今回特集していくのは「大学生におすすめの留学」についてです!まずは大学生が利用するといいと言われる留学制度の種類や、留学を行うタイミングについて紹介していきます。さらに、大学在学中に留学をすることで得られるメリットと、注意しなければいけないデメリットについても解説した上で、大学生におすすめの留学先を紹介していきます。
これから大学入学を目指す高校生にも、現在大学に在学中の学生さんたちにも、有益な情報となっているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
大学生留学の種類
大学に在学中に可能である留学の方法は、実は6通りほどあります。これからそれぞれの留学方法の特徴を詳しく見ていきましょう。
方法その① 長期休みを利用した短期留学
大学生が挑戦できる最も手軽な留学として挙げられるのが、春休み、夏休みなどの長期休みを利用した短期留学です。最短1週間から参加できるプログラムが多く、語学留学というよりはスポーツや現地の文化、アクティビティを体験したりする異文化プログラムであることが多いです。長期留学をする前に一度海外生活を体験しておくために短期留学を経験する方もいます。
メリットとしては、海外の文化や歴史、社会に触れながらリゾート気分で気軽に留学できるという点です。短期間であるため費用の面でも安く、気軽に参加できるのも良い点です。また、日本の大学を休学する必要もないです。
デメリットとしては、英語力をしっかり伸ばしたい人や学びたい分野がある人には短期間すぎて向いていません。あくまで現地の文化や生活を体験してみたいという方向けの留学です。「お試し留学」として長期留学前に経験される方も多いので、本気で留学をしにきているような学生と出会うのは難しいかもしれません。
語学留学
海外の語学学校に通学しながら、現地の言葉を向上させるために通学をする留学のことを「語学留学」と言います。主に、現地の大学の附属の語学学校に通うことが多いですが、語学学校単体で施設がある場合もあります。
今後、現地の学部に留学したい!現地の大学院に進学したい!と考えている人は語学学校に通い、大学や大学院の授業や研究に問題なくついて行けるようになることができます。
留学の目的が語学力の向上である人にはもってこいの方法です。留学期間は数ヶ月程度から1年以上までと様々。語学力が上がるので、留学後のキャリアの目標や進路の選択肢の幅が大きく広がる点がメリットとして挙げられます。
デメリットとしては、日本の大学を最低でも3ヶ月以上は休学する必要がある点です。在学中の大学によっては、提携先の海外の大学に留学をするのであれば休学手続きをしなくても海外の学校で得た単位をそのまま日本の大学に変換することもできますので、しっかり下調べをしましょう。
また、世界に出ると「英語を話せること」=「当たり前のこと」という構図ができています。現在では英語力にプラスしてその他のスキルもあることで世界で活躍できる人材として認められるということを意識しておく必要があります。
カレッジ・大学学部留学
カレッジ・大学学部留学とは、日本の大学を一年休学して海外の大学に進学してその大学のカリキュラムに沿って学位を取得する留学です。語学学校留学では、現地の言葉を学ぶことだけが目的ですが、この留学は専門的な学位の取得を目指します。
メリットとしては、語学留学と違い、英語を使って自分の興味のある分野や学問を学ぶことができる点です。また、学位を取得できる点も大きいでしょう。就職活動をする際にも圧倒的なアピールポイントとなるでしょう。
デメリットとしては、海外のカレッジや大学学部に留学をするということは、それ相当の英語力が必要であるという点です。IELTSやTOEFLの指定されたスコアを取っていないと出願ができません。
また、学部留学はかなり高額な費用が必要になる点も、デメリットの一つと言えるでしょう。例えば留学費用が高額で有名なアメリカは、学部の兆候が安くても年間約450万円以上は必要だと言われます。
インターンシップ留学
二つ目に紹介するのは「インターンシップ留学」という方法です。インターンシップ留学とは、海外の企業でインターン生として働くことを目的とした留学です。ビジネスの面で実践的な語学力を向上できるだけでなく、その国の仕事に対する価値観や考え方を学ぶことができます。
大学の卒業が近づいて、日本での就職活動を行う前に「就活に活かせる経験をしたい!」という学生が行う留学として注目を集めています。
