのが特徴。

晴天の日が多く、街歩きや歴史地区の散策など、屋外での活動を存分に楽しめます。

乾季には、マニラならではの魅力的なイベントやアクティビティを楽しめます。

・1月黒いナザレの祝日:キアポ教会には国内外から何百万人もの信者が集まるフィリピン最大級の宗教行事
・1月・2月旧正月:マニラのチャイナタウンではドラゴンダンスやランタン、花火などで賑わう
・イントラムロス:サンチャゴ要塞やサン・アグスティン教会などの歴史的な城壁都市の散策

乾季には快適な気候のもと、マニラの歴史と文化に触れる貴重な体験ができるでしょう。

雨季の特徴:スコールと台風の影響

マニラの雨季は、5月〜10月頃まで続きます。

雨季の大きな特徴は、スコールと呼ばれる短時間に集中的に降る強い雨です。

日本の梅雨のように一日中雨が降り続くわけではなく、突発的に激しい雨が降ったあと、からりと晴れ上がる場合も珍しくありません。

スコールは南国特有の気象現象で、午前中や夕方に発生しやすい傾向があります。

また、雨季は台風シーズンでもあります。

フィリピンは多くの台風が接近・上陸するため、マニラも影響を受ける可能性があります。

台風が接近すると、航空便の遅延や欠航、観光施設の閉鎖などが起こるため、最新の気象情報を常に確認し旅程に余裕を持たせるのが大切です。

月別の気温と降水量の傾向

ここからは、マニラの月別の気温と降水量を見ていきましょう。

1月|一年のなかで一番涼しい

平均気温 降水量
26°C 51.6mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

1月は最も涼しく過ごしやすい時期です。

平均気温は20℃台前半〜後半で推移し、特に朝晩は過ごしやすい日が1〜2週間続くこともあります。

湿度が低く晴天の日が多いため、日中の観光も快適です。

雨の心配もほとんどなく、まさに観光のベストシーズンといえるでしょう。

2月|湿度が低く快適

平均気温 降水量
27°C 41.9mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

2月も引き続きマニラの乾季にあたり、快適な気候が続きます。

平均気温は1月と同様に過ごしやすく、湿度が低いため爽やかな日が特徴です。

晴天率が高く降水量は少ないため、雨の心配はほとんどありません。

日中の日差しは強いので、帽子・サングラス・日焼け止めなどの紫外線対策は必須です。

観光には絶好のシーズンで、屋外での活動を計画するには最適といえるでしょう。

3月|まだ快適な気候

平均気温 降水量
28°C 32.1mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

3月のマニラは乾季の終わりに近づきつつも、快適な気候です。

一日を通して温暖で、日中の平均気温は30℃以上に上昇する日もありますが、湿度が低いため日本の夏のような蒸し暑さは感じにくいでしょう。

朝晩も気温が20℃前後まで下がることは少なく、過ごしやすい気候です。

降水量は少なく、晴れた日が多いので、観光には適しています。

ただし、日差しは強いため、紫外線対策は忘れずにおこないましょう。

4月|だんだんと暑くなってくる

平均気温 降水量
30°C 39.4mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

4月に入ると、マニラは乾季の終わりが近づき徐々に暑さが増してきます。

平均気温は、夜間でも25℃〜27℃程度まで上昇します。

湿度も徐々に高くなり始めるため、体感温度は実際の気温よりも高く感じられることが多いでしょう。

日差しは一層強くなるため、帽子やサングラスなどの紫外線対策は欠かせません。

こまめな水分補給も心がけましょう。

5月|本格的な夏になる

平均気温 降水量
30°C 113.4mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

5月のマニラは本格的な夏が到来します。

平均気温は日中で30℃代後半に達することも珍しくなく、湿度も高いため日本の真夏のような蒸し暑さが続きます。

日差しがとても強いため、帽子やサングラスはもちろん、日傘も有効なアイテムです。

こまめな水分補給と休憩を心がけ、体調管理に注意しましょう。

6月|気温と湿度が高くなる

平均気温 降水量
29°C 224.8mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