メリットとしては、やはり就職活動の時に圧倒的に有利になる点でしょう。実際の企業で働いた経験は社会に出る前のビジネス経験となるため海外就職への道も夢ではありません。
デメリットを挙げるとするならば、そもそもインターンシップ留学への参加には書類選考や採用試験に受かることが条件であることがあります。留学に参加する前にすでにある程度の語学力や社会的スキルがある方が有利でしょう。
ボランティア留学
三つ目に紹介するのは「ボランティア留学」です。海外にあるNPO団体による国際協力の現場へ行き、メンバーと一緒にボランティア活動をします。国によってボランティア内容は異なりますが、教育、貧困や環境問題、動物保護活動などをおこなっていることが多いです。
ボランティア留学のメリットは、場合によっては英語力による制約がないこと、社会貢献になることで就職活動時の履歴書にボランティア経験を書くことができること、などが挙げられます。
また、語学留学や学部留学など自分自身の成長のための留学ではなく、困っている誰かのための留学という点で、人間としての成長も見込まれます。普通の留学では経験できないような支援活動ができるのが大きなメリットでしょう。
デメリットとしては、報酬のない無償ボランティアであるにも関わらず、実際は滞在費用などを支払う必要がある点です。金銭的に余裕のある方しか参加が難しい留学方法ではあるでしょう。
また、英語が流暢でない場合は、現地で足手纏いになってしまうケースも多く報告されているようです。その場合、日本人で英語が話せないボランティアの多くが発展途上国への派遣となります。
ワーキングホリデー
巷でよく聞く「ワーキングホリデー」という方法は、ワーキングホリデー協定を結んだ国に1〜2年まで滞在することができる制度を利用した留学のことです。18〜30歳の日本国民であれば、誰でもワーキングホリデービザを取得する権利があります。
ワーキングホリデーを行う人の多くは一度社会人生活を送ったことのある人ですが、まれに大学生での参加者もいます。ただし、一度職務経験がある人の方が現地で働く際に即戦力となるようです。
メリットとして、留学先でアルバイト、就労をすることができる点でしょう。稼いだお金で滞在費用を賄えたり、貯めたお金で現地を旅行することがとても楽しいそうです。
デメリットとして、そもそも働く際に使える英語力がないとファームや日本食レストランなど英語を一切使わない職場になってしまう可能性があることが挙げられます。
また、ビザは1カ国に対して一度しか取得できないので安易に利用すると将来の永住権を考えたときの取得率が下がってしまいます。英語力がないせいで現地で仕事が見つからず、フリーターやニートになってしまうことも懸念されます。
参考資料:大学生が留学に行く方法はたったの6通りしかない!? | ココア留学
https://55a.info/contents/study-abroad/university/6ways.html
大学生の長期留学のタイミング
ここまで、大学生が活用できる留学方法を6つ紹介してきました。これらを踏まえて、大学生の長期留学のタイミングと短期留学のタイミングについてお伝えしたいと思います。
まずは長期留学をする場合のタイミングについてです。長期留学とは一般的に、半年〜1年以上の留学を指します。ズバリ、大学生の長期留学におすすめの時期は、大学2年生〜3年生にかけてです。その理由としてまず一つ目に、就活や休学への影響を最小限に抑えられる点が挙げられます。
特に大学2年生であれば就活までまだ時間が十分あるため、留学中や留学後の成長を遂げた自分として将来の道を考えることができます。2〜3年生の間に帰国すれば、就活が始まる前に帰ってこられるのも安心です。
大学生の短期留学のタイミング
短期留学は一般的に、数週間から1〜2ヶ月ほどの非常に短いものとなっています。ですので、大学在学中には学年を問わずいつでもおすすめできます。特に、長期休みを利用すれば授業を休む必要もありません。
短期間の留学であっても、自分で定めた目標があり、それを達成するための留学とすれば自分の将来やキャリアにもきっと有効につながります。ただし、短期留学の場合は履歴書やエントリーシートの学歴欄には書くことができません。自己PRや学生時代に取り組んだことなどの欄に書くことは可能になります。
参考資料:大学生の留学はいつ行くべき?おすすめのタイミングから期間まで一挙解説 | スクールウィズ - 英語力UPの留学エージェント -
https://schoolwith.me/columns/33648