6月に入ると、マニラでは雨季の兆しが現れます。

気温は依然として高い状態が続き、日中の平均気温は30℃を超える日がほとんどです。

湿度も徐々に高くなり、蒸し暑さを感じる日が増えるでしょう。

6月はスコールが降ることもあります。

日中は晴れていても、急な天候の変化に備えて折り畳み傘などの雨具を携帯しておくと安心です。

7月|雨季に突入

平均気温 降水量
28°C 311.0mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

7月のマニラは、本格的な雨季に突入します。

湿度が高く、蒸し暑い日が続くのが特徴です。

気温も日中は連日30℃を超える真夏日が続き、日本の梅雨明け後のような気候をイメージするとよいでしょう。

短時間に集中的に強い雨が降るスコールが頻繁に発生するため、外出時には雨具が必須アイテムです。

また台風シーズンにも入るため、渡航前に天気予報を確認し、旅程に影響が出ないか注意が必要です。

8月|雨季が本格化する

平均気温 降水量
28°C 344.8mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

8月のマニラは雨季が本格化し、一年のなかでも特に雨が多い月のひとつです。

湿度が高く蒸し暑い日が続き、日中の気温も30℃を超えます。

また、台風が上陸し洪水被害が発生することも年に2〜3回ほどあります。

旅行を計画する際は最新の気象情報を確認し、万が一の事態に備えておくのが大切です。

屋内でのアクティビティも旅程に組み込んでおくとよいでしょう。

9月|雨季が続く

平均気温 降水量
28°C 274.5mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

9月のマニラは引き続き雨季のまっただなかで、湿度が高く蒸し暑い日が続きます。

日中の最高気温は30℃〜34℃程度、夜間でも25℃〜28℃程度と気温が高い状態が続きます。

9月もスコールが多く、突発的な大雨に見舞われる場合があります。

そのため、外出時には折りたたみ傘や軽量のレインコートを携帯しておきましょう。

台風シーズンでもあるため、天気予報をこまめにチェックし、旅程に影響がないか注意が必要です。

10月|雨季の終わりが見えてくる

平均気温 降水量
28°C 219.6mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

10月のマニラは長く続いた雨季の終わりが見え始め、徐々に気候が安定してくる時期です。

まだ雨が降る日はありますが、頻度や量は減り晴れ間も増えてきます。

平均的な最高気温は約31℃ほどで、湿度も少しずつ下がり始めるため比較的過ごしやすい気候と感じられるでしょう。

11月|雨季から乾季へ移行する

平均気温 降水量
28°C 169.4mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

11月のマニラは、雨季から乾季へと移り変わる過ごしやすい時期です。

降水量が大幅に減少し、晴天の日が増えてきます。

気温も平均して20℃台後半〜30℃程度と、極端な暑さは和らぎ、穏やかな気候となるでしょう。

湿度も下がり始めるため、日中の活動もしやすくなります。

11月は観光客にとっても快適なシーズンであり、街歩きや屋外アクティビティに適しています。

12月|乾季のスタート

平均気温 降水量
27°C 144.5mm

参照:「マニラ における年間の気候および平均気象

12月のマニラは本格的な乾季のスタートを迎え、天候が安定して過ごしやすい時期となります。

平均気温は20℃台後半〜30℃程度で、湿度が低いためカラッとした陽気です。

日中は日差しが心地よく、観光や街歩きに最適なシーズンといえるでしょう。

雨の心配はほとんどありません。朝晩は日中との気温差で少し涼しく感じる場合もあるため、薄手の長袖や羽織るものがあると便利です。

クリスマスシーズンと重なり、街は華やかな装飾で彩られます。

おすすめの服装と持ち物

マニラは年間を通して温暖な気候のため、日本の夏服のような通気性のよい軽装で過ごせます。

ここでは、さらに詳しくおすすめの服装と持ち物をまとめました。

時期 服装や持ち物
通年 ・Tシャツ
・ショートパンツ
・ワンピース
乾季(11月〜4月) ・薄手のカーディガン、パーカー
雨季(5月〜10月) ・折り畳み傘
・軽量のレインコート
・撥水性のある上着
・速乾性のある素材の服
・替えの靴下

雨季(5月〜10月)に旅行する場合は、急なスコールに備えて折り畳み傘や軽量のレインコート、撥水性の上着があると安心です。

一方、乾季(11月〜4月)は比較的過ごしやすいですが、朝晩や冷房の効いた屋内では肌寒く感じることもあります。

そのため、薄手のカーディガンやパーカー、ストールなど、羽織れるものを持っていくと重宝します。

旅行費用について

マニラ旅行にかかる費用は、時期やホテルのグレード、過ごし方によって大きく変わります。

航空券

マニラへの航空券費用は、出発時期や航空会社によって異なります。

安い時期は、日本のゴールデンウィーク・夏休み・年末年始のような大型連休を除く期間です。

この時期であれば、燃油サーチャージや諸税込みで5万円〜10万円ほどが相場となります。

一方、大型連休は旅行需要が高まるため航空券の価格も上昇し、燃油サーチャージや諸税込みで10万円〜20万円以上になることもあります。

早めに予約する・平日の出発便を選ぶなどの工夫で、多少費用を抑えられます。

ホテル

マニラ旅行のホテル費用は、立地や設備、ホテルのグレードによって幅広いのが特徴です。

リーズナブルなホテルやゲストハウスであれば、1泊7,000円〜2万円前後で見つかることがあります。

スタンダードクラスのホテルになると、1泊7,000円〜2万5,000円前後が相場です。

観光に便利な立地にあったり、基本的な設備やサービスが整っていたりする場合が多いでしょう。

高級リゾートホテルや5つ星クラスのホテルでは、1泊3万円〜10万円前後、あるいはそれ以上の価格帯になります。

交通費

観光客がマニラで移動する場合、最も利用しやすく便利なのはタクシーです。

タクシーの初乗り料金は、一般的なタクシーで約40フィリピン・ペソ(約100円)、以降300メートルごとに約3.5フィリピン・ペソ(約9円)が加算されるのが目安です。

ただし、メーターを使用しないタクシーや、不当な料金を請求するケースもあるため注意しましょう。

食費

フィリピンの物価は、日本より安い傾向にあります。

特に食費に関しては、ローカルな食事を選べばかなり費用を抑えることが可能です。

例えば、ファストフードチェーンでのランチや、フードコートなどで食事をする場合、一食あたり約170フィリピン・ペソ(約440円)程度から楽しめます。

観光客向けのレストランでは、日本と同程度か少し安いくらいの価格設定になっている場合もあります。

上手に選べば、食費を抑えつつおいしいフィリピン料理を堪能できるでしょう。

海外旅行保険

海外旅行中の万が一の事態に備えて、海外旅行保険への加入は重要です。

3泊4日のマニラ旅行で加入する場合の保険料の相場は、一般的に1,300円〜3,000円ほどです。

クレジットカードに海外旅行保険が付帯している場合もありますが、補償内容や適用条件(自動付帯か利用付帯かなど)を事前にしっかり確認しておくのが大切です。

出発当日に空港の保険会社カウンターで加入することもできますが、事前に比較する時間がないため、できるだけ出発前に手続きを済ませておくのをおすすめします。

まとめ

マニラ旅行を楽しむためには、気候を理解して旅行の計画を立てることが大切です。

記事のポイントをまとめます。

・マニラは雨季(5月〜10月)と乾季(11月〜4月)がある
・乾季、特に1月〜4月は晴天が多く過ごしやすいため、観光のベストシーズン
・雨季はスコールや台風の影響を受ける可能性があるため、屋内アクティビティも考慮する
・服装は雨具や冷房対策の羽織ものがあると便利
・旅行費用は時期やプランによって変動するが、物価は日本と比べると安い

乾季の快適な気候のなかで歴史散策やイベントを満喫するのも、雨季ならではの雰囲気で過ごすのも、それぞれ魅力があります。

月別の気候情報や費用の目安を参考に、自身の好みや目的に合わせて最適な時期を選んでみてください。

事前の準備をしっかりおこなえば、マニラの魅力を存分に味わえます。

ぜひこの記事を参考に、素敵なマニラ旅行を計画してくださいね。

nativecamp.net

nativecamp.net

nativecamp.net