大学生で留学するメリット
以上、さまざまな大学在学中の留学制度について見てきましたが、大学中に留学するメリットは、留学に出発する時期によっても異なります。
1年生
1年生の場合、長期留学をいつ出発しようか検討しにくいところがデメリットです。また、日本の大学入学後直後に準備を始める必要もあります。まだ日本の大学生活に慣れていない中で留学準備を進めるのは結構大変です。
さらに、長期の交換留学の場合は1年生の募集を受け付けていない場合もあります。ですので1年生のうちに留学を検討している場合は短期留学をおすすめします。
2年生
2年生からは、大学の制度的にも長期留学に参加することも可能になります。1年生のうちにTOEFLやIELTSなどのスコアを取っておけば、2年生での長期留学をスムーズに実現できるでしょう。多くの大学では2年生終了までに一定の科目の履修が義務付けられています。これをクリアしていないと留学に申し込めないため注意しましょう。
3年生
自分の就職先や将来やりたいことを現実的に捉え始められるのがこの時期ではないでしょうか。そんな時に長期留学に行くのも、自分の視野を広げるためにもおすすめです。3年生の早い時期に長期留学を開始すれば、就活にも間に合います。帰国後すぐに始まる就活に取り組み始めら得るよう、留学中にもそのことを念頭に置いて生活するといいでしょう。
4年生
4年生から長期留学をする場合は、卒業の時期をずらす必要があります。帰国後は一つ下の学年の子達と一緒に就活をすることになります。しかし、それでも留学を経験することは大きな価値となるので自分なりの目的があって留学をしたい方はぜひ、実現していきましょう。
参考資料:大学生の留学はいつ行くべき?おすすめのタイミングから期間まで一挙解説 | スクールウィズ - 英語力UPの留学エージェント -
https://schoolwith.me/columns/33648
大学生で留学するデメリット
留学することによるメリットはとても多く聞く機会がありますが、あるのでしょうか?大学生で留学を経験した場合に起こりうるデメリットを確認しておきましょう。
思ったよりも語学力が伸びない
語学留学を選択した人からたまに聞くのが「自分が思っていたよりも英語力がつかなかった」です。費用も高く、ストレスフルな海外生活を過ごした後でも予想したレベルの英語力はつかなかったという声です。
語学留学を検討している方へ知っておいてほしいことがあります。それは、語学留学中に英語力が完璧になるわけではないということです。むしろ、語学留学からの帰国後にどれだけ留学先で吸収したことを勉強し続け定着し続けられるかが問題になってきます。
帰国後に英語の勉強の習慣をとめてしまっては、せっかく語学留学をした意味がありません。日々、少しずつでもいいので必ず英語に触れる時間を作り続けましょう。
日本の大学と比べて授業が難しく、課題が多い
これは海外留学を経験した人にとっては有名な話です。日本の大学は入学するのが難しいけれど、卒業するのは比較的簡単。海外の大学はその逆です。正規留学や学部留学をした場合、そのギャップに悩む人は多いです。
日々の予習、授業の難易度、復習、課題、テストと勉強づけの生活に日本人留学生はストレスを抱えることも。しかしそれでも「留学をして後悔した」なんていう声はほとんど聞きません。
人生でそんなに勉強できる機会はそう多くありません。せっかくの海外留学という素晴らしい機会ですから、自分1人で抱え込まずに周りの友達や先生、教授、カウンセラー、ホストファミリーなどにヘルプを求めつつ留学生活を乗り越えましょう。
参考資料:留学のデメリットをメリットに!留学前に読んでほしいデメリット克服法 | 留学、海外留学なら留学ワールド
https://deow.jp/overcome
大学生の留学にかかる費用
大学での留学は、短期留学七日長期留学なのか、行き先はどこなのか、どのような滞在方法を選ぶかなどによってかかってくる費用は大きく異なります。以下では短期留学(長期休みを利用)、ワーキングホリデー、休学・交換・認定留学(半年)、大学学部進学(1年)の四つの方法別にかかる費用だ概算して見ました。
短期留学(長期休みを利用)
費用:約5万〜30万円
(ボランティアやホームステイのみの目的であれば学費はなし。学校に通う場合は授業料と合わせて10~30万円前後に。)
ワーキングホリデー
費用:約100万〜140万円
(海外での就労・アルバイトが可能な長期ビザ。現地の収入額によって法期間の費用が抑えられることも。)
休学・交換・認定留学 (半年)
費用:約120万〜300万円
(語学留学、大学での単位取得、インターンシップなど目的によって費用が異なる。)
大学学部進学 (1年)
費用:約200〜500万円
(進学する国や学部により学費は異なる。語学学校や進学準備コースに通う場合はさらに費用がかかる。)
大学生の留学でおすすめの国
最後に、大学在学中におすすめの留学先をご紹介します。これから留学先の国と地域を決めるという方はぜひ参考にして見てください。
アメリカ
短期〜長期のさまざまなタイプの留学に対応している学校が多いです。また、ビジネス、ダンス、アートなど専門的に学びたい人に向けたプログラムが多くの学校にあり、自分の好きなことを極めたい人にぴったりです。
オーストラリア
費用が高くつくのがネックで海外進学を諦めている方には、オセアニアにあるオーストラリアがおすすめです。アメリカよりも費用が低くすみ、ビザの申請も簡単です。そのためワーキングホリデー先としてもとても人気があります。
最低時給が高水準であり、現地での収入も見込めるので早く仕事が見つかればどんどん稼いで自由な生活を謳歌できるかもしれません。
フィリピン
近年、フィリピンへの語学留学がとても人気です。その理由として、英語の先生とのマンツーマンレッスンが可能という点が挙げられます。短期間でも英語力の上達が見込めます。また、物価が安いため留学費用に困っている学生さんにもおすすめ
参考資料:大学生の留学は休学しなくてもできる!メリットや費用、奨学金、おすすめの国などをご紹介 | 留学くらべーる
https://ryugaku.kuraveil.jp/ages/college-student#part-90f83829b3ee1c1e
まとめ
このコラムではここまで、大学生にとっておすすめの留学方法を6つほど紹介し、それぞれの留学の特徴や向いている人を解説しました。
さらに、大学で留学するメリットを、出発時期ごとに比較してお伝えしたのと同時に、知っておくべき大学留学のデメリットについてもお伝えしました。さまざまな面を考慮した上で、最高な留学を実現できるといいですね。
出身地は静岡県の下田市です。実家の目の前にはエメラルドグリーンのビーチがひろがっています。小さい頃からスキンダイビングやボディーボードをして育ちました! フェリス女学院大学の英文科在学中にニュージーランドへ留学。そこで国際教育の重要さに気づき、横浜国立大学大学院教育学研究科へ進学。小学生の外国語教育の研究に携わる傍ら、アメリカからの留学生のチューター業務も経験。 修士課程修了後は、都内のインターナショナルプリスクールで5歳児クラスの担任を経験。外国人と日本人バイリンガルの2人体制でこどもたちと英語で探究学習を行う。日本語の授業も担当し、母語の大切さも伝えた。 現在は前職を退職し、英語を教えるだけでなく、国際交流•異文化交流の大切さをそだてるニュータイプのオンライン英会話をネイティブ講師とともに小学生に教えている。 ④ 趣味は洋楽をギターやピアノでカバーすること、ビーチでヨガ、サイクリング、ピアノ耳コピ、ダンス、犬と散歩。 夢は、英語をツールにして音楽やダンスや絵、スポーツなどの自分の得意なことを使って自分自身について表現し、世界の人と交流することを楽しいと思ってくれる子供達が増えるような「先生」そして「表現者」になること。 そしてもう一度大好きなニュージーランドにステキな家族、友人達と長期ステイすること!
I took a Bachelor of Science degree in Mathematics where my problem-solving and critical-thinking skills were honed. I have worked as a trainer in a government office, which has helped me to develop my communication and intrapersonal skills. My hobbies are reading, listening to music, and cooking. After joining NativeCamp, I acquired 2 years of teaching experience. Currently, I am involved in content production in the Editing Department.